ワイルド・ロード

劇場公開日:

ワイルド・ロード

解説

ラッパーのマシンガン・ケリーことコルソン・ベイカーが主演を務め、犯罪組織の金を奪った男の逃避行を描いたクライムアクション。

犯罪組織から金と麻薬を盗んで逃亡したフレディは、腹部に被弾しながらも長距離バスに乗り込む。これまで父親らしいことを何もしてやれなかった娘リリーへのせめてもの償いのため、どうにか逃げ切ろうとするフレディだったが、冷酷な女ボス・ヴィックが差し向けた追手により、フレディと共謀した仲間たちは次々と殺されていく。出血多量で意識が朦朧とし、車内には怪しい行動を取る乗客もいる中、フレディは藁にもすがる思いで疎遠になっていた父親に助けを求めるが……。

「ミスティック・リバー」のケビン・ベーコンが主人公の父親を演じ、「ウォークラフト」のトラビス・フィメル、「透明人間」のストーム・リードが共演。

2022年製作/97分/PG12/アメリカ
原題または英題:One Way
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2022年12月2日

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映画レビュー

0.5低予算クライムドラマ

2024年6月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

バスの中での会話がメインな映画でアクションはほぼ無し。キャストも少なく見るからに低予算。
『疎遠だったクソ親父が実はめっちゃ強かった!』みたいなケビン・ベーコンのクライムアクションを想像してたから超ガッカリ。
クソ親父めっちゃクズだし、クズのまま終わったし、良いところ一つもなくて逆に凄い。
また、同乗者達が事件に巻き込まれるわけでもないから全体的に主人公親子との絡みが薄いのが残念。特に妊婦は正直いてもいなくても問題なかったかな。別に妊婦である必要もなかった。
あと、主人公のイマジナリーフレンド?別人格?みたいな奴も何それ?って感じ。解説&時間稼ぎに無理矢理付け足した感じがして最後までしっくり来なかったな。

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カミムラ

3.5バスの中・・・でもう一工夫

2024年2月27日
PCから投稿

組織の金を奪い長距離バスに逃げ込んだ主人公苦闘を描く物語。

B級サスペンスにカテゴライズされるシチュエーションスリラーですね。お金はかけられていませんが、それでも無理なく鑑賞出来る設定とストーリー展開は見事でした。

手負いで朦朧となる主人公。仲間の危機、迫る追っ手、父親との邂逅。そして、少女との触れ合い。長距離バス・・・という限られた空間の中ですが、それらが上手に散りばめられていて、飽きさせません。

粗はそれ程感じませんが、それでもバス内でのやり取りに、周囲が無関心過ぎるのは不自然に感じてしまいます。
また、ラスボスとの係りについては、もう少し早く明示しても良かったかもしれません。恐らく制作陣が敢えてぼかして描いていたのだと思いますが、後半の納得感よりは中盤迄の戸惑いの方が大きく感じたのも残念なところ。

私的評価は普通にしました。

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よし

3.0こっちがホントのソーシャルワーカー!?

2022年12月16日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

ある目的から組織の金を盗み追われる身となったフレディ。逃げる為に命からがら乗ったバス内にて巻き起こるいざこざを描いた作品。

全体を通し、瀕死のフレディが車内で色んな人に電話を掛け続けることで物語が展開していく、ほぼワンシチュエーションモノの作品。

ポスターや予告編からはアクション作品をイメージして観に行ったが、どちらかと言うと家族との過去に後悔をもつフレディが車内で出逢った人との交流を通じ変わっていく、ドラマ作品といった所か。

興奮するような大きな展開はないものの、乗り合わせた人物たちのサブストーリーもうまくフレディの話を彩っており良い感じ。ソーシャルワーカーの男や運転手さんもナイスキャラ。勿論クソオヤジも(笑)しかし、何か起こしそうで起こさなかった方々もチラホラ。もしかしてワタクシ、寝落ちしてたか(笑)

フレディを中心とした2つの親子関係の対比は印象的でしたね。裏の世界の住人でも、子どもを愛する者もいれば・・・。でも娘の為って言っても、その金ってヤバいよね。。後々危険な目にあう可能性とか考えんのかな。。

さておき、はからずも誰かの道を正し守ろうとする男の姿にはグッときましたね。
同じようなシーンの連続が少々気になるものの、ほぼバス内という狭い空間のみでもうまく絡み合うストーリーに見応えを感じた作品だった。

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MAR

3.5緊張感が途切れないタイトなバスムービー

2022年12月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 ほぼ長距離バス内のワンシチュエーションで登場人物も少ないのに巧みなミスリードもあって、ストーリーに引き込まれる。

 組織のコカインとお金を盗んで逃亡を図るフィレディは見た目も生き方もドチンピラで、コイツに感情移入なんかできない。普通に考えれば、組織を裏切ったチンピラの運命は決まりきっているのだが、バスに同乗した家出娘や、ケースワーカーとの絡みが物語の転機になっていく。

 フィレディの父親も絵に描いたようなクズ父親で、ケビン・ベーコンにピッタリの役なんだよね。こんな父親にしか頼れないなんて最悪の状況。

 ラストのまとめ方は、ちょっと無理な感じもするが、緊張感が途切れないタイトなバスムービーでございました。

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bion