「ロッキー抜きは、やはり弱いか…」クリード 過去の逆襲 snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
ロッキー抜きは、やはり弱いか…
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今回はロッキー抜きとは聞いていたものの、セリフの中にすら出てこないのには違和感を感じずにはいられない。
何かロッキーとクリードの話は無かった事にされたような感じにはちょっと寂しくなってしまった。
ただ、今回主演のマイケルBジョーダンは監督もやっていたわけで、ロッキー抜きでどこまでクリードを独立したものとして存在感を出せるか挑戦したかったのかもしれない。
前2作のドラマ性は残しつつも試合のシーンでのスローモーションを多用した漫画的な描写は監督のこだわりと思われ、とくにクライマックスでの試合シーンの独特の世界観は今まで見たことのない魅せ方で興味深いものとなっていた。
クリードの対戦相手になるデイム演じるジョナサンメジャースは、MCUで主要ヴィランとして起用されている俳優だが、本作では圧倒的な存在感を見せ見応えあった。
他にもロッキーシリーズお約束のトレーニングシーン等はクリードシリーズにも継承され、やはり観ていて元気が出る。
と、それなりに良かったポイントもあったが、全体としては配信でも良かったかなという印象。自分は通常の字幕版で鑑賞したが、ひょっとしたら試合のシーンとかはIMAXで観た方が良かったのかもしれないとも思った。
それだけドラマよりも試合のビジュアルが印象に残ったとも言えるかもしれない。
やはり俳優が監督をやるのは難しいか、他の監督ならもう少しドラマに深みが出たようにも思えるが、そう考えるとやはりスタローンって凄かったんだなと痛感した。
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