ハロウィン THE ENDのレビュー・感想・評価
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ついに終わり?
今シリーズのテーマは、マイケルの恐怖は伝播する、恐怖が増すごとにマイケルは力をつけるだと思われるが、今作はそれの集大成。しかし、マイケルの出番も少なく、弱くなってて肩透かし。その代わり、マイケルの意思を継いだというか、闇に当てられた人が代理でマスクをかぶって暴れます。そう、パワーの源はマスクに吸い込まれているのだ!なんでやねん。
とにかく、マイケル弱くなって拍子抜け。ヘイトを溜めた被害者が殺されるのは、不謹慎だけど少し胸がすいたな。マスクが残されてるので二代目が登場するかも?(たぶんない)
余談。とあるゲームが好きな人からすると、あのシーンで、「真っ向勝負」決まったあ!と思ったはず笑
ブルースウィルスに似ている笑
一回書いたのに間違って消してしまった!
もう描く気が起こらないので簡単に描くけど、
なんかスプラッターをやめて物語を作り込もうとして失敗してた。
終盤になるまで殺人はない。コーリーにスポットを当てた意味が不明。
コーリーの背景をもっと説得力ある造り込みが必要だったな。
なぜマイケル誕生秘話、不死身の理由、正体を作り込まなかったのか?
根性なしめ!
ハロウィン終わって、日本でシャツ着て桜を見よう
第1作の正統な続編として、2018年から新3部作がスタート。その完結編。
鬼才ジョン・カーペンターが生んだホラー・アイコン。作品はホラー史に残る人気シリーズで、マイケル・マイヤーズことブギーマンも名キャラ。
しかし私はこのシリーズにほとんど思い入れなく。作品毎に見たり見てなかったり。
新3部作は一応見ているも、前作なんて記憶はうやむや。
で、前作レビューの締めの通り、興味を取り戻す事なく完結編鑑賞を迎えた。
辛うじて前作のラストの展開は覚えていた。
マイケルの恐怖からハドンフィールドの町は暴徒と混沌に。
そんな中マイケルと対したローリーは娘を殺され、決着は次回に持ち越しという不完全燃焼で終わった気がする。
そのまま繋がって話が始まるのかと思いきや、
舞台は4年後。マイケルは忽然と姿を消した。何がどーなってこーなった!?
挙げ句に開幕は全く別の事件。シッターの青年コーリーは誤って子供を死なせてしまう。過失致死で無罪となるも、本人にとってはトラウマで、周囲も邪心の目…。
そんなある日コーリーは、自分を色眼鏡で見ないローリーの孫アリソンと親しくなる。
娘を亡くし、アリソンと暮らすローリーは、回顧録を書こうとしていた…。
これ、本当に続編…? スピンオフじゃないの…?
全く別の事件から始まるし、マイケルや町で起きた惨劇については触れられるも、肝心のマイケルはずっと出てこない。
コーリーの陰気なドラマ、アリソンとコーリーの淡い恋、一見平穏な暮らしのローリーのつまらないドラマなど、序盤は退屈なシーンが延々続く。
不良連中に絡まれ、コーリーは橋から転落。一命は取り留めるものの、不気味な下水道の中に引き摺り込まれる。
そこで遭遇したのは…、マイケル! こんな所で4年も身を隠していたの…?
殺されるかと思いきや、殺されなかった。マイケルも4年間の引きこもり生活で殺しに興味が無くなった…?
否。その日からコーリーに異変。ホームレスを殺したり、心が闇に堕ちていく。
青年の暗い過去を見、マイケルは選んだのだろうか。後継者に…。
常軌を失っていき、やがてあのマスクも被ったコーリーは、ローリーに刃を向ける。
第2のブギーマンの誕生。それは己の抱える苦悩や弱さであったり、周囲の憎悪。
前作の暴徒や混沌、本作の闇堕ちなど、恐怖に呑み込まれた人の末路はこれはこれで別の恐ろしさあるが、でも多くのファンはこういうのが見たかったのかな…?
