ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのレビュー・感想・評価
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大人も子どももしっかり楽しめる良作
94分という短時間のなかに、最初から最後まで楽しさが詰まってました!1人時間でも誰かと一緒にいる時間でも、「ちょっと時間があいてるな」なときにサクッと観られるなかなか重宝できる映画な気がします。
ストーリー自体は誰でもわかるシンプルさだし、あれもこれも「ゲームのムービー部分みたいだな」なんて思ったりもしたけど、
「マリオのあの世界に行ける!」「あのキャラクターに会える!」というような感覚でずっと楽しめました!
シンプルなストーリーながらも、敵キャラ達に愛嬌があったり、ルイージを助けに行くという兄弟愛の要素が根幹になっていたりと、違和感やストレスのない内容だったと思う!
ファミリーでも友達同士でもデートでも中高生でも楽しめる!小ネタがたくさん詰まっているので何度も観たくなる大人もいるのでは?(私はまぁ、一回観れればいいかなとは思ってるけど笑)
特にドンキーコングの世界が私は好きだったなぁ〜!
サービス満点の作品! でも……
ムービーマリオブラザーズ
今はほとんどしないが、小学生~中学生の頃はよくTVゲームをした。私はファミコン、スーファミ、ゲームボーイ世代。
世間で人気のドラクエやFFはあまりやらず、主にCAPCOMのストⅡなどの格闘ゲーム、そして任天堂のマリオ。
とにかくマリオなら派生作品も含めて、ファミコン・スーファミ・ゲームボーイのほとんどやったと思う。
マリオ1、2、3、USA。ブラザーズやドンキーコングは後々。ランド1、2、ワリオランド。ワールド、コレクション。ドクター、ペイント、特に好きなカート。ヨッシーのたまご、クッキー、アイランド。スーパードンキーコングに、最後にハマったのがRPG…。
いや~、本当に懐かしい。少し前までスーファミを引っ張り出して、同世代の友人らとたまにやってた。今でもまた無性にやりたくなる。が、そのスーファミも遂に“ゲームオーバー状態”となり、後はもう…。
私にとってマリオは、ゴジラやドラえもんと同じく子供の頃からの親友。
そんなマリオをゲーム以外で触れた事も。コロコロコミックなどで連載されていた漫画や、映画。過去に二度、映画化されている。
まず、86年に日本でアニメ映画化。今では廃盤となり、見る事が難しい幻の作品。その昔、レンタルVHSで見た事ある。(ピーチ姫=山瀬まみ、クッパ=和田アキ子!)
そして、言わずと知れた“アレ”。当時劇場に観に行き、まだ子供だった私は“これはこれ”で楽しんだが、今となっちゃあ…。(淀んだ大人になりました…)
それ以降も国内外問わず映画化のオファーは相次いだが、“アレ”に懲りて任天堂は全てのオファーを拒否。二度とマリオは映画化させない!
そんな中、イルミネーション・スタジオがオファー。任天堂は当初断るも、イルミネーション・スタジオは粘り強く交渉。映画化の許可を得る。
2014年の頃であり、気付けば10年余。コロナで製作遅延、延期も続いたが、やっとやっとやっと!
本当に本当に、この日を待っていた!
何やらアメリカでは批評家の評価は鈍い。
それがなんぼのもんじゃい!
別に本作は批評家に見せる為の作品じゃない。よって、偉そうな批評家の意見など落とし穴へ。
一番の批評家、世界中のマリオファンが楽しめれば、これ以上の評価はない。
そしてそれは、世界中での驚異的メガヒットが表している。我が地元の映画館もちょうどGW時期も重なって、メッチャ混んでた。劇場を出てきた人たちのニコニコ顔…。
やはりマリオの人気は凄い!…と改めて感じた。皆、マリオが好きなんだね!
もう開幕シーンの、カメック登場の“音”だけで嬉しくなった。
お馴染みの敵キャラ…いや、“旧友”たち。ノコノコ、パタパタ、クリボー、トゲゾー、パックンフラワー、プクプク、ゲッソー、キラー、ハンマーブロス、カロン、テレサ、ボム兵、ヘイホーにムーチョまで。彼らと何度戦い、何度やられた事か(笑)
まるで怪獣映画みたいなクッパの侵攻。
そして満を持して、いよいよ登場!
マリオとルイージが生き生きと動いている!
しかも劇場大スクリーンで、世界中で!
