ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーのレビュー・感想・評価
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マリオ好きでよかった!
マリオはDSで出会って以降好きになり、Switchなどで15年以上遊び続けてきました。そのため、この映画が製作されることを知ったときは「どんなストーリーになるのかな?」とワクワクするぐらい心から楽しみにしていました。
今回、私は日本語版と英語版の両方で観ました(詳しくは後で述べます)。その感想を一言で表わすと、「マリオの楽しさをトコトン詰め込んだ素晴らしい映画」になっていました!
過去に発売された原作ゲームのネタが沢山取り入れられており、マリオの集大成と名乗っても良いぐらいの内容に仕上がっていました。例えばマリオカートより、レインボーロードでアクションレースを繰り広げる場面がありました。マリオのストーリーはシンプルなイメージが強いですが、個々のゲームから一つの物語としてまとめられていたことに感動しました。
3DCGは「怪盗グルーの月泥棒」から技術が大幅に進化しており、イルミネーション作品史上最高に美しかったです。ゲームをリアルにしたような映像になっており、あまりの綺麗さに驚きました。また、音楽はゲームのBGMがアレンジされたものが多く、とても懐かしくなって興奮が止まりませんでした。それに留まらず、ゲームの効果音も「ここぞ!」という上手いタイミングで使われていました。目と耳だけで味わっているにも関わらず、実際に遊んでいるような爽快感がありました。そのため、ここまで遊び心に溢れた映画が他にないのではと思えるぐらい明るい気持ちになれました。
今作のマリオは、初めてキノコ王国にやってきた設定になっています。マリオに関する説明が非常に多いので、ゲームをあまり知らない人でも彼と同じ目線で楽しめるようになっています。ここから、任天堂が昔からのファンやそうでない人を満足させることを大切にしていることが伝わってきました。
前述の通り、私は2つのバージョンで観に行きました。1回目は池袋で日本語版IMAX3Dを、2回目は新宿で英語版ドルビーシネマ3Dを鑑賞しました。日本語版でマリオを担当した声優の宮野真守さんは、クールでコミカルな演技になっていました。また、関智一さんのキノピオはやや強引な声になっていたものの、どこか憎めないキャラで面白かったです。
英語版では、クリスプラットがマリオを演じました。ワイルドなお兄さんのイメージがありつつも、マリオらしさも大事にしている印象を受けました。また、クッパを演じたジャックブラックはプライドが高い悪役にピッタリ当てはまってよかったです。それに加え、彼がピーチに向けたあるシーンでは、あまりのシュールさに笑ってしまいました。
IMAX3Dは巨大スクリーンやパワフルなサウンドで迫力が増していました。特に、レインボーロードでレースする場面は、マリオたちと一緒に疾走しているような臨場感がありました。
一方、ドルビーシネマ3Dで観るキノコ王国はとてもカラフルで、明暗や色のメリハリがはっきりしている映像に圧倒されました。音響も立体的で、セリフや効果音が自由自在に動いているように感じました。
惜しかった点としては、冒険パートが短すぎたことです。例として、キノコ王国からジャングルに向かうシーンがありますが、ダイジェストのようにサクサクと進んであっさりしていました。個人的には90分という短い時間でも、もう少し描いてほしかったなと思いました。ストーリーもご都合主義でツッコミどころが多いため、壮大なスケールや丁寧なものを求めていると退屈に感じるかもしれません。
何はともあれ、子供から大人まで元気になれる映画になっています。私は劇場で様々な作品を観てきましたが、ここまで感情を大きく揺さぶられた映画に出会ったのは初めてでした。そのため、観終わった後には「マリオを好きになってよかった!」と笑顔で実感することができました。
今回は長々と自身のマリオ愛を語ってしまいましたが、一生に一度の体験ができるのでこの機会に観に行くことをおすすめします。
