ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのレビュー・感想・評価
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1回観る分にはおもいのほか面白い
ゴールデンウィーク、
沢山映画をみてみるものが無くなった中、
とりあえず期待もせずに観た。
作品の世界観を壊さない感じで、
結構楽しく観れる感じ。ゲームをやっているような感覚で観れました。
ただ2回目は観たくないなーって感じの作品。
親子で観ても楽しめることを意図してか、
また、スーパーマリオの時代を意識させる狙いがあってか1980年代、90年代の洋楽を随所に差し込んでました。
あんまりマリオの世界観には合ってなかったですが、ちょっと嬉しいお遊び要素としてはアリだなと感じました。
(洋楽を聴いてカーロスニュートンやゲーリーオブライトを思い出した人、結構いそう。)
マッドマックス2023
悪名高きハリウッド版スーパーマリオも、なんなら クッパの声をかの 和田アキ子が演じたという
(当時タイアップCMだった、永谷園のお茶漬けだか、ふりかけ飯だかでパワーアップしたような記憶すらある)
企画ものの代名詞のようなアニメ版スーパーマリオも拝見しているドンピシャ世代です。
結局、映画としては真新しいものは何ひとつないのですが、
ようやく、これが「皆が普通に見たかった、スーパーマリオの映画」でしたね。
物語の構成としては極めてオーソドックス、よくある物語で
コミュニティの外から現れる異能が救世主となる英雄譚、
そして完全に「行て帰りし物語」ですね。
クッパ大王が行っていることは紛れもなく「暴力、武力による支配、侵略」であり、
「極めてパーソナルな欲望と価値観に基づいた狭い平和の提供」(=独裁)、ううん、2年以前ならば単なる架空の悪の親玉なのですが
ここのところの世界情勢を照らし合わせて見てしまうと、途端に、恐ろしくなってしまいますね。
ペンギンの王国など、見ていられません。彼らがなにをしたと言うのか。(何もしていないのに攻められる弱さは国家として罪ですね)
結局、この世で繰り返されていることは太古から変わらぬ、富や資源やエネルギーの奪い合いでしかないのですね。
狂信的な配下がマリオカート軍勢で押し寄せる様は、完全にクッパはイモータンジョーであり、
映画としての構成は、「マッドマックス怒りのデスロード」そのものですね。
あちらは逃げ場のない現実としてのヒリついた世界ですが、こちらはゲーム世界・・というよりも、
マリオにとっては、異世界転生ものに近い構成になっています。
現実世界に戻っても成功した英雄譚というのは、よくある、ありきたりな物語ではありますが
観客もまた、現実世界とゲーム世界を行き来する存在ですから、とても希望に満ちたものですね。
この映画のいちばんの功績は、「スーパーマリオ」というキャラクターに、身体性を与えたことですね。
そう、これまでゲーム上で行われていた彼らの冒険やアクションは、まさに
ああいった具体的な冒険やアクションの数々だったのですね。
それらが肉体性を持ち、痛みを伴い、乗り越えてゆく成長性も含め、
今まで見てきた様々なアクションやキャラクターやゲーム性に、観客各々が思い当たる、
他の映画にない、とても新鮮な映像体験ができます。なぜだか嬉しいんですよね。不思議。
マリオブラザーズ、マリオカート、ドンキーコング、スマッシュブラザーズ、、といった
過去の財産と経験が、この映画にとって、素晴らしい説得力を持たせています。
映像も素晴らしかった(カットなどは少し甘いシーンが散見されましたが)、劇伴音楽は
特にゲームBGMのアレンジ、そして既存曲をこのように活用する演出センスも含め、とても良かったと思いますね。
また、
架空のキャラクターに、身体性を与えるということは、つまり、精神性を与えるということですので、
これでようやく、皆の中にそれぞれ存在した概念やイメージでしかなかった
マリオやキャラクターたちに、人格が与えられる事になります。
(これは高畑監督が「かぐや姫の物語」で行った儀式とまったく同じです、今後我々は
同じ幻想を共有する世界に生きる事ができるようになったのですね、すばらしい!)
