ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのレビュー・感想・評価
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たぶん3Dを楽しむ作品
ストーリーを期待しない方がいい。
ギャグもそこまで面白くなかったし、話も機転が利くわけでも努力して主人公に何か変化があるわけでもない。
子供向けの内容っていっても、もう少しどうにかなんなかったのって思う。
映像はそれなりに良くできてるし、迫力を出そうとしてる構図もあるので3Dで見るのをお勧めする。
自分は2Dで見てただぼんやり見てるしかなかった。
個人的にピーチとピノキオがウザい感じが違和感だった。
マリオじゃなければパンフレット買わなかったと思う。
知名・世界観を活用した構成、王道からマイナーを網羅したファンサ、しかも一見さんでも面白い、もう花丸満点
結論から言うと超おススメ。話の没入度が凄く、CM中はかしましかった子供(見た目6歳くらい)も始まると魅入って静かになり、ファン向けながら初心者でも全盛期ピクサー作品クラスに楽しめる、即座に家族サービスが必要で自分も楽しみたい方はぜひ劇場へ。
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・ ※以下本編レビュー
マリオほど“ご存知”が似合うゲームキャラはいないだろう、ゲーム中で浮遊ブロック・空間が捻じれた緑土管・巨大化キノコ・発火フラワー・無敵のスターが出るが、それはそういうモノと認識してる人が大多数だと思う。そうした“認知度”というポテンシャルを活かし、本編は説明パートを極力省き、全編を通してキャラとマリオワールドをたっぷり魅せるのに注力している。キノコ王国やクッパ城、ドンキーコングの国など多様なテイストかつ色彩鮮やかに描き、ゲームから実写に至るマリオ関連のネタをストーリー随所に上手く取り入れ、キャラクターはまんまゲーム同様のアクションしていて何もかもがハイクオリティ。
元ネタで気付いたのでは、ピーチ姫のスカート滑空=『マリオUSA』、ホラーチックなルイージ単独パート=『ルイージマンション』、クッパ軍団とのカーチェイス=『マリオカート』、マリオ兄弟がブルックリン住民=『魔界帝国の女神』と古いのではファミコンから黒歴史だった実写までと幅広い、このネタ気付きは熱心なファンほど楽しめそうだ。BGMも原曲の豪奢版アレンジにマリオ独自の効果音がここぞで鳴り響くのでサウンド面も完璧、別件だが洋画はキルビルのテーマソング好きだねぇ。
後は、今や面白さの足枷になりつつあるポリコレ要素を排除してるのも良い、劇中でピーチ姫が活躍するが原作から結構マリオと肩並べて戦ってるから違和感無し・・・若干アメリカテイストが入った相貌になってるが非常に忠実だ。そう、本作は確立された各キャラの人物像に対し、余計な主義や思想を付与せずそのキャラらしく活躍させてる、その誠実さがとにかく好印象---ユアストーリーもこうだったらなぁ。イチオシは威圧的なクッパのセンチな側面を、抜群のコメディセンスで表現していたピアノソロ…あそこはもうエエ声だわシュールだわ何故そうなるだわで笑うしかなかった。
以上、ピーチ姫の出自に闇落ちしたチコ?など残された謎はあるが総じてオールラウンダーだった本作、とにかく見て欲しいと思うばかり---そういえば劇中でマリオが結構ボコボコになるが、マリオワールドではコメディだったのに、終盤のブルックリン帰還後は一転して傷だらけになったのが印象深い。その後のカタルシスを高める為か、トライ&エラー繰り返してクリアするゲーム性に“痛々しい”イメージはNoゆえの配慮か。いずれにせよ惹き込まれる映画は、答えが無くても考察したくなる。
評論家よりもゲーマーのレビュー!
超面白かったんだけど!!
またマリオのゲームやりたくなりました!!
クッパの壮大な歌唱シーンが面白かった笑
ストーリーもよかったし、ピーチは守られるだけのお姫様じゃなくてよかった笑
友達が隣でクスクス笑ってて私も嬉しくなりました。見た後に重さがなくて、GWは楽しく過ごしたかったからちょうどよかったです。
映像めちゃ綺麗!ピーチ姫カッコ可愛い!!!