クッパは英語ではバウザーでしたか。
告白するとスーパーマリオすらほぼプレイしたことがなく、横スクロールしないマリオブラザーズやドンキーコングで止まっている人間なので、正直、この映画にふさわしい観客ではなかったと思う。実際、序盤のニューヨークで出勤する場面などは、おお、これはスーパーマリオの横スクロールだなと知識でわかるものの、一体どれだけのオマージュやイースターエッグを見過ごしていることか。それでもゲームを基調としたアニメ表現は目に楽しく、ニンテンドーの世界観がいかに豊かなものなのかを堪能した。
とはいえ、お話の他愛なさは意図的であったとしても食い足りず、一番気になったのは、ルイージが捕まったお姫さまポジションなのはわかるとしても(『ローグ・ネイション』のベンジーみたいなものか)、「ひとりよりふたり」というテーマを打ち出すにはあまりにもルイージの活躍パートが少なすぎないか。というか、マンホールかなんか(うろ覚え)を持って攻撃を受け止めただけじゃなかったか。せっかくなのだから、最後はコンビ技とかを繰り出してクッパに勝利を収めてくれないか、とは思ってしまった。
あとアニャ・テイラー・ジョイやジャック・ブラック目当てで字幕版で観たんだが、クッパは英語だとバウザーだし、キノピオはトードなのですね。ゲームファンはとっくにご存知のことでしょうが、さすがに字幕で出る名前が一切呼ばれないと落ち着かないものがある。
ゲームの世界観を最大限に活かしながらキチンと1本の映画として成立させた「任天堂×イルミネーション」の才能の結晶的な作品。
私はゲームのマリオはほぼ知らないのですが、それでも本作のような「立方体を叩いて出てくるアイテム」などはもちろん知っています。
本作で驚いたのは、ここまで「ゲームの世界観を最大限に活かし上質なファミリー映画」として成立させることができるのか、ということでした。
例えば、車のエンストでピンチに陥ったマリオらがダッシュで走るのですが、ここでゲームさながらの動きをします。
しかも、それが非現実的な動きをするのではなく、キチンと町の中を走りながら細かい動作を入れる事で巧みにゲームの世界を再現しているのです!
そして、目的地に到着してからの家の中での作業については、イルミネーション作品の「ペット」や「ミニオンズ」などで見られるような痛快な展開となり、まさにノンストップ・エンターテインメント作品としての醍醐味が見られます。
さらに音楽や効果音など、本当に細かい部分までこだわり抜いている事が分かり、ここまで「スーパーマリオブラザーズ」というコンテンツを活かしきった努力に感心しました。
個人的な感性では、ピーチ姫のキャラクターデザインはもう少し可愛くしてもいいのかな、とは思いましたが、これも忠実に再現した結果なのでしょう。
約40年間に及ぶ「マリオ」のコンテンツはまだまだネタが豊富ですし、この任天堂を代表するコンテンツを最高級のクオリティーで仕上げるイルミネーション。
この最強のタッグは始まったばかりでこれから世界を魅了し続けると思います。
是非この歴史的な始まりをスクリーンで目撃してほしいです。
ゲームファンに寄せてきた勇気ある内容でありつつ、詳しく知らない人にも幸福度が高い夢のあるムービー
海外では凄い賑わいで、すでにテンションがマックスになっている本作。
私は、集中すると何時間も時間が過ぎてしまうためゲームをあまりしない。それでも、マリオにはハマってしまった。マリオブラザーズのパワーをアップさせる「スター」などのキャラクターを獲得した時の「音」や土管に沈むワクワク感、各場面で流れる曲の落差、裏ワザの多さ、大きくなる機会を無視して小さいまま全てBダッシュで行きたくなる葛藤、タイミングとリズムを感じながら訓練して初めて得ることができる数々の達成感などに翻弄された。さらに、クリアしてもまだやり残した楽しみがあるという巧みな裏設定があり、敢えてやり直したりもしていた。
このようにマリオには思い入れが強いが、本作は見事にそんなマリオファンにも十分すぎるくらいの満足度を与えてくれた。楽しいだけでなく見る人によっては歓喜度がどんどん高くなり、何度も見に行きたくなる作品になっていると思う。