いややはり、ローリーvsマイケル。
持ち越された決着の行方。
本当にガチ勝負。
マイケルの刃でピンチになるも、にしてもジェイソン級のマイケルと互角に渡り合うローリーって…。さすがジェイミー・リー姐さん!
だけど、アリソンもマイケルの腕をへし折る剛腕…。
ローリーはマイケルの刃でマイケルにトドメを刺し、決着は付いた。
40年以上に渡るマイケルとの因縁に終止符。
それはハドンフィールドの町にとっても。
長らくマイケルの恐怖に苦しめられてきた。
最後は町総出でマイケルを葬る。粉砕機にマイケルの死体を…。
恐怖と苦しみからの解放とは言え、やる事結構えげつねぇ…。
これにて完結。決着も大団円も迎えるも、何かパッとしない終わり方。
唯一面白かったのはウィル・パットンの珍妙な日本語かな。
新3部作として最初は幸先良くスタートするも、興行批評共にどんどん下降。気付けば旧シリーズや単発作と代わり映えせず。
『ハロウィン』という人気シリーズの決定打として、本当にこれで良かったのかな…? ファンは満足なんだろうけど。
って言うか、これで本当に“END”なのかな…? いずれ幾らでも再々リブートとして復活しそうだけど。
昨今のホラー映画のリブートや新シリーズのあるある。
最初は良くても、徐々に尻すぼみ。
本シリーズはその典型。『スクリーム』もそうなっていくのかな…?
デヴィッド・ゴードン・グリーン監督は次に『エクソシスト』の3部作リブートを手掛けるが、同じ末路になっちゃうのかな…?
嫌いじゃないけどこれで終わりか...
ちょっとあっけない終わり方だなって感じでした。
ローリーとマイケルの戦いが終わったもののちょっと謎が多いなと思いました
なぜコーリーはマイケルに許されてともに人(医者)を殺したのか。
土管奥でマイケルとコーリーがマスク奪い合ってたがマイケルはあんなにすぐマスク回収されてもよかったのか。
最後アリソンはローリーのことを許したのかどうか。(個人的に許したのかなと思っています)
あのホームレスは何者だったのか。(中にマイケルがいると知っていたのも気になります)
こんな感じでちょっと個人的に疑問が多いストーリーでした。
たとえ話ですが、もしコーリーとローリーが戦ってコーリーが撃たれ、ローリーが"殺しなさい"って言った後コーリーが、ナイフを拾うのではなくマイケルのマスクを拾ってたら激アツだったなと思います。なぜならマイケルはマスクが取れた後何が何でもマスクを必要とするのであの場面で拾ってたらマイケル2代目来たか?!と思ったりしました。
しかし、なんだかんだ本物が回収に来るんですけどね笑
結果はあっさりでしたがハドンフィールドに明るい未来が見えるといいですね!
あと、DBDのマイケルのスキンにコーリー(仮面はかかし)が追加されたらうれしいです
"見事な腕折りでした!…"な映画
映画情報サイトや"ロッテントマト"など、前評判がかなり悪いので、今日の今日まで鑑賞を控えていましたが…。
いやぁ、全然面白かったんですけど!笑
いや、本当に…笑
確かに、"ハロウィン"なので、いつもの"やつ"を期待するとかなり肩透かしなのは、分かりますが…。ホラーやサスペンスとしては、十分及第点ではなかったでしょうか?…むしろ、新鮮だったし、テーマ性もあって逆に良かった。変に予定調和して行かない展開も楽しめました。コーリーという青年をもう1人の主人公に置いたのが、物語にリアリティを与えていました。
第1作から40年が経ち、マイケルもローリーもハドンフィールドの町の人々も、皆んな老境に入り、疲れた感が出ていて妙にリアルでした。その後の新たな恐怖とのコントラストも見事な描写でございました(マイケルがまるでホームレスが如く、地下?にずっと潜んでいるなんて設定、斬新過ぎて笑ってしまった!)。