ですので「自分が思っていた声やキャラクターと違う・・」と内心抱いたとしても、
今後はこの映画がスタンダードになってゆく事になります。
(もちろん、各々がいかなる感想を抱くことは自由です)
今作ではルイージが囚われ、ピーチ姫が共に戦う仲間となります。
これは現代性をとても良く表していて、良い改案ですね。
かつて、80年代にスーパーマリオというゲームが世に出た当時においては、
姫という存在は、奪われるだけの値打ちがあり(主に美しさ、貴種性などによる)、
校庭でマリオごっこをする際にも、女性の同級生はこぞって、
連れ去られ、助けを求めるピーチ姫に憧れ、その役割をやりたがる時代が確かにあったのですね。
ところが現代において、それは女性に限定される事はなくなりました。
男性と女性の対等性が重んじられる現代ですが、別に、戦う女性だけが選択肢ではありませんね。
今回はルイージがその役割を分担しましたが、男性だろうが女性だろうが、
助けられる(かつての)お姫様のような役割を演じても構わないのです。
立ち向かい戦う役割ですら、誰がつとめても良いのです。
個人により、その選択ができる時代になったということは とても喜ばしい事ですね。
その証拠に、ピーチ姫も今作では「どこかの世界から迷い込んだ異能者」であり
いわゆるディズニー作品などに見られる「プリンセス」という役割を与えられた 何者かにすぎません。
(本来、王国を統治する立場なら、クイーンでないとおかしいのに、王も女王も存在せず、ただただ
「姫」という役割だけが存在する、おかしな世界なのですね)
その役割を受け容れる事も良いでしょうし、より自分にとっての自分らしい道を選んでも良いのです。
(共に戦うピノキオが、その姿勢をとても良く示してくれていますね)
実際、ピーチ姫は、姫である自分を受け容れながらも、戦う姿勢を示しますよね。
これはプリンセスという存在を否定することではなく、プリンセスでありながら、かつ、自分らしさを見失わないという
役割と人格の良い形での共存のあり方を示してくれているように思います。
もはや脇役など存在しないのです。
人生はロールプレイングなのですね。
こうなるともはや、ゲームがリアルなのか、リアルがゲームなのか、その境目は定かではない。
そしてやはり、悪役たるクッパ大王にも、侵略するだけの理由と動機が与えられたのは、素晴らしい事ですね。
これにより、彼の人格は明確に表現され、そのナイーブな内面性と凶暴な外性が混ざり合った、ひとつの人格として描かれています。ただの悪役ではありません。
彼も悪役を受け容れながら、自分らしさを見失う事をしません。とても魅力的ですよね。
最後に。
個人的体験として、私は、有野課長の助言どおり、コントローラーを持って劇場に足を運びました。
マリオやカートの動きに合わせ、身体が指が「勝手に」反応し、コントローラーを操作してしまう反応体験は
ほかに得難い体験ができたと思っています。(もはや映画という概念すら逸脱しますよね)
とても面白かったですよ。オススメです。
タイトルなし
面白くなるの待ってたら映画終わったw
ストーリーはスカスカで辻褄が合わない部分もあり。
あのゲームの世界がマリオから見て異世界設定なのが微妙に感じた。単純にあの世界の住人であってほしかった。
あと、個人的に「プリンセスは強い女性像じゃなきゃダメ」みたいな風潮が嫌いなので、ピーチ姫のキャラ設定があまり好きじゃなかった。
最後、「マリオが世界救った」みたいな扱いになってたけど、そもそもクッパをブルックリンに持ち込んだのマリオだからヒーローじゃなくてトラブルメーカーでは?ってなってモヤモヤした。
映像と音楽のみを楽しむ映画って感じ。
ぴちぴちぴーち♫
世界的に人気なので、吹き替え版を3Dで鑑賞しました。
懐かしい音楽やシーンにニヤニヤしてしまいました。
映像も世界観もそのままという感じです。
また、原作?にもリスペクトを感じます。
ただ、、、ストーリーは子供向けで、大人が観て感動したりすることはまず無いかと。全体的に子供向け、、という感じ。
まあ、映画館の中も子供連ればかりなので、それでよいのかも知れませんが。
近所の映画館ではIMAX3Dの字幕版やっていますが、ガラガラです。子供に字幕版キツイですよね。多分間違えて発注?したのだと思いますが、吹き替え版を発注しておけば満席になったのに、、担当者かわいそう。
Nice guys!