私は当時、「そもそも何でオーバーオールを着ているのだろう?」「マリオは何歳くらいなんだろう?」など根本的なところに疑問を持ちながらも、そこは調べずにゲームに没頭していたので、本作の序盤の時点から満足感が充満していた。
本作は親子で見られ、楽しくあっという間に時間が過ぎ、詳しくない人が見ても十分に楽しめる作品だ。
ゲームとアニメ映画の理想的な融合
正直、基になっているゲームを楽しんだことはない。知識と言えば、リオ・オリンピックの次回開催地、東京の紹介で、マリオが東京からリオまで穴を掘って突き抜けた先のオリンピック・スタジアムで、マリオの衣装を着た安倍元首相が恥ずかしそうに挨拶した、という程度だ。でも、あの時、スーパーマリオ・ブラザーズが日本が世界に誇るキラー・コンテンツであることは強く実感できた。
さて、その程度の知識しかない人間にとっても、今回の映画版はワクワクするくらい楽しい。ニューヨークで配管工を営むマリオとルイージの兄弟が、謎の土管を通じて魔法の国に迷い込むプロセス自体はベタでも、弟思いのマリオが途中で離れ離れになったルイージを救出すべく奔走する姿や、ゲーム音痴の耳にも馴染みのある電子音が稼働する件など、ここで間違いなく掴みに来るであろうポイントで、知識の有無に関係なくグッと来るのだ。ゲーム愛好家たちが喜ぶ姿を想像して、こっちも楽しくなると言うか。勿論、マンマミーア!の台詞でも。
冒険、正義、兄弟愛、父と息子のままならない関係、等々、ゲームの世界に映画的な要素を上手に組み込んだ、これは大人も楽しめるアニメ映画。成功の要因は、ゲーム側から任天堂が、アニメ側からイルミネーション・スタジオがそれぞれ参加して、お互いの良さを認め合い、譲歩した結果なのではないだろうか。これですっかりマリオとルイージのファンになってしまった。
現実世界のマリオルイージ
こんな感じなん?!というツッコミ導入から入り、結局楽しませていただき、マリオのゲームしたくなるという製作者の思惑にまんまとのってしまった!
お馴染みの世界が完全再現!
最近のゲーム映画化ブームの一つだろうと思って、映画館では観ておらず、サブスクで観ました。あまり期待してなかったのに、めっちゃ面白かったです!
マリオは、ファミコン〜64までやりました!
一番良かったところが、マリオが最初から強いのではなく、ピーチ姫と特訓をしてだんだん慣れていくところ。
そしてキノコを手にして、まさかまさかと期待を膨らませたら、お馴染みのスーパーマリオに変身!
なんか大きいなぁと違和感あったピーチの顔が、原作のように小さく見えるようになりました。
そしてマリオが、だんだんマリオらしい動きをしていくのが良かったです!
それと、まさかのドンキーコングが登場!そういえばドンキーって、初期ではマリオの敵キャラだったんですよね!(厳密には親の方だったと思いますけど)赤い橋で樽を投げてくるところは原作そのままで良かったです!
ディディーも出てきてくれて嬉しかったです!
あとはマリオカートのシーン!マリオといえばマリオカートですよね!レインボーロードとその曲が登場してテンション上がりました!しかもコース外れて、ショートカットみたいなこともしてるし!レインボーロードといえばそれですよね!
他にも音楽が素晴らしい👍お馴染みのマリオのBGMや、程よくMIXされたピコピコ音。懐かしいです。
映像も、水の表現などめちゃくちゃ綺麗でした!
ピーチ姫が活躍していたところも良かったです!そういえば、ピーチ姫は一部作品でおてんばなところがありましたよね。ライダースーツ着てバイクに跨る姿がかっこよすぎる!笑
クッパがピーチ姫にこだわる理由がよくわかりませんが、原作らしさが出ていて私はプラスポイントだと思いました笑
スターをゲットして敵を蹴散らす姿は、原作の爽快感そのままでした!
あえてヨッシーを出さなかった理由は、次回作への布石だったんですね!今作がインパクト強いから次回作は、どうなることやら。
一度観ただけでも面白かったですが、また見返すと細かい発見があるかもしれません!
