劇場公開日 2023年4月28日

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「マリオ結構やってるけど…なんでこんなに評価高いの?」ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー KoPiさんの映画レビュー(感想・評価)

マリオ結構やってるけど…なんでこんなに評価高いの?

2023年5月4日
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なんでこんなに評価高いの?レビュー低くすると評論家気取りって言われるし…。マリオは結構やっていたし、細かいネタにも気付いたけど、それが面白さに全く繋がらなかった。
パックンフラワーが土管に触れてると出てこないとか、レインボーロードのショートカットとか、青甲羅の奴とか、BGMと場面のマッチとか色々あったけど、それが感動に繋がる?マジで分からん。

ポリコレだとか、ストーリーが~とか、全部抜きにしてフツーに面白くなかった。そんな人いらっしゃいませんか?

KoPi
沼田さんのコメント
2023年5月10日

この映画は普通の映画と違い、ゲームをそのまま映像作品として落とし込んだファンサービスのようなもので、評価が高いのはそれだけマリオファンが多いという事ではないでしょうか。

実は過去のマリオ映画は失敗していて、どれも任天堂側が深く介入しておらず、ファン向けにとことん考慮されて作られた映像作品は今回が初になります。公開前は恐らく「また失敗するのではないか」という不安と、純粋に楽しみにしている層に分かれていたことでしょう。しかし中身はまさにファンの期待通りの、イメージそのもののマリオブラザーズと世界観。これはファンであれば、本当に嬉しい事です。大概ゲームやアニメから派生して作られた映像作品は作品改編がほとんどで、ここまで忠実に作られているのは類をみません。

仰る通り映画単体で評価した場合、それほど面白いものではありません。遊園地で喜べるような純粋無垢な楽しみ方ができる方が楽しめる映画に仕上がっています。大人向きではありません。

この映画が喜ばれているのは、長い間愛され続けてきた背景がある事と、今も大人も子供からも愛されているコンテンツである、という事が最も高い評価である理由だと私は考えています。

現在25歳~50代のマリオ作品に思い入れがある層であれば、毎秒視界に広がる任天堂の歴史とも見れる小ネタにノスタルジーを感じて、人によっては泣いてしまう人もいます。感覚的には、大好きな人から昔の思い出を綺麗に編集されたムービーを貰ったシチュエーションに似てるかもしれません。
ノスタルジー抜きの視点から見ると、味気ないかもしれませんね。

沼田