「ゲームの世界そのまま」ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー ケンさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲームの世界そのまま
スーパーマリオの映画としては100点、文句なしの出来です。
ストーリーはゲームと同じく単純ですが、だからこそゲームと同じく老若男女みんなが楽しめる。単純ではありますが、単調な内容ではありません。
予告編を見たならわかりますが、いわゆる初代マリオから、配管工、カート、64、ギャラクシー、NEWなどなど、いろんなシリーズの要素を組み込んでいるのはとてもよかったです。
最古の敵であるDK(厳密には違うキャラですが)と、最新の姿のネコマリオが戦うのはちょっとおもしろかったです。
また、ブルックリンの町のところどころには任天堂ソフトの要素も。パンチアウトやアイスクライマー、バルーンファイト、パルテナなど、知っている人はにやりとできる仕様です。
もちろん、アクション部分も派手で見どころ満載でした。2Dのような見方と3Dのような見方を巧みに使い分け、旧作や新作の両方のおもしろさを思い起させるいい魅せ方だったと思います。
総じて、大人でも子供でも楽しめる、いい映画です。
唯一の細かい欠点が、やや視聴者の「マリオ」知識に頼っている部分があり、多くはないと思いますが、マリオをあまり知らない人が見ると、ところどころ「?」が出てくるところもあるかも。なので、4.5としました。
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