上映がレアな字幕2Dで鑑賞しました!
兄弟で白い手袋をした配管工を営業している現実のような設定からスタートするのがおもしろかったです笑😂
マリオが部外者のような扱いを受けて、ピーチに弟子入りする流れも予想外でした笑!
BGMのアレンジやタイミングが良かったです。
ゲームをリスペクトしながら映画を作ったことがとても感じられる作品でした👏🏻✨
3才も6才も30歳も夢中!
初めて子どもたちを映画館に連れて行きました。
上映前は「最後まで飽きずに観れるかな…」と心配しましたが、エンディングまで席に座って観れました!
かわいいキャラクターが登場するたびに名前を呼んだり、笑ったり驚いたりで観終わった後は少しお疲れの様子でしたが、「とっても楽しかったー!」と言ってました。
物語のテンポが良く、飽きさせません。
挿入歌も大人が知ってるアメリカ音楽が随所に流れるのでいい感じでした♪
任天堂が産んだスーパースター
こんなにも愉快な映画を久しぶりに見た!
ゲームとハリウッドの融合。
続編の製作、まってます!
マリオというゲームに思い出がある方には必ず映画館でみてほしいし
ここから任天堂がゲームの世界を超えて映画の世界にも進出する事間違いなし。
ゼルダやメトロイド...
楽しみすぎるわ
あれ?もう終わってしまった!
話題のマリオ見てきました
映画館の大きな画面で動き回るマリオと聞き馴染みのある音楽を聞けて90分ずっと楽しめました!
連休中に見に行ったのですがキッズからお年寄りまでホントにいろんな世代に愛されてるキャラクターだと改めて感じました!
ところどころ挟む小ボケにもキッズ達の楽しそうな笑い声を聞けて映画ってみんなで楽しむもんだなと改めて感じることができてよかったです🤡
細かいところとか考えず純粋に楽しむこと忘れちゃいけないですね!
エンターテイメントとはこういうことかもしれませんね🤭
ゲーム実況見てるような楽しさ
失敗も成功もあって最善手ではないけど精一杯は尽くしてるのがよくわかるストーリー。たまたま、とか都合がいいとかのご都合主義やら説明のかけらもなく実行されるアイテムによる強化とか前提とされる知識が必要なように見えるが、本当に必要な知識はただ一つゲームには突然強くなるアイテムが存在すると言うことだけ。そしてそれくらいはほぼ全ての
視聴者が共有してるので楽しむのに支障はない。もちろんより詳しい人にはより楽しめるような表現も用意されてて、ゲームの映画化としては視聴者の求めてるものを理解してる人たちがちゃんと監修してるってのが伝わってくる。ドリフトターボとか。
でもなあ、マリオ兄弟にもちゃんと家族と生活があるんだな、ってのが賛否両論ありそう。なんでもないただの一般人が機会と成長に恵まれて英雄になるってのは王道だけど実のところマリオにそこはそれほど求めてないってことに気づいた。
序盤のビル工事のところはレッキングクルーかな。解体しようぜ。
ゲームのマリオを最高にリスペクトしていた
マリオが映画化されると聞いた時は嫌な予感しかしなかった。
しばしばゲームや漫画を実写化したりアニメ化したりする映画が作られるが、滑る時はほんとに滑るので原作の名を落としてしまうこともある。
一方今回のこの映画は名を落とすどころかアニメーション映画の道としての新たな可能性を開いたように感じた。続編も作られそうな気がする。
