シング・フォー・ミー、ライルのレビュー・感想・評価
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ディズニーとは一味変わったファンタジー
歌の上手いワニなんてあまりにも突飛な話、人食いワニもザラにいるからジョーズに並ぶホラー映画なら納得だが獰猛な恐怖のシンボル的存在を一躍子供たちのアイドルに仕立ててミュージカルとは真逆の発想、バーナード・ウェーバーさんの原作が無かったら絶対通らない企画でしょう。ラストでは歌う蛇も出て来たから爬虫類好きなんでしょうが猫ちゃんも上手く使っていましたね。
感心したのは裁判シーンの逆転劇、どう考えても普通の家で飼うことは無理なのに、家主の祖母がNY動物園の創始者で特例として認められていたなんて凄い言い訳を思いついたものですね、納得してしまうでしょう・・。
子供向けなんでしょうがよくあるディズニーのファンタジーアニメとは一味変わっていて、おじさんでも楽しめました。
新たな繋がりを作る方法
「新たな繋がりを作る」
大人になるとそれは難しい。だからと言って、子供なら簡単な訳でもないし、クロコダイルなら簡単な訳でもない。
ラウルは人前で歌えなくなり、捨てられたクロコダイル。
誰かを襲うこともなく、捨てられたあとただ残飯を漁って1人で食べていた。少年の天井から聞こえる「僕を忘れないで」「忘れないで」と繰り返し歌う部分。その後少年と仲良くなるけど、初めて残飯パーティに新しい住人の少年を誘う。最初怯えられ拒絶された時のラウルの目とても悲しそうで、また昔上がったステージでの失敗を思い出してそういう目で、見られるのを覚えていたラウルの視線。
それでもラウルは警戒した猫を丸呑みして逃げた。そして「TOP of the World」を歌うラウル。感情を歌で表現する。そして母も父もそれぞれの形で相対していく。
しかし過去に捨てられたヘクターにまた出逢いますが、また歌えません。ヘクターといた時二回も歌えず今回で三回目。ラウルは四回目で歌う、そこからは内緒。
彼は新しい繋がりに自分も友達のために手に入れた。少年もいじめられてもめげずに友達を作ろうとするところや受け入れようとするママや学校でうまくいかない教師のパパ。隣人の気に食わない猫も仲間に。
これがご都合主義?当然どんなストーリーもハッピーエンドが1番。映画のイメージはアニーと34丁目の奇跡を出した感じだろう。
ラウルが1番すごいのは、現実を受け止めて受け入れてくれるかもしれない可能性を考える人生のあり方が自分達が学ぶべきものだろう。
歌は世界を変える!きっと彼も。
春はあけぼの~そして眠いわぁ
一杯のカフェがたまらん・・・
と言う訳で、今日も映画館へ。
本日は上映劇場を探して
「シング・フォー・ミー、ライル」字幕版を観ました。
・(気の優しい天才歌うワニ)ライル:
字幕版歌 ショーン・メンデスさん
吹替版歌 大泉洋さん
この映画、日本語吹替版しかやってない所が多く、
素の歌声を聴くには字幕上映の所に行くしかない。
決して大泉さんの歌声を否定してる訳ではありません。
二足歩行のワニが実は可愛くてかわいくて。
小さい子供の頃の彼はメッチャ キュ-ト。
誰でも家に置きたくなるだろう
大人になって大きくなって、時々4足歩行する姿は
ちょっと不気味かな。
何を食べてこんなに大きくなったのか?残飯あさりの
屋上パーティ参加はちょっと遠慮しとくね。
普通の話す会話は無く、いつも身振り手振り。
すべて歌う事で表すのみ、そこがミュ-ジカルかな。
でも舞台に出ると緊張して歌えないシャイな彼。
あと、ライルの元の飼い主でマジシャンの
ヘクター役のハビエル・バルデムさん。
よく彼を担ぎ出してあの役させたなと感じたわ。
普段メッチャ凛々しいお方なのに~。
とにかく 出だしからこの作品は展開テンポが速すぎて
歌を幾つも組み込む為?時間を作るのに
話のダラダラ感はあまり無い。
警察や動物保護局からの皆で逃亡させる場面は ”E.T.”