いつの時代も愛される理由と新たな物語が重なった映画版マリオ
わぁ…!とDSライトを開いた頃の童心を開く。イルミネーションも流石の仕事ぶり。
何でもない自分が変わる成長記でもあり、そこにゲームを想起させる場面の数々は懐かしくて新しい。
吹替版で観たが字幕版も観たいし何より映画館で観たかった…!
マリオの世界へHere We Go! It’s-a Meな小ネタもたっぷりでファンならManma Mia〜♪🍄
ブルックリンの配管工マリオが、弟ルイージとキノコ王国を救うため大魔王クッパに戦いを挑むアクション・アドベンチャーアニメ。
主人公マリオの声を演じるのは「MCU」や『ジュラシック・ワールド』シリーズのクリス・プラット。
キノコ王国の王女、ピーチ姫の声を演じるのは『アンブレイカブル』シリーズや『ラストナイト・イン・ソーホー』の、名優アニャ・テイラー=ジョイ。
ダークランドを支配する大魔王、クッパの声を演じるのは『スクール・オブ・ロック』『ジュマンジ』シリーズのジャック・ブラック。
ジャングル王国の王子、ドンキーコングの声を演じるのは『カンフー・パンダ』シリーズや『ライオン・キング』のセス・ローゲン。
マリオの日本語吹き替えを務めるのは『バケモノの子』『竜とそばかすの姫』の宮野真守。
第66回 ブルーリボン賞で外国映画賞を受賞!
1981年、アーケードゲーム「ドンキーコング」で我々の前に初めて姿を現したマリオ。「ドンキーコングJR.」(1982)でヒールを演じた後、ゲーム&ウオッチ版「マリオブラザーズ」(1983)で初めて弟ルイージが登場。ここに現在まで続く「マリオ」シリーズが芽吹きをみせる。
同年、アーケード版「マリオブラザーズ」が発売。カメ、土管、コインといったシリーズのアイコンはここが初出。その後は「テニス」(1984)で審判をしたり、「ゴルフ」(1984)でゴルファーになったり、「レッキングクルー」(1984)で解体屋として働いたりと、アルバイト的な細々としたお仕事をこなしていたのだが、1985年ついにあの「スーパーマリオブラザーズ」がファミコン用ソフトとして発売される。
大魔王クッパに攫われたピーチ姫を救い出すため、マリオとルイージが大冒険を繰り広げるというこのゲームは、横スクロールアクションというフォーマットを確立。その後のゲーム業界に決定的な影響を与えた。世界累計販売本数は、移植版や再リリースを含めると5,800万本を超えると言われている。売り上げ的にも評価的にも、史上最高のゲームの一つであることは間違いないでしょう。
「スーパーマリオブラザーズ」の大成功もあり、シリーズは2024年現在でもバンバン新作が発売されている。世界シリーズ累計販売本数は4億本以上、「スーパーマリオカート」シリーズ(1992〜)などのスピンオフ作品も含めるとその数は8億8,000万本にも及ぶ。
「マリオ」は世界で最も売り上げたビデオゲームシリーズであるとされているのだが、第2位の「テトリス」シリーズの売り上げは約5億本。1位と2位の差を考えると、如何に「マリオ」の世界的人気が異常なのかがはっきりとわかる。マンマミーア!!