マリオとルイージは家族と共にブルックリンに在住し、最近配管工として独立したばかり。以前にはとある会社につとめていたようで、そこの元上司からたびたびいびられることもあった。ぱっとしない生活をしている二人だったが、町で下水があふれる事故が発生した際に嬉々として現場にかけつける。マンホールから地下に潜り、排水管が通っている下水道を調査しているところ、ルイージが緑色の土管を発見し、そこに吸い込まれるように入って行ってしまう。追いかけるようにマリオも土管へ入っていくが、土管の中に入るとそこは異空間でマリオとルイージは別々の場所へワープしてしまい、マリオはピーチ姫のいるキノコ王国へ、ルイージはクッパのいるダークランドへとワープしてしまう。ピーチ姫はピーチ姫でクッパからの侵略に頭をかかえており、マリオはクッパからルイージを助けるために協力することになる。ここまでがおおまかなあらすじである。
この作品のすばらしいところは、これまでのマリオのイメージを最大限にリスペクトしているところである。今までのマリオゲームで形成されたマリオのイメージ、マリオの世界のイメージを本当に大切にして作られた映画だと感じた。マリオというと正義感あふれ、勇敢、優しく弟思いのイメージがあるだろう。映画でも当然それらは反映されている。クッパも同様、クッパはキノコ王国をわが物としようとする野望を持っており、またピーチのことが大好きであり、ちょっとおちゃめなところもある憎めないキャラクターとなっている。唯一イメージと違ったのがピーチ姫だが、そこまで気になるほどでもない。ルイージもちゃんと臆病で安心した。キャラクターだけでなく、ところどころに使われているBGMやステージも様々なマリオのゲームで出てきたものが再現されている。マリオの世界がアニメ映画されることで、マリオの世界ってこんなに魅力的な世界なんだなと感動した。是非とも映画館に行って楽しんでもらいたい作品である。
ところでマリオの声優は元来チャールズ・マーティネー氏が務めているが英語版はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでおなじみのクリス・プラット氏であり、日本語版は宮野真守氏が演じている。お二人とも原作のマリオによせた声、感情を表現されているので声に心配な方も安心して見に行ってほしい。なおマーティネー氏はこの映画のとあるキャラクターを演じているので探してみるとよいだろう。日本語版でも出演しているのでご安心を。
マリオをプレイしたことがある人にこそ見てほしい。
マリオに登場するキャラがほとんど出てきてそれだけで興奮しました。一回でもマリオをプレイしたことがある人にしか分からない面白さがこの映画にはあると思います。4Dで見たのですが、とにかく終始楽しかったです。臨場感や楽しさの究極を求めるなら3Dや4Dがおすすめです。上映時間も1時間半と見やすいです。
任天堂xイルミネーションの結晶的な作品
スーパーマリオブラザーズの実写版映画がついに公開されました。この映画は、「任天堂」と「イルミネーション」がタッグを組んだ、ゲームの世界観を最大限に活かしつつ、上質なファミリー映画として成立させた作品です。
ゲームのマリオをほとんど知らない人でも、立方体を叩いて出てくるアイテムなどの有名な要素が楽しめます。映画で驚くのは、ゲームの世界観をどこまで映画に取り入れることができるかという点です。
例えば、マリオたちが車のエンストでピンチに陥った際にダッシュで走るシーンでは、ゲームそのままの動きが見られます。しかも、現実的な町の中を走りながら細かい動作を取り入れることで、ゲームの世界を巧みに再現しています。
また、イルミネーション作品の「ペット」や「ミニオンズ」のような痛快な展開が見られる家の中での作業シーンなど、ノンストップ・エンターテインメント作品としての醍醐味を楽しめます。
音楽や効果音にも細かいこだわりが感じられ、スーパーマリオブラザーズというコンテンツを活かしきった努力が見られます。ピーチ姫のキャラクターデザインに関しては、もう少し可愛さを増しても良いかもしれませんが、これも忠実に再現した結果でしょう。