最後のチャンス 大舞台で初めて歌声を披露する場面は
「ブリテンズ・ゴット・タレント」番組で初めて出て
世界をアッと言わせた ”スーザン・ボイル”の様だった。
とにかく ショーンの声は優しいし
このステ-ジは非常に盛り上がったと思う。
ライルの生活描写には疑問符が多かったが、
歌の場面は さすが『ラ・ラ・ランド』の音楽スタッフが
手がけただけは有ったと思うわ。
ファンタジーミュージカル ライル。
ライオンキング、キャッツの次は ライルかも知れない。
字幕上映ありましたら
そちらの鑑賞がお薦め!
みんないい人たち
悪者っぽい人も結局は悪者すぎなかったりするのがいいところ。バビエルで締まる。
吹き替え大泉洋さんだとは思わなかった、上手かった〜すごいな。
しかし本物がショーンメンデスと知って????となりました。だったら若手の歌うまの人にするべきだったんじゃ…と思ったな。
ライルはみんなのにんきもの
これも別角度から見れば、引っ越しからの出会いの物語。
パパ、ママ、僕ジョシュのプリム・ファミリー。NYの古いアパートに越して来たんだ。
ママは本当のママじゃない。勿論今のママも好きだけど、時々ちょっと関係が…。
臆病な僕。学校でもなかなか友達が出来ない。
でも、そんな僕にもやっと友達が出来たんだ。“彼”が僕に勇気をくれた。
オ○トーさんより性格ねじ曲がってる住人の他に、このアパートにひっそり隠れ住んでいる“彼”。
ライル。
びっくりするかもしれないけど、ライルは…
ワニ!
越してきたアパートの屋根裏にワニが住んでいる! 『クロール』並みの恐怖…!
でも、さらに驚くべき事が。
このライル、どうやら人の言葉を理解し、とっても穏やか。かなりシャイな性格。
そしてライルは、話せはしないが、歌って踊れるワニだった…!
歌って踊れるアニマルたちやフラワーは知ってるけど、ワニって…。しかも、超美声。
“彼”は何者…?
全米ベストセラー児童書シリーズの実写映画化…とかじゃなくて、何やら訳ありが。
遡る事18ヶ月前。
マジシャンのヘクター。披露するマジックは何処かで見たようなものばかり。今時ハトって…。いつも借金を背負い込み、全く売れずにいた。
何か、目新しさを! 新たな“相棒”を求めて、ペットショップへ。
そこで出会ったのが、歌って踊れる小ワニのライル。
これはイケる! 練習を重ね、ライルも大きくなり、いよいよステージデビューへ!
が、いざ舞台と人前に立つと、歌えないライル。彼は、ステージ恐怖症だった…。
ステージは失敗。ヘクターはまたまた借金を背負い込む。
ライルを残し、アパートを出て行ってしまう。
一人残されたライル。ヘクターが置いてった曲の入ったカセットテープを聞きながら、帰りを待つ。
そんな時このアパートにやって来たのが…
独りぼっちのワニと臆病な少年の出会いと交流。
もう王道ハートフル・ファンタジーの用意は出来ている。
後はそれに楽しめるか否か。
児童書原作なので、確かに子供向け。ご都合主義、予定調和、ツッコミ所はキリがない。
メチャクチャ良かったってほどではないけど、子供と一緒に家族皆で見て、ほっこりするには充分魅せるものがあった。
まずは何と言っても、ライル。
仮にもワニ。さすがにリアルだったら低くけど、その見た目はリアルとデフォルメの最大限ライン。これ以上やったらリアルになっちゃうし、マスコットキャラみたいになっちゃうし、造形は結構苦労したんだろうなぁ…。“紳士クマ”のようにはいかないか。
人それぞれ意見はあるだろうが、私的にはライルがとってもキュート。
つぶらな瞳、ちょっとおっちょこちょいだけど、根っからの愛すべきライル。
一応ワニなので、最初遭遇した時は必ずパニック!
ジョシュ、ママ、パパ。いちいち3回もやるんかい!
お決まりのドタバタ劇。でもそれもライルが歌い出すと…
その歌声に皆魅了され、聞き惚れる。
話は出来ないライル。気持ちを伝える手段は、歌。
それがミュージカル映画ならではと言うより、例え相手と違って言葉が通じなくても、気持ちを伝えられるってのが素敵。
ライルとプリム・ファミリーの秘密の暮らし。
そこに、ヘクターが戻ってくる。調子良く、またまたライルで金稼ぎを目論む。悪い人…?
でも、口うるさく性格悪い住人に責められた時、マジックさながらの助け舟。本当はいい人…?
