「単純に楽しめる」OUT プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
単純に楽しめる
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暴走族の主人公は暴力事件で入ってた少年院を出所。
しばらくは隣県の千葉の叔母夫婦の家で預かられることに。
当面はバイクも喧嘩もご法度なので、真面目にしようとしてた。
でも偶然、千葉の暴走族の副総長と知り合い、仲良くなる。
さらにそのチームのメンバー達とも仲良くなる。
そんな折にチームは極悪の半グレみたいなのと敵対する。
メンバー達は、喧嘩できない主人公を遠ざけようとする。
でもメンバーが襲われ、主人公の叔父の店も破壊された。
さらにチームと仲のいい与田祐希ちゃんまで誘拐される。
主人公は総長らと共に半グレのアジトに乗り込む。
で全員シバき、しかもうまく逃げて半グレらだけ全員逮捕。
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上述の通り内容は割とありきたりやったが、
それなりに面白かったな。
とにかく主人公を取り巻く人々が優しい。
総長も副総長も各自のやり方で、主人公のために距離を置く。
だからって2人とも殴らんでもええやんとは思うけどw
暴走族にもああいう男気のある人間がいるのは映画やからか?
あんな純粋な友情で結ばれてる暴走族なんて現実じゃ想像できん。
あと叔母夫婦も優しい。特に杉本哲太はハマり役やと思った。
ただ一つツッコみたかったのは、与田祐希ちゃんやな。
誘拐されたのをみんなが助けに来てくれたのに、
主人公だけ名指しで「助けて~」やもんな。しかも2回もw
主人公とは出会って間もなく、深い人間関係なんてまるでない。
反面、他のメンバーとは付き合いが長い。なのに何で??
答えは簡単、「主人公だから」ってことなんやろうけど。
こういうのは映画やドラマで時々見るが、何かモヤッとするんよな。
それはおれが、名指しされない側の人間として生きて来たからなのか?w
あと何か続編ありそうな終わり方してたな。