90年代に少年期を過ごした者にとって、「NINTENDO64」と「PlayStation」の二択は人生最初の大きな選択であった。クリスマスプレゼントにどちらを選ぶのか、その答えによってその後の人生観が決まると言っても過言ではない。それほどにこの2大ハードの登場はマイジェネレーションにとっての一大事件だったのだ。…「セガサターン」?知らない子ですね…。
悩んだ末にプレステを選択した自分にとって、実はニンテンドーにはそれほど思い入れがない。「スーパーマリオ64」(1996)もやってないし。
とはいえ、そんな自分でも当たり前の様に「マリオ」シリーズはいくつかプレイしてきている。「スーパーマリオランド」(1989)とか「スーパーマリオワールド」(1990)とか「6つの金貨」(1992)とか。そういえば、「ワールド」の攻略本に載っていたマリオの冒険の裏側みたいな小説がとんでもないブラックコメディでめちゃくちゃだった。あれほんとに酷い内容だったので、大人になった今だからこそもう一度読んでみたい。
まぁ一番思い入れが強いのは異色作「スーパーマリオRPG」(1996)なんだけど。ほんまこのゲームは最高や!ジーノ〜〜😭
前置きが長くなってしまった💦
本作は完璧なまでの「スーパーマリオ」の映画化。キャラクターデザインはゲームを上手く踏襲しており違和感がないし、ところどころで横スクロールゲームの様なアクションシーンが挿入される。あの名物難コース「レインボーロード」をマリオカートで爆走したり、各キャラクターのアクションが「スマブラ」シリーズ(1999〜)仕様だったりと、とにかくサービス精神が旺盛。
サウンドトラックの面でも、近藤浩治さんが作曲したお馴染みのゲーム音楽のみならず、あの迷曲「モンキーラップ」までも劇伴で使用。やはり音楽は大事で、聴き馴染みのある楽曲が流れてくるだけでキター!とテンションが上がってしまう。DK!ドンキーコング!DK!ドンキーコング!
ライトなファン層向けの目配せから、「ダックハント」(1984)や「パンチアウト!!」(1984)のイースターエッグと言う誰得な小ネタまで、まぁとにかく見どころ満載というか、ニンテンドーらしい遊び心に溢れている。さらにニンテンドーのゲームからだけでなく、日本のアニメからもネタを拝借。マリオとルイージのコンビネーション攻撃が完全に『エヴァ』のユニゾンキックだったのには笑っちゃいました🤣
画面の隅々までネタが仕込まれているので、一度観ただけでは到底全てを理解することは出来ない。何度も繰り返し鑑賞し、映画内の隠し要素をコンプリートすることも本作の楽しみ方の一つなのだと思う。
ゲーム界の現人神・宮本茂と、気鋭のアニメーションスタジオ”イルミネーション”がタッグを組んだ本作。映像のクオリティの高さと、詰め込まれたアイデアの豊富さは流石。”面白さファースト”といった具合の娯楽快作である。
ただ、ストーリーの薄っぺらさに関しては擁護の仕様はない。落ちこぼれの兄弟が最終的にヒーローになる、という百万回観たような凡庸な物語が展開される。「ブルックリンのピンチを救った!お前らはスーパーマリオブラザーズだっ!」って、そもそもNYにクッパを連れ込んだのはマリオなんだよね。というか、NYって水浸しでヤバかったんじゃなかったっけ?そのトラブルを解決してこそ、街に根差したヒーローと言えるのではないだろうか。…こういうツッコミは本作には野暮?
思えば、ニンテンドーのゲームってどれもストーリーは有って無いようなもので、はっきり言って「マリオ」シリーズのストーリーとか、一作たりともはっきりと覚えてない。
「ストーリーよりもアイデアと操作性」こそがニンテンドーの作風だが、それが映画にもはっきりと表れており、そこを見て「いかにもニンテンドーらしい!」と褒めるか、「ゲームと映画は違うんじゃボケッ!」と怒るかは観る人次第。ニンテンドーのゲームにどれだけ慣れ親しんでいるかによって、本作の評価は大きく変わるのでは無いだろうか。
特に「マリオ」に対して思い入れのない自分だが、本作の陽性な作風は大変好ましく、終始ニコニコしながら鑑賞する事が出来た😊
ただ、良くも悪くも「100%ゲームの映画化」という作品なので、「マリオ」シリーズの大ファン、もしくは一切「マリオ」を遊んだ事がない人が本作を観た時にどう思うのかはわからない。誰もが楽しめるファミリー映画のようでいて、意外に観る人を選ぶかも?