一般的な評価は低いですが、怖い場面が全く無いわけではありませんので、ご心配無きよう笑
最後のマイケルとローリーとの対決は、シリーズ屈指の場面だと思いました。
"マイケル"の最後の処理…"違法"だけど(笑)、皆んな納得の出来る最期でございました…お見事!笑
「邪悪」に深みがない
第1作は観ておらず、第2作の「ハロウィンキルズ」は観ています。
ローリー・ストロードの呟く「純粋な邪悪」と「継承される」の言葉には、性悪説の運命的な迫力を感じたものの、やはりマイケル・マイヤーズには最初の殺害のキッカケがあって、更に殺りくを止められなくなった第2のトリガーもあったと想定したくなる。最初の殺人は姉殺しだったようだし、この第3作で明かされる真相があって欲しかった。
そう思う一番の理由は、真実を語ることを禁じられたような、あのマスクの表情! 見れば見るほど、物悲しげで、かつ衝動を抑えているようなマスクに、ストーリーが追いついていなかったと感じました。生きている人間を見ると殺したくなると言う力技だけでは、保たなかったと思います。
いや人間は結局、そんな生き物なんだと感じさせるだけの「純粋な邪悪」のエピソードの積み重ねもないように思えたし。
そもそも「純粋な邪悪」の存在が判っていながら、ハドンフィールドでハロウィンを例年開催する理由も、改めて解釈して欲しかったと思う。
ただし。
マイケルは悪霊ではなく、限りなく不死身に近い人間だったから、徐々に衰弱はしていたのですね。それでコリー・カニンガムに次代の邪悪を託した。湿った、全てが病んだような薄暗い地下壕で、マイケルの怨念がコリーに伝播していくこの展開は、ホラーの深まりとして悪くなかった。
END
ハロウィン THE END
前作が良作なってしまったので
前作の良かった所
・始めっから殺しまくり
・1978年の新エピソード
・オリジナルシリーズ俳優の出演
・集団心理の描写
・最後も殺しまくり
という、最後の最後まで楽しめたハロウィンでした。
今回は最終作ということで
終わり方も静か。
KILLSから四年後経っても
周囲からはヤジられるローリー。
マイケルの生霊が乗り移った青年。
とてもスピリチュアルな展開でしたね。
四年間、マイケル何してたん?アンタ。
でも最後。
前半スプラッター、クライマックスはバトル。からの儀式的な展開。
最後はローリーが書き終わる。
結。
私は「新シリーズ」が終わった、見届けた感で良かったと思います。
マイケルマイヤーズ出演10分くらい?
ハロウィンシリーズを観てから鑑賞したほうが楽しめる作品です。
ところどころに、マイケルの被害者や生存者が出てきます。物語に大きな影響があるわけでは無いので観なくても一応平気です。
ただ、ローリーという人物、ローリーの孫のことを知らないと??となるかもしれないです。
感想はう〜ん…私はマイケルマイヤーズを観たかった。
やっぱり、マイケルのそのシーンだからワクワクするのに…そのシーンが体感10分ほど。
例の事件から4年が経った話しみたいでしたが、マイケルよく大人しくしてましたね?
あんなにローリーを56したくてうずうずしてたのに?
そのマイケルが姿を消してから、ハロウィンで起きた事故で子供を56してしまった青年が代わりにブギーマン呼ばわりされます。
彼は橋下に落ちても死ななかったり、ビンを片手で握りつぶしたりと、マイケル2世の伏線がチラホラありました。
彼は橋下に落ちてマイケルに連れて行かれますが、なぜか56されてない。
何か通ずるものがあったのか?よくわからない。マイケルマイヤーズなら56すだろう。
だから彼が生きて逃げられたのにも??となったし、その後、2人協力して殺人を犯すのもよくわからない。
その彼がローリーの孫の恋人だから利用してやろう的な感じかと思いましたが、マイケルってそんな回りくどい事するか?