40年間に及ぶマリオのコンテンツはまだまだネタが豊富で、この任天堂とイルミネーションが贈る最高級のクオリティーの作品は、これからも世界を魅了し続けることでしょう。
ぜひ、この歴史的な始まりを劇場で目撃してみてください。スーパーマリオブラザーズ実写版映画は、ゲームファンはもちろん、幅広い視聴者に楽しめるエンターテインメント作品となっています。映画は、ゲームの魅力を最大限に引き出しながら、新たなストーリー展開やキャラクターの描写にも力を入れています。これにより、スーパーマリオブラザーズの世界観を知らない人でも、楽しむことができます。
さらに、本作では、親子で楽しめるシーンが数多く用意されており、幅広い年齢層にアピールしています。登場キャラクターたちの掛け合いやアクションシーンは、子供たちにとっても興味深いものとなっているでしょう。
また、映画の中で、時折挿入されるゲームの名曲や効果音は、懐かしさを感じさせるだけでなく、新たな感動を与えてくれます。これらの要素が組み合わさり、スーパーマリオブラザーズ実写版映画は、多くの人々に喜ばれる作品となっています。
最後に、任天堂とイルミネーションが組んだことで、今後もさらなるスーパーマリオブラザーズの映画化が期待されます。この素晴らしいタッグにより、今後もマリオの世界を楽しむことができるでしょう。
IMAX3Dレーザー
最寄りのイオンシネマが5月1日からIMAX3Dレーザーに対応を始めたので体験する為に本映画を視聴。子供も初めての3D映画なので、せっかくのGWのアトラクション的な意味合いも兼ねて。
映画の内容についてはマリオコンテンツをうまくまとめた秀作。原作物で下手なストーリーを構築したばかりに面白くない作品は山程あるなか、マリオやクッパ、ピーチ姫等のお馴染みのキャラクターを演出した本作は正しく任天堂のスーパーマリオだった。
IMAX3Dレーザーに関して。
レーザーは、発色は良く、細部のディテールが非常にシャープになる。本映画だと、この辺りの良さはわかりやすい。ドットが一個一個クッキリと見える感じ。
3Dも、子供は大いに楽しめた模様。
ただ、IMAXに関しては、折角最高の映画体験を提供する為に音響や3D映像に力を入れてるのに、その技術は作品にフィードバックされていない気がする。
前回IMAX鑑賞した時も感じたが、最適化されているからとは言え上映前のデモ映像のクオリティが本編と比較しても格段に優れているのは頂けない。
3Dデモは、これぞ新時代の3Dと感動したが、そこで期待値を上げすぎたせいで本編の感動が薄れてしまった。
3D映画だとアバターが代表作かと思うが、3D上映を前提に当時の技術で最適化されていたあの映像体験は、まだまだ越えられなかったと思う。
家庭用テレビが大型化し、より高鮮明に鑑賞できる今、余程差別化しないと難しいのでは無いだろうか。なので映画批評としてなら、評価4で。
3D鑑賞だった事から周辺視野が狭まって没入感が上がったかわりに、映画館で観るよりも大型テレビで視聴する感覚に近くなってしまった。そこもちょっと残念。
ただし、一緒に鑑賞した奥さんは3D酔いもさることながら家庭でマリカーを後ろから見るだけでも酔う程に弱いが、本映画は最後まで問題なく視聴が出来た。
3D特有の、あのズレた感覚は非常に少なかったと思う。
今後もIMAX3Dレーザーの鑑賞を試したいが映画2本分の料金はするので、やっぱり映画を作る側ももう少し頑張って欲しいな思う。
何時の日かIMAXのデモばりに最適化された音響、3D映画を鑑賞したいと切に願う。
もういっそ、IMAXが映画作ればいいのに。。
ピーチの謎が解ける!?