その直後、市の害獣課が入り、ライルは動物園に連れて行かれる。それを裏で手を回したのは…。お金の為。
悲しむジョシュ。そんな彼の前に、また戻ってきたヘクター。
ジョシュは許せないが、後悔して後悔して、ライルの救出に手を貸す。
メインはライルとジョシュの友情物語だが、ライルとヘクターの関係もまた。
どうしようもないダメ人間。金にしか目が無く、調子良く、やたらテンション高いウザい性格だが、ライルへの情も持ち併せ、何だか憎めない。
ハヴィエル・バルデムがファミリー向けファンタジーに出演とは意外! 本作鑑賞の理由もそこにある。
彼も歌って踊って、魅せてくれる。
ヘクターのマジックもあって、ライルの救出に成功。(つまらないヘクターのマジックだが、時々役立つ)
そのままとある劇場へ。“明日のスターは君だ!”という番組の生放送オーディション。
協力者の手引きもあって、舞台袖へ。
さあ、歌うんだ、ライル。
でも、やっぱり…。
私もどちらかと言うと人前に出る事は苦手。気持ちは分かる。
だけど、今は歌う時なんだ。
尻込みするライルに代わり、ジョシュが歌う。お世辞にも上手いとは言えず、失笑。
あの臆病だったジョシュがライルの為に人前で歌っている。
その気持ちが伝わる。
ジョシュのように勇気を出して、いざ…!
クライマックス、やはりこれが見たかったと思わせるライル(とジョシュ)の歌唱シーン。
ライルの歌唱を担当したショーン・メンデスの歌声が素晴らしい。
最後もオイオイ…ってくらい、裁判も無事解決。
ライルとジョシュ、家族との関係、さらにヘクターも。
絵に描いたようなハッピーエンド。
後味良し、それでいいんだ。だって、
ライルはみんなのにんきもの。
僕のスターは君だ!
子ワニじゃなく大人ワニ
喋れるワニかと思ったら歌えるだけだったとは。
予告編にも出てくる子ワニのころは可愛かったのに、そのパートはかなり少なかった。
そして大人になったワニと子供との触れ合いを中心に描くのだが、やはり大人のワニより子ワニのころのままで描いて欲しかった。そっちの方が親しみやすさが感じられた様に思えた。
子供とワニはかなり突拍子もない感じでの遭遇になるのだが、なんとなく友情が芽生える。その過程をもう少し丁寧に描いて欲しかった。
なのでラストの行動への布石が弱く感じられ心がほっこりする思いも生まれなかった。
Sing Sing Sing
字幕でも吹替でもどっちでも観れるなーと思い、上映回数の少ない字幕版をあえて選びました。ミュージカル映画は基本的に字幕が多いんですけどね。
シンプルなストーリーながら、歌の力とライルの躍動感が楽しく描かれていました。スタンダードなアメリカ映画ながら、成長していく過程は分かりやすかったです。
ライルの歌唱シーンは圧巻ものです。響き渡る美声に魅了されました。ヌルヌル動くライルが面白かったです。絵本よりもよりリアルになっているので、マジもんのクロコダイルが2本足で立って踊ってるのがユニークすぎました。
家族全員とライルが出会う事で、自身の抱えていた問題を解決して前に進んでいくというのはとてもポジティブで良かったです。特に父はレスリングでライルに勝利したあとに超前向きに生徒たちと向き合うという人の変わりっぷりには笑いました。マジシャンのヘクターはやはりショーのアイテムのひとつとしてライルを観ていますが、決してライルを責めることはないですし、守るところは守るし、息の合うコンビなので、この2人で大きなステージに羽ばたくシーンも観て観たかったなぁと。
騒音嫌いの隣人や、白くて綺麗なニャンコや、キレキレダンスを踊る同級生を一気に巻き込んで有名オーディション番組の舞台へと突き進み、ライルが自身の歌声を披露するシーンは胸熱でした。あの会場にいれたら心躍っただろうなと。
その後の裁判シーンは別にいらなかったかなぁ…と。変に大人びた事しないでも良いのではと。
残念というか映倫が頭おかしくなったのか、子供の運転シーンがあるだけで【PG12】指定にするのがよく分からなかったです。去年でも「でっかくなっちゃった赤い子犬」や「ゴーストバスターズ アフターライフ」も運転シーンのみで指定されましたが、教育のためというより、その指定でお客の足を遠ざけていくのはどうなのだろうと考えざるを得ませんでした。まぁライルが噛みちぎって…なPG12が観たくないかと言われると嘘にはなっちゃいますが笑
誰でも楽しめる良作でした。親子向けムービーならドラえもんにも引けを取らないと思います。夢の狭間で〜追いかけて〜♪
鑑賞日 3/27
鑑賞時間 12:00〜14:00
座席 L-10
綺麗な作品!