まだ平面的だったファミコンのマリオ1をやってた時、こんな日が来るなんて、想像すらしていなかった。
カラフルで楽しいマリオの冒険世界を、そのままスクリーンへ。リスペクトたっぷりに、最高の形でマリオの映画を作ってくれたイルミネーション・スタジオに感謝。
再びマリオの映画化に踏み切った、任天堂の英断に感謝。
プロデューサーにマリオの生みの親、宮本茂氏が携わったのが鬼に金棒。いや、マリオにキノコ。
これを見たら、もう二度と“アレ”は見れない。…いや、またちょっと見たいかも。現に本作のヒットのお陰で再注目されているとか。
ストーリーに関してはちと突っ込まれてるくらい単純。話の難易度が上がるのは『2』になってから。バリエーション豊かになるのは『3』になってから。
でも、オリジナルからはちょっと変えている。
オリジナルのクッパに拐われたピーチ姫を助ける…というド定番から、
NYブルックリン地下の不思議な土管からワープしてきた際離れ離れになり、クッパに囚われたルイージを助けるマリオ。
キノコ王国に侵略してくるクッパに立ち向かうピーチ姫。
マリオとピーチ姫のラブ関係より、マリオとルイージの兄弟愛を強調。
ピーチ姫は勇敢な戦うヒロインに。今時“HELP!!MARIO!”じゃねぇ…。それにUSAやRPGでは一緒に冒険してるし、今のアメリカならではの設定ではない。
何もかも“new”ではなく、クッパはちゃんとピーチ姫にぞっこん。
新たな名曲も生まれたね。♪︎ピーチピーチピーチ…
音楽その他諸々、小ネタやオマージュの数々は指が幾つあっても数え切れないほど。
土管に入る音、ハテナブロックを叩く音、パワーアップ音、ダメージ音…劇中でも効果音として使用している事に拍手!
最たるは、音楽。ブルックリン地下でのあの音楽、ピーチ姫の特訓コースをクリアした時のゴール音楽、クライマックスでスターを取った時の音楽、そしてゲームをやった人になら誰の身にも染み付いているあの名テーマ曲…。それらを巧みにアレンジして、ここぞという所で。ブライアン・タイラー、グッジョブ!
その他使用された楽曲も懐メロだらけ。
音楽が本当に魅力的!
キノコを食べてパワーアップ。ファイアフラワーやアイスフラワーを取って変身。ネコやタヌキのスーツも。食べたら小さくなるのは毒キノコかな? スターを取ったら勿論無敵に!
お馴染みのキャラに加え、最初のライバル、ドンキーコングも登場! “初代”クランキーやワンシーンだけだがディーディーも。
コング王国での移動手段は、カート。“ショートカット”であのレインボーロードにてマリオカート開催! ノコノコの甲羅やバナナの皮で妨害。マリオカートの再現であり、何だか『マッドマックス』みたいでもあり。
さらにさらに、スパイクことマリオたちのボスであるこちらも元祖ライバル、ブラッキーもサプライズ登場。
マリオを止めた門番キノピオの「姫は別のお城に」にニヤリ。
今回初登場のマリオの家族。映画オリジナルキャラではなく、ゲーム初期にもあったらしい設定だとか。にしてもマリオパパが、ちょっとだけボブ・ホスキンスに似てると思ったのは私だけ…?
堪らないディープネタの数々はお腹いっぱいになるくらい。かと言ってもたれず、ご馳走さまです!
ファンじゃないと楽しめない…?
いえいえ、決して!
ゲームをやった事ない/マリオに馴染みない方でも、痛快爽快な冒険として楽しい。
Bダッシュな疾走感、ジャンプ台で跳躍したような高揚感、パタパタの羽で飛んだような浮遊感…心地いいくらい感じる。
そんな感覚に浸って、美しくハイクオリティーの映像世界を、ゲームそのままアトラクション体感のようにプレイ!
兄弟愛、諦めない勇気…ベタだが普遍的なメッセージも込めて。
家族や友達、老若男女、皆でマリオの冒険に一緒にGO!
もっとクッパの暴れっぷりを見たかったとか、もっともっと他のキャラやアイテムを出して欲しかったとか、クライマックスあんだけメチャクチャ大騒ぎになったのに“ブルックリンの救世主”はご都合主義過ぎるとか、好きだからこそ挙げ出したらキリはないが、いっぺんに全部やる必要はない。
他のお楽しみは次の冒険へ。って言うか、シリーズ化は必至でしょう!