マイケルマイヤーズが好きな私からすれば、2世はお呼びでない。
今回のハロウィンは2世のサイコパスぶりを曝け出す映画で、最後にちょっとマイケルが出てきます。
マイケルが来たっていう恐怖感がなくて悲しいです。
にしてもマイケルの血筋だからかローリーも強すぎる。近接や力では正直マイケルに勝てないから、おばあちゃんのローリーが立ち向かえてるのも、現実的に微妙ですが、カッコいいから目をつぶりました。
また、ちょこちょこ日本の話題もあって親近感がでて嬉しかったシーンもありました。
ローリーと刑事が桜を見に行きたいと言ったりするシーンは唯一、ほっこりシーンでした。
マイケルマイヤーズを観たいって方は本命があまり出てこないので理解した上で観ればそこまで悪く無いとは思います。
私はマイケルマイヤーズの恐怖を感じれると強く妄想していたので、少しガッカリしてしまいました。
2019年のハロウィンの夜。 前年ハドンフィールドを恐怖の坩堝に陥...
2019年のハロウィンの夜。
前年ハドンフィールドを恐怖の坩堝に陥れたマイケル・マイヤーズが姿を消してから1年。
大学生のコーリー(ローハン・キャンベル)はリッチな夫妻の一人息子のベビーシッターを急遽依頼される。
面倒をみなければならない男児は悪ガキで、悪ふざけでコーリーを2階の部屋に閉じ込めてしまう。
パニックになったコーリーがドアを蹴破ったところ、ドアの外にいた男児は開いたドアの勢いで廊下を飛び越え、階下へ墜落してしまう。
またしてもハロウィンの夜に惨劇が起こったのだ・・・
といったところから始まる物語で、ローリー(ジェイミー・リー・カーティス)vsマイケル・マイヤーズの死闘を期待していると肩透かしを食らわされます。
それから3年、男児転落死は事故と認められたコーリーであったが、ハドンフィールドの町では悪人として白眼視されていた。
一方、2018年の惨劇を生き残ったローリーは転居して、事件の顛末を著作にまとめる作業を続けており、孫娘アリソン(アンディ・マティチャック)は看護師となって働いていた。
ある些細な事件がきっかけで コーリーとアリソンは親しい間柄になるのだが、加害者とサバイバーのふたりは住人からは奇異な目で見られてしまう。
そして、ある日、コーリーは偶然、マイケル・マイヤーズと遭遇し、復讐の名の下に内なる悪が目覚めてしまう・・・
と展開します。
復讐の名の下に目覚める「内なる悪」の物語はシリアスで、監督・脚本(共同)のデヴィッド・ゴードン・グリーンが元々やりたかったのはこの最終編だったのかもしれないなぁと感じました。
前作『ハロウィン KILLS』の、恐怖を通して住民たちの悪意がむき出しになったあたりにもその片鱗はありましたし、本作は前作でマイケル・マイヤーズに襲われた生き残りの住民が、惨劇の元凶をローリーだと指弾・面罵する描写は生々しくておぞましいです。
出来事にはなんらかの原因があり、悲劇であればあるほど、その原因を見つけて納得したい、その原因はこじつけでもなんでよく、こじつけの方がより原因として相応しいと感じる民衆の心理がよく描かれています。
生々しいおぞましさは最終盤にも登場し、町の浄化の名の下にローリーがとる行動は、実に生々しく、それに歓喜する住民たちの姿が、やはりおぞましさを感じました。
ということで、ブギーマンこと殺人鬼マイケル・マイヤーズのスラッシャー映画ではない『ハロウィン』最終編。
予想とは異なりましたが、意外と興味深く観ることができました。
なお、マイケル・マイヤーズは不死身の殺人鬼ではなく、生身の人間として描かれています。
また、演出的には、ややまだるっこしいかもしれません。
求)隠居生活
前作はとにかくスラッシャーなタイプのホラー映画でしたが、果たして今作はどうなるのか…?土曜日に観たのもあって座席は満席。後ろや隣がジャンプスケアのたびに驚いては揺れるので擬似4DXを楽しむ事ができました笑
前作の続きですが、リブート1作目2作目の流れをサクッと説明してくれるので初見でも一応問題はないと思います。