今まで、そこまで意識せずにマリオのゲームをやってきたけれど今回の映画で色々と納得ができた。キノコ王国にピーチ姫がいる理由などなど。
まず、映像が綺麗で見易い!そして全ての流れがかなり良き!所々にゲームのことを思い出すような描写が見られ最高!!!
語りたいことが多くて語れない!ゲームをやったことがある人は見るべき!とても良きでした!
なにより、ピーチ姫可愛すぎ!そして男前!
おもしろい
子供と一緒に見に行ってきました。
小難しいこと考えずに見られてスカッと楽しめる映画です。
長すぎない上映時間で、ファミリー向けですね。
細かいところ言い出すとピーチ姫を助けに行くんじゃ無いんだね、とかありますけど、
強いピーチ姫も魅力的ですね。
良くも悪くも
マリオらしい映画だなと。
初期の頃のゲームしかやってない。
で、映画に関しては話の中身はスカスカでした。
ストーリなんてあってないようなもの。
マリオ以外のキャラの深掘りもなく、感情移入なんてほぼ無い。
まぁただ、GWの公開だし子供向けという点で見ると、大事なのはそこよりもエンタメとしての面白さなんだろうな。
主要キャラが登場し、マリオ的なアクションやカート的な要素があり、クッパが悪いことしてそれをマリオが救う。
それで良いのだと思う。
まぁ個人的には面白かったか、と聞かれれば微妙と答えるだろう。
マリオだった、という感想ですねw
レッキングクルーやパルテナ、BGMなどおっさん的にニヤリとする部分はいくつかあったのは良かった。
めちゃめちゃ笑った
いゃあ〜(*´꒳`*)
めちゃめちゃ面白かったぁ〜
めちゃめちゃ笑ったし(^o^)
そして!?クッパ城がめちゃめちゃかっこよかった!!
設定はちょっと『?』って所もあったけど!?
ニューヨークの配管工の兄弟と言う設定や?
ピーチ姫を助けに行くハズなのに?
ルイージを助けに行く設定!!
無理矢理感もちょっとあったけど!?
まぁ〜面白かったから良いか?(*ˊᗜˋ*)w𐤔
バトルもカートもドキドキハラハラしたし〜
出てないキャラも居たから次回に期待!!
めちゃめちゃゲームの世界に入り込める感じで楽しかった!!
しかし!!
クッパってピアノ上手かったの?(笑)
最高!
頭空っぽにして見れる楽しい映画!
ゲームの世界に引きずり込んでくれる画面いっぱいの充実感!
マリオとピーチがくっ付くいらないヘテロエンドがあるのかとちょっとヒヤヒヤしてたけど無かったし最後までしっかりした兄弟愛だった。
次回作のヨッシーも楽しみ!
マッドマックス2023
悪名高きハリウッド版スーパーマリオも、なんなら クッパの声をかの 和田アキ子が演じたという
(当時タイアップCMだった、永谷園のお茶漬けだか、ふりかけ飯だかでパワーアップしたような記憶すらある)
企画ものの代名詞のようなアニメ版スーパーマリオも拝見しているドンピシャ世代です。
結局、映画としては真新しいものは何ひとつないのですが、
ようやく、これが「皆が普通に見たかった、スーパーマリオの映画」でしたね。
物語の構成としては極めてオーソドックス、よくある物語で
コミュニティの外から現れる異能が救世主となる英雄譚、
そして完全に「行て帰りし物語」ですね。
クッパ大王が行っていることは紛れもなく「暴力、武力による支配、侵略」であり、
「極めてパーソナルな欲望と価値観に基づいた狭い平和の提供」(=独裁)、ううん、2年以前ならば単なる架空の悪の親玉なのですが
ここのところの世界情勢を照らし合わせて見てしまうと、途端に、恐ろしくなってしまいますね。
ペンギンの王国など、見ていられません。彼らがなにをしたと言うのか。(何もしていないのに攻められる弱さは国家として罪ですね)
結局、この世で繰り返されていることは太古から変わらぬ、富や資源やエネルギーの奪い合いでしかないのですね。
狂信的な配下がマリオカート軍勢で押し寄せる様は、完全にクッパはイモータンジョーであり、
映画としての構成は、「マッドマックス怒りのデスロード」そのものですね。
あちらは逃げ場のない現実としてのヒリついた世界ですが、こちらはゲーム世界・・というよりも、
マリオにとっては、異世界転生ものに近い構成になっています。
現実世界に戻っても成功した英雄譚というのは、よくある、ありきたりな物語ではありますが
観客もまた、現実世界とゲーム世界を行き来する存在ですから、とても希望に満ちたものですね。