次はED後のオマケ映像から察するに、あの“恐竜”かな…? “悪いマリオ”も出たりして…?
『マリオブラザーズ』から始まった冒険は“スーパー”に“ワールド”を広げ…
新たな“ムービーマリオブラザーズ”に変身!
最高に楽しかった。
(印象の“泣ける”はマリオを最高の形で映画化してくれた事が嬉しくて)
いろいろとすごかった
最初結構アクションが強くゲームの流れを映画にしたものだとおもって見に行ったけどみてみると結構ストーリー性が強くてあまりゲームの流れを取り入れてないものでした。
しかし内容はとても面白くてドンキーコングやマリオカートの要素が入ってくるなど昔のマリオにもすこし触れるようなデザインなどもありとてもあー多分これはあれかなっといった発見があったときはとてもうれしいです。ゲームのマリオ感を強く期待してる人にはあまりお勧めできません。けど、みたらこんなマリオもありだなと思うと思うのでぜひ見てみて星です
もっとマリオでいい
初めてUSJのマリオエリアに行ったときのワクワクを思い出します。
現代技術で作り込まれた世界観に没入していくあの感じ。
映画館でマリオを見るという体験は新鮮で興奮できるものになっていたと思います。
だからこそブルックリンの配管工という設定が出てくるたびに冷めちゃう自分もいます。
クッパがスーパースターを手に入れるところから始まり、壮大なマリオワールド、キノコ王国の冒険、ドンキーコングも交えたマリオカート。
ゲームの世界観に集中したくて、ブルックリンが邪魔だなぁと思わなくもない。
人間の親とのヒューマンドラマなんて実際どうでもいいんだよなと。
カロンが踏まれて弾けとんで、また復活してルイージを襲う。そんなシーンを見てるだけでこっちとしては満足。
随所に散らばるBGMアレンジやゲームのオマージュが楽しくて、もっともっと欲しくなる。
そのマリオ欲を満たしきれなかったなという感想になりました。
マリオ達はブルックリンからキノコ王国に引っ越したようですので、続編があるのであればゲームワールド全開を次は期待したいです。
ファミコンのマリオくらいしかしたことなかったが、これは楽しい!
Nintendo ユニバース
単純明快!
映像、ストーリー、キャラクター、全部いい!!
よかったです!!!!
まず映像がキレイでした。カラフルで美しくて。しかも、キノコ王国が画面いっぱいに現れた時にはUSJで見た景色とあまりにも同じ過ぎなことにビックリしました。
ストーリーも本当によかったです。
そういえばただ“テレビゲーム”と思っていたよなぁ、と。きちんと物語やドラマがあって。マリオとルイージが自分と同じ普通の市民だったことに気付かされて、実在するかのような不思議な気分になりました。ほかのキャラクターたちとの出会いやストーリーから知ってるシーンに繋がってなんだか嬉しく感じたりもしました。
そしてキャラクターたちはみんなが可愛くて愛らしい。キノピオのナイスな性格w、クッパの憎めないおバカさ、ただお姫様 と思っていたピーチ姫はとてもカッコよく、そのビジュアルは本当に可愛いくって憧れすら覚えるほど。
それから、マリオカートのシーンは疾走感がもうハンパなくて‼︎ 次々と出てくるアイテムにわくわくしながら本当に楽しかったです。
とにかくどれをとっても大満足しかなかった。今回は早く観たい気持ちが強く2Dでの鑑賞になりましたが3D、4Dでもぜひ観てみたくなり、クチコミを参考に4Dの予約をさっそくとりました!
おすすめな作品です!!!
マリオ各ゲームをいい塩梅で物語の場面場面に落とし込んでいる
私はマリオゲームユーザーではないです。初代ファミコンやマリカ、マリパぐらいは学生時代一時期やってたぐらいの情報量です。そんな乏しい私でも割と楽しめました。各キャラクターの立ち位置や映画ならではの描かれ方などどこか懐かしくも新しいと感じられました。この盛況から次もあるのかな?あるならさらなるサブキャラの登場に期待です。
個人的ですが、やはり対象は学生以下である内容なので少し物語の捻りが足りない気はしました。
吹替で鑑賞しましたが文句なしです。
これから視聴される方に、やはり低年齢層が見てくるので鑑賞中騒ぐ、座席を触ってくるなどありました。子供がおとなしくできないのは理解できますが問題はその親。親も一緒になってぺちゃくちゃ喋ってちゃダメだろ。そこは何回でも言い聞かせないと。
映画鑑賞ではなくアトラクション体験
4DX3Dは楽しめたが高かった
マリオの声じゃない!こ、抗議してさしあげますわ!
