「バカだけど屑ではない」OUT ムネガワさんの映画レビュー(感想・評価)
バカだけど屑ではない
東京で暴走族の特攻隊長をしていたが捕まり少年院入りし、何とか出た日にからかって来た不良にケンカをしてしまう一般常識では考えられない短期な主人公が地元から離れて叔母夫婦に後見人になって貰い厚生しようとしてる中、千葉の四大暴走族斬人と関わって行くことに………
自分は原作を一通り読んで見た感想としては
・キャラは凄く寄せて出来が良かった、何人かは少しちょっとなと思ったがコミック原作のキャラ絵を出した後に今作の人間を出してくれたからイメージがしやすかった。
・アクションはそれぞれの戦い方をイメージさせるように考えてあって柔術指南など何人かしっかり入っているのが好印象だった。
・舞台セットもしっかりと作り込んでいた今作はアウトローなイメージが強く廃墟や廃棄物処理場など原作のイメージに近く良かった。
ただ、ちょっと原作から映画にするのに変えすぎかなと思ってしまった所がいくつか目に入ってしまう。
・今井哲二が原作より活躍している!そして、結構強い、でも、主人公との絡みやらのシーンが省かれて原作よりも主人公、要組の感じがメンバー感が弱くなってる気がした。
・皆川千紘が出過ぎな気がした彼女は今後の展開上のキーキャラなので人質とかの安易な使い方は違和感に感じた。
・代表戦ではなく殴り込み形式になったからなのか主人公のダーク性?丹沢や下原兄弟、その後にあるダークな部分に繋がる要素を消してしまい今作のいい所が無くなったような気がした。
終わり方的には続編がありそうな雰囲気だけどコレは興行収入によるかもしれないが、今後の6代目の話しではまた弄る必要性が出そうでどうなんだろうとは感じましたが、原作を知らなければ充分に見れる作品だったと思います。
あと、個人的なお気に入りがタチの悪い客役の監督の相方が丹沢にボコボコにされるシーンは笑ってしまいました(笑)