家族とライルが出会ったことで、みんないい方向へ進んでいく。歌とダンス、演出がいい。
ストーリーとしても、ヘクターとライルの考え方の違い、ちょいワル役の口うるさいおっさん、家族とライルの関わり方、いい具合でいいバランスでストーリーが進んでいく。くどくなくて見やすい。
少し期待しすぎていたので、自分としては普通だなぁと思ってしまったけれど、いい作品。
音楽でテンション上がり、起承転結もわかりやすい。子供とかと見るのにいい映画なのかなぁと思います。
嫌な予感しかしない予告編
絵本が元ネタらしいけれど当然未読。
先ずはこのワニのキャラクターが日本でウケるとは
思えないので私が配給会社の人間なら絶対ビデオスルー作品。
そもそもなぜ日々の生活で全然馴染みのない動物クロコダイルに
歌を歌わせようとしたのか。
しかも喋れないのに歌は歌えるなんて意味を理解していないのに
流暢な発音のカタカナ英語で洋楽を歌っているような物…
と思ったらこのワニ物凄い環境適応能力と知性の持ち主。
背中のチャックを外したら中の人が出てきそう。
しかしこのワニどこで覚えたのか夜な夜な廃棄食材(残飯)漁りに
主人公を連れ回し真夜中に自宅の屋上で残飯パーティー!
おいおい…流石にこれを楽しい行為と強要するのは子供に
悪い影響を与えるのでは?脚本に問題があるしそれを良しとして
撮影を許可した制作側の品位を疑います。
人間サイドのキャスティングもいかにも最近のハリウッドらしい
多様性重視で主人公の白人息子と父親、継母はアジア人
友人は黒人の女の子。ジェンダーレスがいたら完璧だったのに。
さて、友達ができない内向少年と動物の組み合わせとくれば
敵役は意地悪な隣人、いじめっ子、国家権力をかざす警察の
安定フォーマット。残念ながらマッドサイエンティストは不在。
例によって危険動物なので捕獲目的で追われるものの
最後は派手に決めて勝利を掴み取るいつもの感動的な展開。
一連の騒動で一番の被害者は先住者の猫飼いおじさん。
平和に暮らしていたのに夜中のどんちゃん騒ぎで大迷惑を被った
挙句に主人公一家に愛猫まで奪われてしまいます。
こんな理不尽なハッピーエンドは見た事がない!
CrocoLyle
良い意味で予告編のイメージ通りの作品でした笑😂
マジシャンの元で飼われていたライルが、次のアパートの住人の家族にも受け入れられるストーリーが良かったです。
家族や近隣住民との関係を描きながら、たまに音楽シーンがあることでリラックスも出来てバランスが良かったです😊
動物駆除業者によって動物園に拉致されてしまうのは現実的すぎる気もしました笑
ちょっと残念だったこと…
マジシャンがライルをお金稼ぎのための動物として扱っている感じだったこと。
ライルの歌声が完璧すぎた気がしたので、もう少しレベルアップする過程が欲しかったです。
吹き替え版の歌の好みが分かれそう
ミュージカル映画っぽいが
全体的に盛り上がりに欠ける
観た映画は「吹き替え版」だったので
曲が日本語翻訳だとリズムに乗り切れない感じがする
本作のストーリーは
売れないショーマンのヘクターが歌が歌えるワニ「ライル」と
コンビを組んでショービジネスを始めようとするが
ライルは観客を前にすると歌えなくて失敗してしまう
そして、ヘクターはビジネスの担保の建物をとられてしまう
ライルもひとりぼっちになったところに
その建物にプリム家族がやってくる
家族はそれぞれ新生活が始まって悩みを持っているが
それをライルが歌とミュージカル的に解決
ヘクターも帰ってきて
もう一度ライルと組もうとするが失敗
しかもワニを住宅に入れているということで
ライルが動物園につれていかれてしまう
ライルを取り戻して、劇場でライルを歌を聞かせるというラストだが
個人的に吹き替え版の日本語翻訳の歌のせいか
なんかイマイチな感じがする
ラストの歌もちょっと短い感じがしたので
ミュージカルシーンの好みで評価が変わってくるように思う
ミュージカルコメディに、掘り下げの無い成長譚はテンポが悪い。これがこの映画の全て
タイトル通り。
いやほんとにそうとしかいえない。
面白そうな映画なのに評価は低め。
さて何故だろう…、と言うわけで観てきた!