この映画のいちばんの功績は、「スーパーマリオ」というキャラクターに、身体性を与えたことですね。
そう、これまでゲーム上で行われていた彼らの冒険やアクションは、まさに
ああいった具体的な冒険やアクションの数々だったのですね。
それらが肉体性を持ち、痛みを伴い、乗り越えてゆく成長性も含め、
今まで見てきた様々なアクションやキャラクターやゲーム性に、観客各々が思い当たる、
他の映画にない、とても新鮮な映像体験ができます。なぜだか嬉しいんですよね。不思議。
マリオブラザーズ、マリオカート、ドンキーコング、スマッシュブラザーズ、、といった
過去の財産と経験が、この映画にとって、素晴らしい説得力を持たせています。
映像も素晴らしかった(カットなどは少し甘いシーンが散見されましたが)、劇伴音楽は
特にゲームBGMのアレンジ、そして既存曲をこのように活用する演出センスも含め、とても良かったと思いますね。
また、
架空のキャラクターに、身体性を与えるということは、つまり、精神性を与えるということですので、
これでようやく、皆の中にそれぞれ存在した概念やイメージでしかなかった
マリオやキャラクターたちに、人格が与えられる事になります。
(これは高畑監督が「かぐや姫の物語」で行った儀式とまったく同じです、今後我々は
同じ幻想を共有する世界に生きる事ができるようになったのですね、すばらしい!)
ですので「自分が思っていた声やキャラクターと違う・・」と内心抱いたとしても、
今後はこの映画がスタンダードになってゆく事になります。
(もちろん、各々がいかなる感想を抱くことは自由です)
今作ではルイージが囚われ、ピーチ姫が共に戦う仲間となります。
これは現代性をとても良く表していて、良い改案ですね。
かつて、80年代にスーパーマリオというゲームが世に出た当時においては、
姫という存在は、奪われるだけの値打ちがあり(主に美しさ、貴種性などによる)、
校庭でマリオごっこをする際にも、女性の同級生はこぞって、
連れ去られ、助けを求めるピーチ姫に憧れ、その役割をやりたがる時代が確かにあったのですね。
ところが現代において、それは女性に限定される事はなくなりました。
男性と女性の対等性が重んじられる現代ですが、別に、戦う女性だけが選択肢ではありませんね。
今回はルイージがその役割を分担しましたが、男性だろうが女性だろうが、
助けられる(かつての)お姫様のような役割を演じても構わないのです。
立ち向かい戦う役割ですら、誰がつとめても良いのです。
個人により、その選択ができる時代になったということは とても喜ばしい事ですね。
その証拠に、ピーチ姫も今作では「どこかの世界から迷い込んだ異能者」であり
いわゆるディズニー作品などに見られる「プリンセス」という役割を与えられた 何者かにすぎません。
(本来、王国を統治する立場なら、クイーンでないとおかしいのに、王も女王も存在せず、ただただ
「姫」という役割だけが存在する、おかしな世界なのですね)
その役割を受け容れる事も良いでしょうし、より自分にとっての自分らしい道を選んでも良いのです。
(共に戦うピノキオが、その姿勢をとても良く示してくれていますね)
実際、ピーチ姫は、姫である自分を受け容れながらも、戦う姿勢を示しますよね。
これはプリンセスという存在を否定することではなく、プリンセスでありながら、かつ、自分らしさを見失わないという
役割と人格の良い形での共存のあり方を示してくれているように思います。
もはや脇役など存在しないのです。
人生はロールプレイングなのですね。
こうなるともはや、ゲームがリアルなのか、リアルがゲームなのか、その境目は定かではない。
そしてやはり、悪役たるクッパ大王にも、侵略するだけの理由と動機が与えられたのは、素晴らしい事ですね。
これにより、彼の人格は明確に表現され、そのナイーブな内面性と凶暴な外性が混ざり合った、ひとつの人格として描かれています。ただの悪役ではありません。
彼も悪役を受け容れながら、自分らしさを見失う事をしません。とても魅力的ですよね。
最後に。
個人的体験として、私は、有野課長の助言どおり、コントローラーを持って劇場に足を運びました。
マリオやカートの動きに合わせ、身体が指が「勝手に」反応し、コントローラーを操作してしまう反応体験は
ほかに得難い体験ができたと思っています。(もはや映画という概念すら逸脱しますよね)