なんにせよ、本作は興行的に大成功を収めた。日本だけでも140億円、全世界興収が13億6,000万ドル越えだというのだから驚く。地球人マリオ好きすぎだろっ!!Σ(゚д゚lll)
当然シリーズ第2作も制作が決定。ポストクレジットを見る限り、どうやらヨッシーがキーパーソンになるようだ。
出来れば『2』にはワリオを登場させて欲しい!んで、サプライズゲストとしてカービィかサムスあたりを登場させてですね。『3』くらいでリンクとピカチュウを呼んできて、最終的には「ニンテンドー・シネマティック・ユニバース」(NCU)を展開。集めたヒーローたちを結集して『ザ・大乱闘スマッシュブラザーズ・ムービー』を公開!!これが実現したら確実にアニメ映画の歴史を塗り替える大ヒットになるぞ!!
てか、多分ニンテンドーも最終的にはこれを狙ってると思うんだよね。今頃、「スマブラ」のディレクター桜井政博さんがアップを始めてるかも…?
※音楽はゲーム音楽だけでなく、80’sのヒットナンバーもバンバンかかる。AC/DC最高っ!!
エンディングにELOの「ミスター・ブルー・スカイ」が流れるけど、そういえば同じくクリプラが主演を務める『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
(2017)ではOPにこの曲が使用されていたような。偶然?それともあえての選曲なのだろうか…?
今後、ゲーム作品の映画化の教科書になる作品
『ゴジラ』や『ポケモン』と並ぶ、日本が誇る一大コンテンツ『スーパーマリオ』が、まさに理想的な形で映画化された作品!
特に、同じ任天堂の作品としては、実写化による新たな世界観の構築となった『ポケモン』の様な形ではなく、あくまで原作ゲームの世界観を再現し、荒唐無稽な設定のゲームを映画化する上で最低限の設定説明を交えて構築したのは驚異的だ。
アメリカでは公開前に「ロッテントマト」にて批評家が批判していたが、短い尺の中でテンポ良く話を展開し、最低限の設定説明やキャラクターの成長まで描くなんて、相当凄い事をやっていると思うのだが。
①ブルックリンで配管工を営むマリオとルイージ、大手の配管工会社から独立するも、仕事は上手く行かずに父からも認めてもらえない。
②地下の配管不良により街が大洪水となり、チャンスと飛びついた先で、お馴染みの魔法の土管で異世界へ。途中、ワープルートの分岐により離れ離れになる兄弟。
③マリオは辿り着いた先のキノコ王国でクッパの侵攻と弟の身に迫る危機を知り、ピーチ姫と合流。ゲーム内容を反映したステージクリアイベントで修行。
④来るクッパ襲来へ備え、コング王国へと同盟を持ちかける為に旅に出るマリオ&ピーチ&ピノキオ。
⑤コング王国でのドンキーコングとの対決。
⑥同盟締結後、即座に帰国する為「マリオカート」よろしくレインボーロードでのレース。
⑦窮地に立たされクッパとの結婚を承諾したかに見せて、披露宴で大活躍するピーチ。
⑧魔法の土管に特大キラーをぶつけた事による土管の暴走。それにより、ブルックリンにクッパ軍団と共に帰還してしまうマリオ達。
⑨挫けそうになりながらも、弟や仲間達の協力によって、スーパースターによるパワーアップを経た、まさに“スーパーマリオブラザーズ”。見事クッパ軍を撃破し、街の人々から称賛され、父からも自慢の息子と認められて自己実現を果たす。
大雑把に作中の出来事を羅列したが、これだけ様々な舞台にキャラクターを移しつつストーリーを進行させ、本作ならではの自己実現といったキャラクターの成長も見せてしまうのは見事だと思う。
また、どの舞台にも原作ゲームへのオマージュと愛を盛り込んでいるのも非常に好感が持て、何より観ていて楽しい。
マリオやルイージに現代的なキャラ付けをして親しみを持たせつつ、人間であるピーチ姫が何故キノコ王国に居るのかも端的に説明したりと、1本の作品として成立させる上での辻褄合わせも上手い。
