「深みのないアクション超大作」ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー eigazukiさんの映画レビュー(感想・評価)
深みのないアクション超大作
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原作はマリオとルイージの兄弟が走ったり飛んだりするアクション性が魅力の人気テレビゲーム。この映画はまるでテレビゲームの世界に入り込んだようなが体験できる。またお互いが助け合う兄弟愛もテーマのひとつとして描かれている。2023年のCGアニメ映画。
私はこの映画は現実的体験ではなくあくまでゲーム体験の提供なので教育的な意味での中身が薄いと思う。お勧めできない。
ジェットコースターに連続で乗るかのようなハラハラドキドキのアクション超大作だがあまりにも現実とかけはなれていて教育的価値が低い。見終わった後には確かに危険を脱した後の爽快感が残るが単純すぎる気がする。メッセージも兄弟で力を合わせて暴力的な敵を暴力でやっつける単純なものであってマリオやルイジには人間味を感じない。弱気になったマリオが勇気を出してクッパに向かっていくときのマリオの気持ちの切り替えが無鉄砲で早すぎる。もうひとつ人間らしい過程をプラスしてマリオが勇気を出すなどしたほうがよい。ルイジのビデオを見ただけで勇気が出るマリオは設定が薄いキャラクターだと思った。テレビのコマーシャルを連続で見るような内容の薄さだった。
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