今作はポッと出の新キャラのコーリー君がメインに、マイケルは途中までは出番なく、途中から添えるように出てきて、終盤でようやく乗っ取っていく感じのスタイルになります。
正直、マイケルが出てこない中盤まではかなり退屈でした。コーリー君が事故で落としてしまい死んでしまった子供の事について責められ、生贄要員のガキンチョに絡まれ、手にガラスが刺さり、そこでローリーに保護されるという感じの流れで、あっと驚くこともないくらいダラダラっとしたドラマが続きます。死の香りがしないホラーはどうにもドラマが優先されてしまうせいか、そうじゃない感がずっと漂っていました。ちょいちょいあるジャンプスケアも見え見えなのでなんとも…。
アリソンとコーリーの恋愛模様も取って付けたようなものにしか見えなかったのも残念です。
中盤を過ぎた辺りでマイケルが身を潜めている場所にコーリー君が迷い込んで、マイケルさん折角のゆったりした生活を速攻で奪われ、人殺しの世界へと再び誘われるというなんとも可哀想な展開になっていきました。
ブギーマンになりたいホームレスおじさん、覚醒前のコーリー君に殺されるならブギーマンにはなれないですよ。新3部作の無印とKILLSを見直してからもう一回コーリー君に挑んでみてください。善戦できるかも。
そんなマイケルとコーリー君、まさかのタッグで殺戮を始めていくんですが、基本的にはコーリーの私怨、アリソンの悩みの種がメインで、殺しの数は全然多くないです。マイケルはそこまで乗り気じゃなさそうだったので、無理矢理連れてこられたんだろうなと思うと、なんだか同情をせざるを得ませんでした。
まずはアリソンの勤め先の上司と偉そうな同僚がイチャイチャする現場に乗り込んで、マスクを被ったコーリー君が先陣を切って雑に上司をぶっ殺し、怯えてる同僚の元にゆったり現れ、同僚をゆっくり殺すという、ナイスコンビネーション。
クソガキ共(1人は止めようよと言っていましたが、見てただけだったので同類、という判断だったんでしょうか)は、コーリー君の職場で見事に惨殺。
ギッタギタに轢き殺しに踏み潰しにと中々のオンパレード。こういうのをもう少し早く観たかったなとは思いつつも、リーダー格が本当にクソ野郎だったので、やっとスッキリしました。父親も事故で死亡。ご臨終。
誤って殺してしまった子供の親も見事にぶっ殺しますし、こればかりは完全に私怨でした。南無阿弥陀仏。
マイケルもブギーマンを批判しまくってたラジオを聴いていたので、そのDJとついでに受付をサクッと殺します。DJの殺し方は中々エグかったです。舌唇切り裂くとか全盛期ですやん。
そして最終戦はローリーの元へ。ローリーVSコーリーのバトルが始まるかと思いきや、早い段階でマスクが取られ、決意を胸にコーリー君は自殺、そして入れ替わるようにマイケルが最後の戦いへと挑みます。なんだかマイケルが挑戦者のように思えて少し胸熱でした。
キッチンでのバトル、刃物やら食器やら武器がたくさんあるので、ローリーもマイケルも共に年老いていながらも、キレのある動きを見せてくれました。最終的にはローリーの粘り勝ち。キッチンに張り付けて、マスクを剥がして、トドメを刺す。最後は人間の姿で終わってしまったマイケル。少しだけ寂しかったです。
そこで終わるのかと思いきや、この惨劇を繰り返さないためにマイケルの遺体をクラッシュするという、そこまでせんでも…とは思いつつも、この判断は物語の終わりの宣言だと思いました。人間のエゴも中々に恐ろしいものです。
過激な描写は抑えて、ハロウィン新3部作の幕をかなり綺麗に閉じれたとは思います。インパクト不足ではありますが、変に締められるよりかは、それなりの形でも終わってくれてよかったです。
作中に桜が見たいねというセリフがあるんですが、じゃあ何故日本は桜が結構散ったこの時期に公開したのだろうか…。せめて3月に公開しとけばまだ時期のズレも納得できたのに…。なんだか惜しかったです。
鑑賞日 4/15
鑑賞時間 13:50〜15:55
座席 B-21
ブギーマンが来ない
ええ、これで最終回でよかったの??
ブギーマンがこない。
怖くない。
そもそもなんでトラウマ美人がいわくつきメガネのこと急に好きになってんの??
