死を告げる女のレビュー・感想・評価
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そういう事なんねえ
セラのお母さんの過干渉にイライラ。娘とはいえもういい大人なんだから、仕事のことから夫婦のことから何故いちいち口を挟む?少しうんざりしている様子のセラだけど、母親の言うことを聞いて、その通りにしている。この母娘の関係が理解できない。
しかし、映画の中の母娘のやりとりは本当は無く、すでに母親は死んでいた事が後からわかる。母の過去やむすめとの心中未遂も。
生放送5分前にかかってきた殺されるという電話、まずここでなぜ警察に連絡しない?一度帰宅した後思い直して1人で行ったけど、1人では普通行かないよね。と違和感のあるところもあるが、母親や心療内科の先生など怪しい雰囲気を出しながら、実は二重人格というラスト。なかなか面白かった。
韓国の法律はよく知らないが、精神的疾患がある事でセラの罪は問われなくて、夫と仲直りして母親になるのだろうか?
サスペンス系の映画なんだけど、ホラー要素が多目な韓国映画。 本年度ベスト。
ホラー系の映画が苦手なのでスクリーンを薄目で観るシーンが多目(笑)
女性ニュースキャスターのセラがメイン。
ある事情で旦那とは暮らさず母親と二人で生活する展開。
母親がセラのニュース番組の喋りにダメ出しするシーンが怪しい(笑)
ある理由で精神科医のイノと接触。イノも怪しい(笑)
後半でセラの母親の過去が明かされるシーンに驚き。
そしてセラの行動にも驚き。
訳が解らないシーンが多目なんだけど引き込まれた感じ。
本年度の締めくくりの作品としては少し残念でした( ´∀`)
疑わしきはタコ殴り
通報のあった事件に迫るのかと思ったら、それはキッカケ(というかヒント)に過ぎませんでした。
真相については『解離性同一性障害』という単語が出た時点でクッキリ。
それでも引っ張るから、もう一捻りあるかと思いましたが。。
分かった時点で「そういえば!」と気付く違和感を上手く仕込んでくれていれば評価は変わった。
自分が気付かなかっただけかもだけど、後出しに感じます。
また、嫁に「そいつはストーカー」と言われただけでタコ殴りにする旦那は如何なものか。
しかし、自己防衛どころかストレスを与えてくる相手が『二重人格』として発現するものだろうか。
セラは承認欲求や植え付けられた意識はあるにしても、母の人格をトレースしてるようにすら見えたし。
演技のみならず、音や光の使い方も上手かっただけに、今一歩決め手に欠けた作品でした。
意外な…
最近母がしんどい系の作品増えている。チタン、あのこと、ウヨンウ、セイントフランシス、ハッチング―孵化―、同じ下着を着るふたりの女etc…
この話もこの系譜に入る。
韓国で「母親になって後悔してる」というタイトルの本が出たのも今年。このような形で母性神話に中指立てられるようになったのもすごい進歩。
エンタメで昇華できるようになったのも大きな変化。
ゆがんでるなー。
ネタとしては珍しくないかもしれないけれど、誰もが怪しい設定でラストまで誰がどうなってる?と思わせながら見ることができた。韓国映画らしく良くお話が練れてるなー、と今作も痛感。オープニングの親子が殺されたのか、これに触発されて事が進みだしたのか…はっきりさせてほしかったかな。
映像トリック
単純な事件のハズがいつの間にか…みたいな。
韓国映画はホントにいいアイディア、着眼点を持っている。(今回はちょっと現実的ではなかったが)
日本も見習って欲しいところ。
読めそうで読めないハングル(-_-;)・・・
原題はTHE ANCHOR。いわゆるニュースキャスターのこと。タイトルそれでよくないか?
変な邦題のせいでタイトルと内容が逆転してしまっている。
気になるところが多いがなんとなくごまかされた感じ
ホラーテイストのサスペンスって観ていて戸惑うことがある。本作では、序盤の遺体を発見するまでの展開に少々違和感があった。なんでそんなところに行くのよ?とか一人で行く?とか気になってしまう。それでホラーっぽい恐怖を演出されても、ホラーじゃないしなーなんて冷めた目で観てしまうことになる。
それでも後半の展開はなかなか面白かったし、決着のつけかたも悪くない。ただ、なんとなくハーピーエンドっぽい終わり方だけど、いろいろと問題は残るんだよな。いや、そんなことはあまり気にしないほうがいいのかもしれない。
ちなみに現代はアンカー、日本で言うところのキャスター。こっちの方がちゃんとしたタイトルなのに、変にホラーテイストな邦題にしてしまうのも問題だよな。
とりあえず通報しようか
本番直前に脅されてる旨を訴えかけてくる女性の電話を受けたTVキャスターが、その女性宅を訪れて巻き起こる話。
放送終了後自宅に戻ったものの、女性宅を訪ねると女性は首を吊り子供は浴槽に浮かび…その事件を追っていくストーリーだと思ったら、警察は自殺って!?
