「電気がなかったら暮らせませんよ!」沈黙の自叙伝 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
電気がなかったら暮らせませんよ!
逮捕され投獄中の父親に代わり、首長選挙に出馬した退役将軍に仕える青年が「将軍」の本当の顔をみる話。
インドネシアの農村で暮らす青年ラキブのもとに、地域の指揮者であり権力者の「将軍」がやって来て、ラキブが使用人として仕えることになり巻き起こっていく。
スケジュール管理はしていないし、代理で何かするわけでもないし、運転手というか付き人という感じですかね。
ラキブには優しく親身に接する将軍だけど、母親の手紙を読む青年にプライドの高さをみせたり、輩のような行動をする村民に厳しい顔をみせたり。
グレーを超えた腹のうちがみえてきて、そして結果としてそこに加担して、出した結論は…どこの国にもいつの時代にもある話しだし、派手な展開はないけれど、カタルシスがしっかりあってなかなか面白かった。
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