私だったら近づきたくすらないんだけど。
過失だとしても、メガネ男子に責任あるし、シッターしてるとき汚い言葉で5歳くらいの男の子を罵ってたよね?
ていうかそもそも過失じゃなくてお前がドア吹っ飛ばして男の子を.....
無理すぎる。それで頭いっぱいになりました。笑
見どころは大音量のテーマソングと最強おばあちゃんジェイミーリーカーティスのみ。
ダークサイドものの普通の映画 になったけど、これで良いんか?
映画冒頭から、血しぶき場面に備えて、心の準備して、身構えて、いつ来るか、いつ来るか。ここは来るぞ、この暗闇から、この物陰から、飛び出して来るぞ、来る来る・・・・・来んなぁ・・・・
そうなんですよ。来ないんです。全然、来ない。まだですか?まだ来ない?いつになったら?
などとなどと。
気が付けば、早く来やがれ!
になってると言う。
まぁ、あれです。シンプルな血しぶきホラーから始まった、このシリーズ。血しぶき控えめにして、ダークサイドもので締め。って事で。
肩透かし感があるけれど、一本の劇場用映画としては、ごくごく普通のクオリティになっていて。正直、それって、期待値とはちがうんだけどなぁ。なんてことを思いました。
【”邪悪なる心の芽生えと継承と復活。そして人心の闇。”レトロスペクティブな風合も佳き、スラッシャーホラー作品。40年以上に亘り製作されて来たシリーズの掉尾を飾る作品でもある。】
ー 冒頭、コーリーという青年が臨時で子守のアルバイトをした際に、悪戯な子供に部屋に閉じ込められ、戸を蹴破った時に弾みで子供が床に落下し、死亡する。
それ以来、彼はハドンフィールドの住人達から距離を持たれたり、揶揄われたりし徐々に心を病んでいく。
一方、ローリー・ストリード(ジェイミー・リー・カーティス)は新居に引っ越し孫娘のアリソンと暮らしつつ、ブギーマンとの死闘を文章に認めていた・・。-
◆感想
・序盤のコーリーが徐々に狂気性を孕んでいく中、下水道に住むマイケル・マイヤーズ(ジェームズ・ジュード・コートニー)に引きずり込まれるシーン。
ー コーリーの首を締めあげるも、マイケル・マイヤーズはコーリーの”眼”を見て彼を開放する。今後の展開が予想できるのである。-
・コーリーは自分を揶揄う高校生のヤンキー達を最初は相手にしないが、最後は父親が経営する自動車整備工場で、キッチリと落とし前を付ける。
ー 可なり陰惨であるが、ハドンフィールドの住人達の人心の闇に対する報復である。-
・マイケル・マイヤーズも触発されたかのように、自分を揶揄する町のDJのスタジオに乗り込み、DJの腐った舌をちょん切り、過干渉なコーリーの母も殺害。
ついでに、アリソンの職場の医師と看護師を殺害。
ー ここら辺は、余り突っ込まずに鑑賞。-
■アリソンとコーリーは、ある事から知り合い徐々に距離を縮めていくが、ローリーは”コーリーの眼は、マイケル・マイヤーズの眼に似ている”と呟く。
そして、アリソンに警告するも・・。
・ラスト、マイケル・マイヤーズの顔から剥ぎ取ったマスクを被るコーリーの攻撃をローリーは躱し、コーリーは自害。
そして、壮絶なローリーとマイケル・マイヤーズの最期の対決シーンはナカナカである。
ー 凄いな、ローリーの馬鹿力・・。-
<マイケル・マイヤーズの死骸をハドンフィールド町の人達(含む警官)が、葬列の様に車で運び粉砕機に放り込むシーン。
あれは、明かにハドンフィールド町の人達が、自らの心の闇をマイケル・マイヤーズと共に葬ったシーンであろう。
今作は、私の勝手な解釈であるが、不可抗力により幼児を殺めてしまった人間(今作ではコーリー)に対するハドンフィールドの住人達の人心の闇を描く事によって、”ブギーマンはマイケル・マイヤーズだけではないのだよ・・。貴方もブギーマンになる可能性はあるんだよ。”と言っているように感じた作品である。>
全シリーズの中では綺麗な終わり方
ハロウィンシリーズは3と6のプロデューサーズカットエディション以外全て視聴しています。