とても面白かったですよ。オススメです。
タイトルなし
面白くなるの待ってたら映画終わったw
ストーリーはスカスカで辻褄が合わない部分もあり。
あのゲームの世界がマリオから見て異世界設定なのが微妙に感じた。単純にあの世界の住人であってほしかった。
あと、個人的に「プリンセスは強い女性像じゃなきゃダメ」みたいな風潮が嫌いなので、ピーチ姫のキャラ設定があまり好きじゃなかった。
最後、「マリオが世界救った」みたいな扱いになってたけど、そもそもクッパをブルックリンに持ち込んだのマリオだからヒーローじゃなくてトラブルメーカーでは?ってなってモヤモヤした。
映像と音楽のみを楽しむ映画って感じ。
Nice guys!
上映がレアな字幕2Dで鑑賞しました!
兄弟で白い手袋をした配管工を営業している現実のような設定からスタートするのがおもしろかったです笑😂
マリオが部外者のような扱いを受けて、ピーチに弟子入りする流れも予想外でした笑!
BGMのアレンジやタイミングが良かったです。
ゲームをリスペクトしながら映画を作ったことがとても感じられる作品でした👏🏻✨
任天堂xイルミネーションの結晶的な作品
スーパーマリオブラザーズの実写版映画がついに公開されました。この映画は、「任天堂」と「イルミネーション」がタッグを組んだ、ゲームの世界観を最大限に活かしつつ、上質なファミリー映画として成立させた作品です。
ゲームのマリオをほとんど知らない人でも、立方体を叩いて出てくるアイテムなどの有名な要素が楽しめます。映画で驚くのは、ゲームの世界観をどこまで映画に取り入れることができるかという点です。
例えば、マリオたちが車のエンストでピンチに陥った際にダッシュで走るシーンでは、ゲームそのままの動きが見られます。しかも、現実的な町の中を走りながら細かい動作を取り入れることで、ゲームの世界を巧みに再現しています。
また、イルミネーション作品の「ペット」や「ミニオンズ」のような痛快な展開が見られる家の中での作業シーンなど、ノンストップ・エンターテインメント作品としての醍醐味を楽しめます。
音楽や効果音にも細かいこだわりが感じられ、スーパーマリオブラザーズというコンテンツを活かしきった努力が見られます。ピーチ姫のキャラクターデザインに関しては、もう少し可愛さを増しても良いかもしれませんが、これも忠実に再現した結果でしょう。
40年間に及ぶマリオのコンテンツはまだまだネタが豊富で、この任天堂とイルミネーションが贈る最高級のクオリティーの作品は、これからも世界を魅了し続けることでしょう。
ぜひ、この歴史的な始まりを劇場で目撃してみてください。スーパーマリオブラザーズ実写版映画は、ゲームファンはもちろん、幅広い視聴者に楽しめるエンターテインメント作品となっています。映画は、ゲームの魅力を最大限に引き出しながら、新たなストーリー展開やキャラクターの描写にも力を入れています。これにより、スーパーマリオブラザーズの世界観を知らない人でも、楽しむことができます。
さらに、本作では、親子で楽しめるシーンが数多く用意されており、幅広い年齢層にアピールしています。登場キャラクターたちの掛け合いやアクションシーンは、子供たちにとっても興味深いものとなっているでしょう。
また、映画の中で、時折挿入されるゲームの名曲や効果音は、懐かしさを感じさせるだけでなく、新たな感動を与えてくれます。これらの要素が組み合わさり、スーパーマリオブラザーズ実写版映画は、多くの人々に喜ばれる作品となっています。
最後に、任天堂とイルミネーションが組んだことで、今後もさらなるスーパーマリオブラザーズの映画化が期待されます。この素晴らしいタッグにより、今後もマリオの世界を楽しむことができるでしょう。
無限に広がるマリオの世界
任天堂が今まで築いてきた様々なマリオの世界が、イルミネーションの手によって映画化される。お馴染みの音楽や仕掛けが新たな形で蘇り、鑑賞者に懐かしさと高揚感を与える。
一方で物語としては、兄弟愛が鍵ではあるものの、兄の活躍とは対照的に、弟の活躍は最後までお預けである。姫やライバルとの交流も最低限に留まり、全体を通して既存のキャラクター像が先行している感が否めない。しかし、決してつまらないわけではなく、むしろ次回作への期待が高まるばかりである。
3Dと4Dがあってこれ。なければ1.5なので椅子必須
ぶっちゃけ4Dと3Dの監督が悪い!!