序盤から母親の口ぶりから関係者か元?という感じがあったりして、なかなか上手く振ってはいるけれど、障害はわかるものの1人でそれは無理がある。
自分の好きじゃない夢オチに近い感じもちょっとね。
地下室でそれをみつけてネタが解ってからの流れも何だかチンタラテンポが悪いし、エピローグもタラタラ。
で、4週間前ってストーリー上のどのタイミング?
サスペンスよりも主人公のメンタルにシフトしちゃってるけれど、自分には感情移入出来ずハマらなかった。
恐ろしい子…
いつも思うのだけど、韓国映画はちょっとしたアイディアから始まって意外な展開のあげく、社会的な課題も含めた王道へ着地してゆけるのは何故なんだろう?
日本映画となにが違うのだろう…?課題意識が違うのかな…?
本作も、サイコホラー?→サイコサスペンス?→社会派サスペンス!と観ているうちに印象が変わってゆくし、最終的にはちょっと深イイ話を予感させる。
精神科医役のシン・ハギュンのイメージを上手く利用したりしてドラマのドライブを掛けるが、根幹には女性の社会的な抑圧やシングルマザーの境遇など、骨太なテーマを据えている。
しかし油断しちゃいけないね。韓国映画では「え、なんかそれ無くない?」と思うような違和感はたいてい伏線なのだ。恐ろしい子…
そこそこ怖いので注意。謎のヒントはたくさんあるタイプの映画です。
今年367本目(合計642本目/今月(2022年12月度)20本目)。
今日はこちらをチョイス。韓国映画です。
最初こそホラー映画の要素が強いものの、後半からは謎解きパートというような雰囲気の2層の構造を持ちます。ただこの「答え合わせ」にはかなりのヒントが序盤に混ざっているし、比較的わかりやすい(韓国は日本の隣国でもあり、いろいろ文化を推測しやすいなどもあります)という点があるかなと思います。
なお、「そこそこ怖い」映画です(映倫はなぜか一般指定扱い?)。特に血液関係の描写が該当し、PG12か下手するとR15くらっても仕方なし…というシーンがいくつかあります(明確に、直視が難しいかなと思えるシーンも1か所だけだがあり。後半)。
ヒントとして提示されるものが、ほとんど日本と同じ文化のもとにある韓国映画で作られている事情なので、その「ヒントの理解」もしやすいので、いわゆるホラー映画の体裁をとりつつも「謎解き」のスタイルも取ります。この点にこだわるのもおすすめです。
…としても、日本でいえば…、そうですね。「自分の夢をかなえるために、すること」ということがテーマあります(映画の趣旨的にいろいろ書くとネタバレになりかねないので注意)。ほか、架空のテレビ局?のようですが、「韓国ではどのようにテレビ放送をやるのか、CMはどうやっていれるか?」といった「身近だけど、実は意外と知らない」ことまで扱っているので、そういった「文化好き」な方にもおすすめです。
減点対象としては特に見出しにくいのでフルスコアにしています。
今後見られる映画館が増えるといいですね。
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(参考/減点なし/音声がきれいなのだけど…)
・ 私はシネマートで見たのですが、シネマートはミニシアターです。なので、音響はいくつかの場所に分散しておかれています。この音響は映画の趣旨から、「そこで鳴らしたほうがよいだろう」という場所で流れます。
一方でこの映画は「狭い」映画で(一部の例外除く。ネタバレ回避)、そんなに野原を走ったり何だのという「広大なソウル市内をうんぬん~」という趣旨の映画では「ない」のですが、その観点でいうと、ただ単に「後ろで音が鳴っている」「だけ」で後ろ側の音響が使われるなど、やや混乱しそうです(そこから声が流れるとは思わないので…)。
※ この点は、ミニシアター特有の論点かもしれません。
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