その上で今作はシリーズの中で最も綺麗にまとまっていると感じました。
新登場人物が出てくる時間が長すぎて前評判が悪かったのも納得な内容ではありますが、最後で挽回してくれましたし、ハロウィンシリーズの終わり方としては良かったと思います。
KILLSのスラッシャー要素は薄まりつつも結構グロいというか痛々しいシーンもあり、映画館の音響効果もあってびっくりする場面も何度かあったのでホラー映画として申し分ありませんでした。
また、ハロウィンは最初のシリーズもそうなのですが結構ツッコミどころが満載な映画で、心の中でツッコミを入れて楽しめました笑
以下ネタバレ
コーリーのメガネ途中で壊されちゃったけど、その後裸眼でバイク乗ってたので伊達メガネだったんか?ってツッコミたくてウズウズ。
そしてまさかの新キラー登場。マイケルさん新キラーのアシスタントみたいになってたし笑
俺がマイケルになるんだよ!と言いたげなホームレスとコーリー。
悪意はマイケルだけに非ず、ということを描きたかったんだなと思いました。
水路でマスクの取り合いしてて相撲になってたのはウケました笑
マイケルさんも歳には勝てないね…
マスクを奪ったコーリーは新たなブギーマンとして街に繰り出します。まさかの主役交代。
だけどマイケルの皮を被った青年のままで終わってしまった。どうなるのかと思ったけど、最後に主役の座を取り戻してくれて安心しました🥹笑
でも、マイケルさんがナイフ拾おうとしたら抵抗したコーリー。お前まだ生きてたんか…
ローリーを疑うアリソンにイライラしちゃったけど、ローリーもすぐにナイフ抜いたら指紋つくし駄目でしょって思っちゃった私。抜かなくてもあの状況では疑われるけど。
でも最後に疑いが晴れて良かった。
あまりの出番の少なさに、マイケルさん死なないでと思ってしまったのは私だけではないはず。
個人的にはローリーを道連れにするラストでも良かったと思うけど、最後に孫娘アリソンがタイミングよく助けに入って、生き残って誤解が解けたのはベストだったかもしれない。
住人によりマイケルの最期が見届けられたのを見て、本当に終わってしまったんだなと思いました。やはり寂しい。
これはローリーVSマイケルという話だけでなく、ハドンフィールドに根ざした悪意から街や住民が解放される瞬間だと思うと感慨深かったです。
その意味ではシリーズの終わり方の一つとしてはこれもアリなんだなと思いました。
この作品はマイケル・マイヤーズという人物そのものより、彼が街や住人に与えた影響にスポットが当てられてると感じます。
コーリーがどんどん悪意に飲み込まれていく様がそう。今思うと、ベビーシッター中に過ちを犯したコーリーは21歳。あの時のマイケル・マイヤーズと同じ年齢です。普通の若者が悪意に飲み込まれてしまった。
「悪意は形(シェイプ)を変えて残る」というローリーの最後の台詞がとても印象的でした。
これまでのシリーズのようにカッコいいマイケルが見たいと思っていると拍子抜けすると思います。
でも、最初の事件から44年。彼も高齢で、不死身のように思えても人間なんだと実感させられました。
ジェイミー・リー・カーティスがローリー・ストロードとして演じるハロウィンシリーズは終わってしまいましたが、HALLOWEEN ENDSという複数形のタイトルの通り、終わり方は一つではないのです。
これまでの他のシリーズを見たり、個々人でIfの世界を空想したり、いつかまた誰かがリメイクを作ってくれるかもと期待を馳せましょう。
まぁ、これまでのシリーズがどれもイマイチだったんで、次リメイクあってもイマイチになるかもしれないけど笑
圧倒的な強さを見せてくれたマイケルが大好きでした。2から役者さんが変わってしまっていたけど、今シリーズでまた演じてくれて嬉しかったです。本当にありがとうございました。
ローリーもお疲れさまでした。傷ついた心を日本の桜を見て癒やされてほしいです。
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