下手くそか!!
宮本社長のゲームの中に入ったようなというところは確かにそのまんまだったよ
何故なら3dで見に行ってるのになんにも飛び出てこねーじゃねーか!
最後の文字しか飛び出てこなかったよ!!
それは意図的にやったやつですか?
まあ、家でずっとやってきた3dsって飛び出てこなくて、逆に奥行きがある機械だったよね?
多分そのせいかな?
わかんないけど
飛び出ない!!
奥行きしかない
そこが全然だめ
つまんなかったポイント
そして椅子ね
激しかったよ
そこは良かった、レベルマックスだったよ
けど、動かないときもあったし、
ここでこの動き!?
わたしならこうする!ってかんじで椅子との連動が、見せ方が下手くそだった。
例えば序盤のペンギンのシーンも雪降ってるなら会場でもできるわけで、私が4d監督なら雪を降らせてから目の前からのクッパ城は熱風を浴びせる!
それが同時にできるところなのに何故やらんのだ!節約か!?
キャラクターはフサフサにみえたり、可愛くてとても良かったが、ストーリーなんぞない。
もう少し感動があったって良かったような?
宮野真守とてもよかった!!
評価高い
音楽がヒーローなのゆるせん
なんで?
マリオの歌をながせよ!
なんであれじゃないのよ!!
まじいらねー
この間もブラピで聞いたし!あの歌ばかりしつけー!
ぶっちゃけ実写マリオのが面白かったよ
ゲーム感覚で楽しめる作品
実は正直、観るまでは少し馬鹿にしてた部分があった。
と、言うのも◯年前に某・◯ラクエのパロディ作品でかなり痛い目に遭っていたので「またこのパターンで、子ども時代の夢を掻き消されるのかしら…??」と言う懸念があったから。
しかし、どうよ?実際に見てみたら…
イャッフーーーーー!!!!!!
何コレ?最高に楽しいじゃん!!って感じ。
しかもピーチ姫がとても逞しくて格好良過ぎる。正直、スーパーマリオ…ではなくスーパーピーチプリンセスでタイトル変えても良いくらいにこの映画のピーチ姫は主役のヒゲ兄弟を良い意味で食っている。マリオが苦手なキノコ(キノピオ)達も愛らしくて、ピーチ姫のいる城までの移動も見ていてこちらまでゲームの世界に惹き込まれている感覚に宿りワクワクしてくる。
音楽も素晴らしい。クッパがピアノを弾きながら歌う場面が何度か出てくるが、あのダンジョン内で流れる「デレデレデレ」をクッパが部下とセッションで弾いていたりとサービス旺盛な所が堪らなかった。他にもマリオカートを取り入れた場面やDKと戦う場面など、ハテナBOXを叩いて何が出てくるのか⁈も楽しみであり、マリオが姿を変え変身して闘いを繰り出すのもゲームプレイと変わらずそのまんまで良かった。
兎に角、私達団塊ジュニア世代の子ども時代から愛されているマリオとその他キャラクターが目白押しで、老若男女問わず最後まで集中して見られる作品だと思う。映像もとても綺麗だし、内容も期待を裏切らない。
ただ、その中でも幾つか気になった点もあった。
◯ルイージが最後しか活躍出来てなかった。
→ 恐らくこのルイージの立場がゲームではピーチ姫なんだろうけど、最後犬にエッヘンなんて威張ってるけど…あんた殆ど活躍しとらんじゃん。無敵スター使っただけだろ(笑)
◯キノピオの声がまんま、スネ夫(苦笑)
→ 関智一の声の引き出しも若くは無いのでパターン化されて来ているなぁとこの映画を観てつくづく感じました。
◯ピーチ姫とマリオの恋愛模様が無い。