2023年映画館鑑賞23作品目
4月30日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
上映回数が圧倒的に多い吹き替え版ではなくあえて評判が悪い字幕版で鑑賞
字幕版といえばまず問題になってくるのがマリオの声問題である
一部マリオファンの抗議に対して正当化するアーロン・ホーバス&マイケル・ジェレニック両監督とマリオの声を担当したクリス・プラット
たしかに反論したもののなぜチャールズ・マーティネーじゃダメなのかという答えにはなっていない
その新しい要素ってのが問題なのだろう
日本のものを扱うとアメリカ人はだいたいいつもこうだ
最初のハリウッド版ゴジラにしろ鉄腕アトムにしろドラゴンボールにしろ
日本の実写版とかのそれよりずっと悪質だ
とはいえ実際に見てみたらクリスのマリオはそれほど悪くない
ゲーム版には向いていてもマリオ映画という長丁場にはチャールズは向いていないと判断したのだろう
頭が硬いとどうしてもなんでもかんでもそのままでを求めがちでクリエイティブな発想はできないものだ
僕は原作厨ではないのでかなり柔軟だ
しかしそんな僕でもピノキオはミスキャストだと感じた
ドン・キホーテのサンチョ・パンサならこの声でもいいけれどピノキオは絶対にこれじゃない
映画としてはマリオの世界観を十分に反映されている
マリオとルイージはブルックリンで水道工事を扱う配管工という設定
地下の謎の緑の土管から異世界に
ルイージと逸れたマリオはキノコ王国のピーチ姫に会い特訓を受ける
マリオはピーチ姫とキノピオと共にドンキーコングの国に行きクッパ退治の助太刀をお願いするが
クッパに捉えられたのがピーチ様ではなくルイージってのもアメリカ的発想だ
でもこれはこれで良かった
救出チームに紅一点は必要
エンドロールは日本風かなと思ったがやっぱりハリウッドにありがちなおそろしく長すぎる黒いバックに白い文字の羅列だった
エンディングテーマはマリオっぽいのが全てのもの救いになっているが
『スパルタカス』みたいな映画ならまだわかるがなぜフルCGアニメでこれだけなものが必要なのか理解に苦しむ
英語はよくわからないので判断に苦慮するが出前のあんちゃんとか差し入れした外部の人まで名前をのせているんじゃないかな
日本の配給会社とアメリカの制作会社が相談して日本版はエンドロールを日本風にコンパクトにしてもらえないだろうか
はっきりいって現状のエンドロールはバカじゃないの?としか思えない
しかもおまけ付きというそこだけは日本的
次はヨッシーですか?
あと妻子持ちの白髪混じりのおじさんがマリオのポスターを愛おしそうに撫でていた
それほどマリオは広い世代に愛された世界に誇るキャラクターなのだ
微笑ましく思った
監督と声優はその想いに応えることができただろうか
自分はそれがよくわからない
たしかに悪くはないが絶賛できるかというちょっと微妙かな
期待しすぎたのかな
“It's you, MARIO!!”