…いやね?ミュージカル映画の大前提「音楽がいいね!」というのはクリアしなければならない。
そこはいい。日本語にした途端、急にダサくなる洋楽あるあるはもうすっ飛ばしても面白かった。
が、この映画の予告を観た人が目にする「一人の少年を変える」というフレーズ。この要素が足を引っ張りまくり。
人前で歌えないライルとマジシャンの導入から、「ライルの成長を通して、少年も勇気をもらうんだろうな」という予想を立てた。当たらずも遠からずその予想は合っているんだが…、何故その要素を入れたのか。
これが「ミュージカルコメディ」全振りの展開なら普通にそれでもいいと思う。
だがこの映画は、「少年の成長を描きたい」欲望が丸出しになっていることで「純粋なミュージカルを楽しみたい気持ちと、少年がどのように変化するかのプロセスを掘り下げられているか」という思考でぐちゃぐちゃになる。
まともな成長も無く、単に歌って踊るだけの展開。
そこから急に家族が変わっていく時点で察した。
「こりゃ評価低いわ」と。
この映画のストーリーを評価すれば、まともな成長も無いのに「僕はライルのおかげで変われたんだ!」とか舐めているのかぁ!となる。
「お前等踊って歌っただけだろ?」としか言えん。
例えば、引っ込み思案の少年がもっとライルと交流していく描写を増やし、学校や家庭で見間違える程大人びた姿を見せる展開。
マジシャンの彼がライルのことを思いながらも金の為に保身に走る、何故か最低男なのに憎めないキャラがもっと際立つように、裏舞台で何をしていたのか。
そういった基礎的な面から欠落しているから、終盤の展開に深みが全く無い。
うん…ほんとに深みが無い。
ミュージカル映画だからと言って、安易な音楽踊りゴリ押しで通用すると思うなよ?
ちゃんとした映画の展開とミュージカルを混ぜるなら、せめて6:4ぐらいで描いてみない?
少年が辛いときにライルの歌が救ってくれるとかさ…もっとこうあったほうがいいと思うんですよ。
9割ストーリー無視しているのに、無理矢理本作のテーマを回顧させてくるから如何にも手に負えない。
やっぱ余計なテーマを突っ込むべきではないよ…こういうのはもっと別の形で描いたらいいと思う。
…とは言っても音楽がいいのはそりゃそうか、SONYさんだし
歌でみんなを幸せにする洋~♪
マジシャンのヘクター、客寄せ、客引きの為何かないかと入ったのはペットショップ、そこでケージの中で歌を歌うクロコダイルのライルと出会う、商売道具の一つとして使えそうとライルを連れて帰るヘクターとライルの話、後に三人家族と出会うライルのストーリー。
ステージで歌わせようと特訓するもステージだと照れからか歌えないライル、ステージ失敗でヘクターはライルを残して家を出て一人旅。
その後いなくなった家に三人家族が越してくる、新しい土地に越してきて環境に馴染めない元気のない少年ジョシュ、ライルと出会った事で明るい自分を取り戻し、ジョシュだけに限らずライルの歌で父親母親まで明るくなってくんだけど、私個人的にこの作品好きって感じ!(笑)
合間合間に入るミュージカルで観てるこちらも楽しい気持ちになれたし、ラストのステージで歌えたライルに感動した!