→最後のヨッシーの卵を観て、多分続編ありきで作成してるから致し方無いんでしょうかね。しかし、余りにもまだ二人がアッサリし過ぎな関係で、最後まで観ててもお友達って感じにも見えなかったですねぇ。
◯異次元(ゲームワールド)で起こった話を現代に持って来てしまうのって…どうなの?世界観メチャクチャになるじゃん(結局最後にピーチ姫の世界に兄弟でいるし…??よく分からん)
→ 恐らく、序盤の家族との関係性やルイージは犬やいじめて来た奴(名前忘れた)の伏線回収を一気にやってしまいたかったんでしょうけれど、だからと言って元の世界にラスボスまで引き連れて来るとか(苦笑)って感じでした。しかも都合よく無敵スターまで一緒に来ているし(汗)
正直、恋愛模様と世界が一緒になった件は続編考えたら大した事では無いのだが(ルイージ活躍も続編が有れば次で頑張ってくれると期待が出来るし)、スネ夫のキノピオだけは頂けない。その点で☆マイナス(無敵にはなれない)。
宮野真守と畠中祐のブラザーの声は良かった。マリオの軽快な感じやヒャッフー!!の掛け声もまるで本物のマリオやルイージがそこに居るように思えた。
ファイヤーフラワーの花畑は幻想的で綺麗だったなぁ。
また続編出たら観に行こう。
ゲームから飛び出した
予告を見た時には全く興味が無かったけど、時期が時期だからか、家族連れが吸い込まれる様に入っていく所を見てたらだんだん内容が気になってきて、観てしまいました。
セリフ回しは完全にアメリカだけど、動きが、BGMが、効果音が、親の顔より見た、親の声より聞いた、ゲームの「マリオ」そのもの。
絶対にお子様が好きなヤツ。
ポリコレ遵守なのか、ピーチ姫が「マリオが居なくても、一人で全部解決できるのでは?」と思えるくらい強くてカッコいい。
気に入らない者に告白されても、セクハラで訴えない良識人でもある。
クッパでなくても惚れる。
「ゲームの新作が出る度に拐われて、救出を待つだけの人」という印象しか無かったけど、カッコいいピーチ姫はぜんぜん有り!
逆にキノピオ達は無い(マリオに同行する1人を除く)わ。
予告で言ってた「だって、僕たちカワイイんだもん」。
ただのギャグシーンで、予告で使われた所以外のシーンでは自分の国を守る為に戦うと思ったら、なにもしない。
ゲームの設定の様に、呪いだか、魔法だかでブロックに変えられたのなら、何も出来ないのは仕方ないけど、ガチでなにもしない。
全く効果が無くても雪玉で交戦したペンギン達の方がずっと良い。
自衛の為にも銃を所持する権利が認められている国で、このような「戦おうとしない人」というキャラになったのはナゼ?
ピーチ姫が最前線に立つ理由にする為?
マリオの家族は、序盤ではマリオに「何も出来ないダメなヤツ」みたいにボロクソに言っておいて、終盤は、序盤での言い草に詫び入れすらなく、手のひら返しする典型的アメリカ人なのに。
クリアするとスカッとしますねー
何とか頑張って字幕版で鑑賞。
もうあのサウンド聞くだけで心躍りますよね!
背景もゲームのステージをイメージさせてて懐かしかった!
ゲームの楽しさを満喫できる仕上げでした。
しょっぱな工事現場を抜けていくシーン、上手い見せ方だなあーと。
ピーチ姫、アニャなら実写でもみたくなる出来栄えでした!
ラストはヒーローものあるあるで、よく考えりゃキラーをブルックリンに飛ばしたのはマリオなのでもとをただせば…というところも気にはなりますがw
ゴールデンウィークにぴったりな映画でした!
