「つぶらな瞳の面影消えるの早っ!」シング・フォー・ミー、ライル 新宿キネコさんの映画レビュー(感想・評価)
つぶらな瞳の面影消えるの早っ!
予告で見たライルの大きさ(小ささ)のつもりでいたら、
開始数分で、あっちゅう間に大きくなってしもた・・・。TT
プラッチックの木を抱えて引っ越してきた、可愛い君の面影やいずこに。
いろいろ「話が早い」っす。
ライルの生い立ちなんか、当たり前のように描かれてないし、
ペットショップ(?)の主人とのやりとりも最初の会話のみ、
ジョシュとライルが仲良くなるのも、「徐々に」などなく一瞬で意気投合、
(動物好きでペット飼いたかった、というたった1つの伏線のみ)
そういえばジョシュとトゥルーディちゃんも急な接近だったし、
オカンとオトンが懐柔されるのも早かった。
でも、いいのいいの、それでいいの、って感じ。
もう、大前提が<喋れないけど歌える>(笑)なのだから。
でもって、<歌える>のインパクトで隠れてるけど、
人間語を理解できてることのほうが大きいからな!
結構早い段階で、すっかりイケズ飼い主を裏切ってコッチ側のコになってる、
高貴なCG猫のロレッタもいい味出してる。
ただ1つ不満を言えば、ライルが人前で歌えたキッカケが弱い。
客を意識しなくなるほどすごーく楽しくなる何か、とか、
ジョシュに危険が迫って助けるために思わず、、、とか、
もうちょっと決定的な何かが欲しかったかな。
あれでは、それまでのヘクターとの2回の失敗と、さほど状況違わなくないか?
(自分がまた捕まってしまう、もうジョシュと離れたくない、って理解にしとこう)
ハビエルさんの後頭部の「ハゲとるやないかー」は、
自前ですか?メイクですか?
なぜPG12なのか?と思いましたが、
ジョシュ(未成年)が無免許運転するシーンがあるから、ですって。(映倫HPより)
(ちなみに、近くが吹替ばっかだったので、遠くまで行って字幕鑑賞)