ゲームの世界を忠実に再現していて、観ていて爽快!現実でもあらゆるゲームに登場しているマリオ、その世界をほぼ網羅したのでは?というくらい豪華で、よく練られていると感心。ゴールデンウイークで子どもも多く鑑賞していましたが、笑い声が聞こえるほどだったので、大人も子どもも楽しめる秀逸な作品だなと思いました。長年思っていた「キノコの国になぜ人間?」という謎も改名?する、納得できる筋書きでした。あとキノコがいちいち「こんなにかわいいのに?」というのが、あざとくてよい笑
伝統のゲームを忠実に映画化した、突っ込み所なき映画
世の中がマリオブームになっているようですね。
おそらく自分に深く刺さるものではないだろうけれど一般教養程度に鑑賞。
〇
・映像美→言うまでもないですね。マリオの肌感、レインボーロードのカラー等圧巻です。
・声優→「天下のマリオ」映画だけに、「声優業もできるタレント、芸人」を使わず、プロの声優を使っていましたね。特にピーチ、ピノキオが味があり、物語になじんでいましたね。
・音楽→所々に80s(洋楽)が散りばめられていましたね。しっかり初期マリオファンの心をつかんでいます。ギャグ要素との絡みにも磨かれたセンスがあります。
△
・タイトル通り、突っ込み所がありません。・・突っ込めない位にストーリーに論点がありません。万人受けする、映画好きで「良し悪し」を語り合いにくい。それほどに完成された超優秀映画です。
任天堂が本気を出せば平均点100点なぞ容易ということか
エンタメ性は抜群。
自分にとってはオープニングのふたりの配管工のコマーシャルで少し感動した。
高画質に表現された数々のキャラクターやアイテム、歴代の任天堂ゲームの要素が判断に盛り込まれた映像を観るだけでも楽しめる。
吹き替えで観たことで、"何も考えず楽しい度"がグッと上がり、「昔見たドラゴンボールやドラえもんの映画」のようないつもテレビで見ていたアニメがまた趣を変えてスクリーンに映っている新鮮さにセンチメンタルな気分も感じられたり。
懐かしの世界的ヒット曲が散りばめられているところをみるにやはり意図的に大人に刺しにきているのだろう。あの蒼白い星を配置していることも一つのアクセントとなり大人に一種の引っ掛かりを作ることに成功している。
ピーチ姫の立ち振る舞いにも一貫性があり面白おかしく見ることができた。
イルミネーションとの相性はバッチリで、それはそれでアメリカンジョーク的な面白さも充分に楽しめるがクッパやピーチ姫のキャラクター性の高さと濃さは、「マリオは日本のもの」という固定概念かなんなのか、私には僅かな違和感も感じるもので"公式の二次創作"感があった。これは原作であるゲームのストーリー設定やキャラクター設定(発売当初からそこまで細かな設定があるのかどうかわからないが)を詳しく知ることなくゲームをプレイしてきた自分はにとっては、本作のまるで違和感のなさすぎるストーリーに自分のイメージする"スーパーマリオブラザーズ像"が合致せず違和感を感じた。
私が面倒な考え方をする人間であることも自覚しているが、世界にリーチして映画という形にするためにはそれがベストだったのだろう。
観る上での前提条件であるスーパーマリオブラザーズシリーズに触れたことがある。という高いようで低いハードルと、ストーリーが王道であることによりより観る人の間口を広げて多くの人が楽しめるようになっている。ゲームをプレイしたことのある人はもちろん、世界観を多少なりとも知っている人は一度観ても損はないのでは。
ここまで書いておきつつ評価が⭐︎3.5なのは「これはやられた!」というような衝撃的なストーリー展開や演出、場面が見当たらなかったため。
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