すごい完成度
ストーリーに特にひねりはなく、時間も90分間と短く、マリオの世界観をそのまま忠実に映画にしたものだということは予想がついたので、観るのを迷った映画だった。
「美味しいのは分かっているけど、味の予想がつくお菓子」とでも言えばよいのか…。ぼくは映画には「意外性」「新しいアイデア」「未知の視点」といったものがないと、どうしても面白いと思えない性質なので、そこが不安だった。
どんなクソ映画でも、そこにクリエイターのなんらかの挑戦があれば、その1点だけでもその映画は評価すべきものがあるとぼくは思う。
しかし、結果的に観て良かったと思った。思った通りの映画だったのに、感心したところがいくつもあったからだ。確かにストーリーは非常に単純なものだったが、見飽きたり、悪い意味でのストレスを感じることが無かった。
なぜ飽きなかったのか。それは、映像と世界観が徹底的に作りこまれていて、画面の情報量が非常に多かったからだ。たとえば、マリオの帽子の繊維まで、まるでその手触りが想像できるくらいまで繊細に表現されていた。
主要キャラがストーリーを進行する背景で、モブキャラが細かく動き回っており、画面の隅々までゲームの世界の生活のディティールが表現されており、何度観ても新しい発見ができそうだ。
マリオの様々なゲームが元ネタになっており、「あ、あれはルイージマンションだ」「あれは3の〇〇の面だ」「あれはUSAのキャラだ」と、いろいろなゲームを経験している人ほど、楽しめるだろう。
「お客の求めるものを作る」「徹底的にお客目線にする」という点において、この映画はまさに任天堂のゲーム作りそのものだなと思った。
任天堂のゲーム(の全般かは知らないが、少なくともスーパーマリオ)は「ゲームニクス」という方法論で作られている。端的にいえば、人をゲームに夢中にさせる方法ということで、ゲーム以外にもデジタル製品のUIなどにも応用されている。ゲームニクスを使うと、マニュアル無しでも無意識にゲームや機械の正しい操作法が分かる。
例えば、スーパーマリオでは、はじめにマリオが画面の左端に立っているが、そのことにより、プレイヤーは無意識に(直観的に)マリオを右に進ませる。ちょっとしたことだが、もしマリオが画面の中央に立っていたら、プレイヤーはどちらに行けばよいのか分からず、一度左に行ってから右に行く、といった無駄な行動をとってしまうだろう。同様の方法論で、敵に当たると死ぬとか、敵を踏むと倒せる、といったゲームのルールを無意識にプレイヤーは学ぶ。
ゲームニクスで特に徹底していると思ったのは、ゲームのプロトタイプができたら、ゲームをはじめて操作するプレイヤーたちを集めて、プレイヤーたちがどうゲームを操作するか、徹底的にモニターし、それをゲームの改善につなげる、というやり方をしていることだ。しかもこのフィードバックを一度ではなく、何度も行う。
こうした方法論をとっている限り、決して任天堂のゲームは「独りよがり」なものにはならない。本映画もゲーム作りと同様、フィードバックを何度も行って作ったのではないだろうか(完全な想像だが…)。
「観客は分かってくれるだろう」的な、悪い意味での楽観視をした独りよがりな映画が、特に「原作付き」の映画に多いように思うが、本映画にはそのような「独りよがりさ」が微塵も感じられなかった。まさに、「ぼくらが観たかったマリオの映画」を体現したような映画だと感じた。
逆に言うと、「不快な要素」「ひっかかる要素」「考えさせる要素」が全くない映画、ということもできる。岡本太郎の言葉に、「うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない」というものがあるが、本映画のコンセプトはこの対極に位置するものともいえる。敵でさえ「かわいい」のだから。
ゲームニクスや、その考え方は良い製品づくりのノウハウに活かせるし、人々を無意識に良い行動に向かわせる、行動経済学でいうナッジのようなものだと思うが、悪用すれば人を思うようにマインドコントロールできる危険なものでもあると思う。
エンターテイメントに「癒し」だけを求め、フィクションの世界にさえ不快なキャラが登場することを嫌い、「ここちよい」ものだけでできた世界を愛でる、という傾向の作品が最近増えてきたような気がする…。気のせいかな。」
こんな余計なことを考えてしまうくらい、本映画の完成度は高かった、ということにしておこう。
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