ライルの声優、大泉洋さんの歌声も良かった!アドリブで話しをいれたら監督さんに「うん、喋らないで!」と言われたみたい。
【”クロコダイルロック&ポップ!”少しの勇気が有れば、人生は輝くのである。ライルの皆の前に出ると緊張して歌えなくなる時の眼の表情が切ないが、ラストは爽快なる作品である。】
ー マルチプレイヤーである大泉洋さんの歌声を聞くか、ハビエル・バルデムのコミカルな姿と歌声を見るか、相当迷いつつ、字幕版を鑑賞。
あの、ハビエル・バルデム(マッシュルーム頭の異様な殺人鬼「ノー・カントリー」やMI6への復習を誓ったシルバ「007スカイフォール」のイメージが強烈。)が歌って踊る姿が見たいと思うじゃない?-
◆感想
・物語は至ってシンプルで、グレーテストではないショーマンのヘクター(ハビエル・バルデム)が古びたペットショップで見つけた歌うワニ、ライル(声:ショーン・メンデス。当然、伸びのある歌声が素晴しい。)とショーで一儲けしようとするが、ライルが緊張してしまい、大失敗。で、ヘクターは金策に出掛ける。
・3年後、大きくなったライルはヘクターと暮らしていた家の屋根裏でひっそりと暮らすが、そこにジョシュ少年と料理研究家の母と、元フットボール選手の学校の教師の父が越してくる。意地悪な隣人グランプスがイロイロといちゃもんを付けてくる中、孤独なジョシュ少年はライルと出会い、打ち解けて行く。
ー その後、両親ともライルと仲良しになる。ライルは教師の父を勇気づけ、料理研究家の母には”レシピが全てじゃないよ!”と謳い掛けるシーンが良い。-
・そこにヘクターが戻って来る。彼は、又ライルのコンビを組んでショーを開くも、ライル歌えず・・。ヘクターは姿を消し、ライルは動物園へ。
■この辺りまでは、やや凡庸。救いはライルの素晴らしき歌の数々である。
・ヘクターはジョシュの言葉により改心し、二人で動物園に忍び込みライルを連れ帰る。そして、ジョシュは仲良くなった女の子が出演する”スター誕生”に急遽参加。
そこで、ライルは漸く素晴らしき歌声を披露し、喝采を浴びるのである。
ー ラストのショーのシーンは矢張り良かったなあ。ついでに、意地悪な隣人グランプスが家でワニを飼う事に対して起こした裁判で、ヘクターが持ってきた祖母の土地の権利書で、裁判長が下した判決と、グランプスの愛猫だったロレッタがサッサとグランプスに見切りを付け、ジョシュの元に来るシーンも良い。
<”ボーイ・ミーツ・クロコダイル!”少しの勇気があれば、人生は輝くのである。
今作品鑑賞後の気分は、当然良いのである。>
つぶらな瞳の面影消えるの早っ!
予告で見たライルの大きさ(小ささ)のつもりでいたら、
開始数分で、あっちゅう間に大きくなってしもた・・・。TT
プラッチックの木を抱えて引っ越してきた、可愛い君の面影やいずこに。
いろいろ「話が早い」っす。
ライルの生い立ちなんか、当たり前のように描かれてないし、
ペットショップ(?)の主人とのやりとりも最初の会話のみ、
ジョシュとライルが仲良くなるのも、「徐々に」などなく一瞬で意気投合、
(動物好きでペット飼いたかった、というたった1つの伏線のみ)
そういえばジョシュとトゥルーディちゃんも急な接近だったし、
オカンとオトンが懐柔されるのも早かった。
でも、いいのいいの、それでいいの、って感じ。
もう、大前提が<喋れないけど歌える>(笑)なのだから。
でもって、<歌える>のインパクトで隠れてるけど、
人間語を理解できてることのほうが大きいからな!
結構早い段階で、すっかりイケズ飼い主を裏切ってコッチ側のコになってる、
高貴なCG猫のロレッタもいい味出してる。
ただ1つ不満を言えば、ライルが人前で歌えたキッカケが弱い。
客を意識しなくなるほどすごーく楽しくなる何か、とか、
ジョシュに危険が迫って助けるために思わず、、、とか、
もうちょっと決定的な何かが欲しかったかな。
あれでは、それまでのヘクターとの2回の失敗と、さほど状況違わなくないか?
(自分がまた捕まってしまう、もうジョシュと離れたくない、って理解にしとこう)
ハビエルさんの後頭部の「ハゲとるやないかー」は、
自前ですか?メイクですか?
なぜPG12なのか?と思いましたが、
ジョシュ(未成年)が無免許運転するシーンがあるから、ですって。(映倫HPより)
(ちなみに、近くが吹替ばっかだったので、遠くまで行って字幕鑑賞)
大泉洋さんの歌が良かった!!
プロローグのマジシャンとのシーンは、感性で観ろという感じで良かったです。歌のシーンも多く、大泉洋さんは専業の歌手より上手くて凄かったです。歌が凄いワニに退屈なストーリーが見合っておらず、中盤一家に馴染むシーンは中弛みに感じ、単に隣人トラブルの話で終わり残念でした。ワニの表情を読み取るだけで単調でした。登場人物は小賢しい子供、黒人少女、アジア人の継母、頼りない父親、気持ち悪い隣人等と、偏執的で不自然な設定だと感じました。思い返すと気持ち悪いです。
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