幸福な結婚記念日のレビュー・感想・評価
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【結婚記念日の為に、妻の為に買い物をしに行った男が、巴里の交通渋滞に巻き込まれてしまうクスクス笑える喜劇の小品。】
■ある夫婦の結婚記念日。プレゼントやワインを買い込んだ夫(ピエール・エテックス)は、妻の用意するディナーに間に合うように、家路を急いでいた。しかし、パリの交通渋滞やさまざまな問題に巻き込まれ、一向に家にはたどりつけない。
◆感想
・変わらずの、ピエール・エテックス節が炸裂するコメディである。
・殆ど、無声映画の様な進行は、矢張り初期チャップリンの小品や、バスター・キートンへの敬愛が感じられるなあ。
<資料によると、今作はアカデミー賞最優秀短編実写映画賞受賞作だそうである。才人だなあ。>
13分間の短編作品。 パリの紳士、結婚記念日に、贈り物をいろいろ用...
13分間の短編作品。
パリの紳士、結婚記念日に、贈り物をいろいろ用意して早く帰宅しようとするものの、
街の渋滞やもめ事に次々に巻き込まれ、帰るに帰れず。
奥様が家で待ちくたびれて、しまいには飲んだくれてしまい。
笑えるものの、切ない短編でした。
この軽快なテンポ!やっぱりコレだよ!コレ!
うーん、コレはイイ。
やっぱり、この人は短編だなあ。
小気味いい洒脱なセンスが軽快にグルーヴしている。
コントのネタがベタではあるが、常にエスプリの効いたペーソスの予感があるので、ある種、軽快な音楽の節回しみたいな、心地いい調性のノリがある。
そして、モノクロの撮影が本当に素晴らしい!
最新リストア万歳!
それにしても、この頃のパリの街並み!
石畳を走ってる当時のヨーロッパ車も含めて、本当に絵になる。特にモノクロでは。
クルマ好きにも結構おすすめ。
ちなみに邦題の方は、元の原題を英語にして『ハッピー・アニバーサリー』の方が良かったかな。
ハッピーもアニバーサリーも、もう殆ど日本語だし、ハッピーという軽快な語感が(反語的な皮肉のイメージも含めて)この作品に合ってた気がする。
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