また、本作1番の功労者と言えるクッパの存在感も素晴らしかった。吹き替え版で鑑賞したのだが、声優の三宅健太さんがパンフレットで意識したと語っていたように、何処かガキ大将っぽい台詞回しや振る舞いが、憎めない悪役として抜群だった。
ピーチ姫への愛を込めた歌は、無駄に良いメロディー且つ歌唱力があるのが最高に腹立つのも◎(笑)
他にも、ゲームのステージを意識した構図や効果的に機能する原作音楽のアレンジや名曲の数々、マッドマックスFRばりのレインボーロードでのレースと、とにかくありとあらゆる要素が見ていて楽しい。
観終わった後、席を立つ観客が口々に「マリカやりたい」「スーマリやりたくなった」と語っており、今作が果たすべき最大の役割をキチンと果たしているのがヒシヒシと伝わり、そういった光景を目の当たりに出来たのも感慨深かった。
世界的な特大ヒットにより、間違いなくシリーズ化するだろう。出来れば、次回はルイージの活躍にもスポットを当ててもらいたい。
そして、エンドロール後のオマケ映像で示唆されたヨッシーの活躍も。あの見せ方は完全に『GODZILLA(1998)』のラストでホラーだが(笑)
夢が叶った
ゲームファンです。
積年の夢が叶ったような感覚。かつてない高揚感。
ゲームファンとしてこれが欲しいを全部、なんなら200%叶えてくれたような作品。
マリオが大好きだと再確認できる。
ピーチ姫が意外に表情豊かで活発でアグレッシブで、城に籠り城を守っているわけではなく1プレイヤーとして存在しており、王国を率いていて良かった。
宮野さんのマリオもバッチリハマっている。
関さんのキノピオ天才的だ。
夢を見せてくれてありがとう。Nintendoビッグラブ!
よくここまでマリオの世界観を映画の中に表現してくれた!
1990年代に、スーパーファミコンで、ゲームのマリオをやっていた世代としては、マリオが映画になったっていうことが嬉しい!
映像は、「怪盗グルー」「ミニオンズ」などのヒットを手がけているイルミネーションスタジオと任天堂がコラボしてつくっているだけあって、非常に鮮やかさが印象的な感じ。子どもが見ても、興奮しちゃうぐらい、マリオの世界観が表現されている!
途中に出てくる、マリオカートのレインボーコースのカーチェイスがすごい!すごく興奮できるくらい、迫力のあるカーチェイスだった。
クッパに、ピーチ姫が立ち向かうシーンが個人的にはとても好き!強いピーチ姫が素敵に描かれている。
監督のアーロンホーバス、かなりの手腕だと思った!面白い映画だった!
とてもシンプルなストーリーでのめり込めました。夢中になってスーファ...
とてもシンプルなストーリーでのめり込めました。夢中になってスーファミでマリオブラザーズをやっていたのが懐かしいです。個人的にはレインボーロードが出てきたのが胸熱でした。スーパーマリオと共に育ってきた人は是非。
マンマ・ミーア!!
飛行機内で時間が丁度合いそうだったので鑑賞
考え込まず気楽に見れて面白かった~
とにかく絵面が可愛い!
きのこ達キュートすぎ、国がカラフル
ゲームそのままの感覚で出てくる練習場や闘技場、マリカ、全部わくわくする。
不二子ちゃんのように、強くてカッコいいピーチ姫にびっくりしたけど、格ゲーで戦ってるから、まあ違和感はない。
クッパが純粋で可愛くて、応援したくなっちゃう。
あとは、ヒーローやtake on meなどの音楽も最高!
楽しい映画でした!
ちっちゃい頃見たら危うく人生変わってたくらい楽しい映画NO1
楽しすぎた
小学校の頃この映画見てたら人生変わってたと思う
映画監督か配管工を目指してたと思う
そういえばマリオ好きすぎて配管工目指すやつとかいんのかな
改めてマリオの本業は配管工であくまで副業でピーチ救ってんだなって思った
なんといってもこの映画の魅力はクッパの初々しさ!!
このクッパ童貞だろ
アンジェラアキみたいに弾き語りしてんのも良かった
クッパとピーチが繋がる未来も見たいなあ
クッパとピーチの同人誌探そ
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