アーロン・ホーバス監督、マイケル・ジェレニック監督作品は初見。スーパーマリオ 魔界帝国の女神観賞済。
マリオシリーズはマリオブラザーズ、スーパーマリオブラザーズ、スーパーマリオブラザーズ3、スーパーマリオランド、スーパーマリオワールド、スーパーマリオランド2 6つの金貨、ドクターマリオ、マリオのピクロス、マリオのスーパーピクロス、スーパーマリオRPG、スーパーマリオカート、スーパーマリオ64、マリオパーティ、マリオカート64、スーパーマリオサンシャイン、スーパーマリオギャラクシー、マリオカート8 デラックスはプレイ済。
その他のシリーズはドンキーコング、ドンキーコングJR.、スーパードンキーコング、ディディーコングレーシング、スーパーマリオ ヨッシーアイランドプレイ済。
スーパーマリオUSA、ルイージマンション、New スーパーマリオブラザーズ Wii、進め! キノピオ隊長、スーパーマリオ オデッセイはPVくらいの知識はある。
あのスーパーマリオブラザーズが3DCGとして久々に映画化すると聞き、任天堂が最新ゲームソフト情報を直接届けるNintendo Directで生みの親の宮本茂さんが制作状況を伝えてくれるのを見て期待値がどんどん上がり、先行で公開された北米での評判や興行成績がうなぎ上りなのを知り、こんなにハードルが上がった状態で名作映画だと思って観に行くよりも全年齢楽しめるエンターテイメントムービーとして観に行こうと思い、普段はあまり行かない日曜日の昼帯に観に行った。
観に行った結果、想像通りの全年齢楽しめるエンターテイメントムービーでありながら、ここからマリオシリーズのどの作品に入ってもすんなりプレイ出来る入門作としての出来の良さと想像以上の任天堂愛の詰まった、ゲーム原作映画の一種の成功例でありながらマリオシリーズだからこそ出来た特殊例にも思えた。
ストーリー的にはシンプルでありながら様々な舞台を巡っていくことや、背景に散りばめられたマリオシリーズに限らない任天堂作品のイースターエッグの数々を探せる楽しみ方があることで、94分という短めの上映時間ながらゲーム一本分プレイしているような盛沢山な印象になってたと思った。
マリオのゲーム性は”何度も死んで覚えていく死に覚えゲー”(主に初期が多め)で、ゲームではマリオにプレイヤーの分身としての存在を担わせるけれど、この作品ではマリオが”幾度失敗しても諦めない”ことで観客がその分身なんだ(上映前の特別映像のような“It's you, MARIO!!”)と思わせるような、ゲームでのマリオにそこまで背景が無いからこそのこの作品の作り方に感じた。
個人的にはその部分はその部分で主人公であるマリオ自身の動機付けをどうするか気になってたけど、血の分けた弟であるとともに既に定職に就いていたルイージを巻き込んで会社を興したって一本筋が通った動機が出来ていて、子供は気にしないだろうけど大人も共感出来るものになっていたと思う。
自分だけかも知れないけれど、マリオの両親や親戚はゲームでは見たことなかったのでマリオの父親と叔父さんが『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』でのマリオとルイージに見えて、過去の実写作品もリスペクトしてるように思えた。
個人的にはスタッフロールでは劇中挿入歌だったり制作会社などのロゴが出てくると(そろそろ終わりかな…)と思うけど、この作品ではタイムアップが近い時に入るゲームでの演出を取り入れてるのが最後まで面白かった。
最近は開場時間にフードを買いに行っても上映開始に余裕で間に合うような状況ばかりだったけれど、この作品は開場時間から買いに行くと上映開始に間に合わないくらいの大行列が久々に出来てて『トップガン マーヴェリック』のような劇場に人を戻す作品のひとつとして今後語られるんじゃないかとも思った。
劇場でおそらく映画を観るのが初めてであろう子供たちがキャラクターたちにリアクションを取り、歓声を上げているのを聞いていて、この映画が映画の原体験になることで今後配信まで待つんじゃなく積極的に映画を観に行くようになってほしいなと思いながら、自分の原体験だった『ゴジラ VS モスラ』を観に行った時の事を思い出した。
老若男女にお勧めできる最高なエンターテイメントムービー
マリオの世界観
子どもの頃に見た世界
あんな形でスーパーマリオワールドが出て、マリオカートのレインボーロードやドンキー64、ディディやディクシーなど(他のキャラが思い出せずもどかしかった)色々出てきて終始ワクワクさせてしまうイルミネーションスタジオは流石の一言!
特にドンキー周りのキャラや音楽はめちゃ嬉しかった!!
ピーチは戦う女性でルイージがヒロインとなり、情けないレッテルを貼られた主人公のマリオ。クッパも悪いやつだけどどこか可愛い憎めないキャラにしてるのもまた良い!ピアノ演奏はめちゃ笑ってしまった🤣
マグナムキラーが最終兵器になってるのもおもろい!
シングなどでもお馴染みの音楽で盛り上げる手法もお見事!
ただこの音楽は良くも悪くもな効果が出てるといつも個人的に感じていて、有名な音楽を使うからその音楽頼りな展開に見えてしまう。今回も過去の名曲を使って盛り上げていたのでそこは少し残念な気持ちになってしまった。マリオの曲をところどころアレンジしてるのとか芸が細かくてめちゃ好きだったから全部あれにして欲しかった。。
あとは子供にも向けて見やすいようにしたからか、ピーチの過去やラストのブラザーズ賞賛とかを少し端折りすぎた印象があったので1つ減らして☆4かなー。
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