沈黙の自叙伝

劇場公開日:2023年9月16日

沈黙の自叙伝

解説・あらすじ

農村に君臨する将軍と彼に仕える青年の奇妙な関係を通し、暴力と欺瞞に満ちたインドネシアの近現代史を寓話的に描いたドラマ。

インドネシアの農村で暮らす青年ラキブの父親は服役中で、兄は海外へ出稼ぎに行っている。ラキブは一族で数世紀にわたり仕えてきた退役将軍プルナが所有する空き屋敷で、たった1人の使用人として働くことに。プルナはラキブに対して立場を超えて親身に接し、父親のような存在となっていく。やがてプルナが地元の首長選挙に立候補したことで、2人の運命は大きく動き出す。

監督はこれが長編デビュー作となるマクバル・ムバラク。2022年・第79回ベネチア国際映画祭で国際批評家連盟賞、第23回東京フィルメックスコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞した(映画祭上映時タイトル「自叙伝」)。

2022年製作/115分/G/インドネシア・ポーランド・ドイツ・シンガポール・フランス・フィリピン・カタール合作
原題または英題:Autobiography
配給:ムーリンプロダクション
劇場公開日:2023年9月16日

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(C)2022. Kawan Kawan Media, In Vivo Films, Pōtocol, Staron Film, Cinematografica, NiKo Film

映画レビュー

1.5 61点

2025年11月21日
PCから投稿
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ま

2.0 ダム開発も大切だが…

2023年11月1日
Androidアプリから投稿

悲しい

難しい

ダム開発を推進する将軍と、反対派の家族の息子(19)がおこした将軍のポスター破りが発端ではじまる事件
殺人にまで発展してしまい、精神的に追いやられる将軍の世話役の男
確かに近代化は大切だが、殺人はいけん…その辺をノンベンダラリと描写した映画でした
僕には合いませんでした

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ろくさん

5.0 インドネシア近年の作品では、半ドキュメンタリーとでも言えばいいか「...

2023年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

インドネシア近年の作品では、半ドキュメンタリーとでも言えばいいか「アクト・オブ・キリング」と姉妹的作品「ルック・オブ・サイレンス」が強烈な印象を残したが、このシリアス映画「沈黙の自叙伝」もそれに通底する実に見応えのある心理サスペンスだ。軍と政治と一般社会のしがらみが密接に絡み合う国柄ならではのドラマにハラハラしながら引き込まれてしまった。ダークな素性漂わせる退役軍人とそこで下働きに就いている青年のぶつかり合う正義感の話。ずるずると関係は続いていくがいずれは答えを出さなければいけない関係を、主人公2人は迫真の演技で臨場感たっぷりに表現する。“何かのフリをする”程度の演技感では到底成し得ない世界を作り上げた監督の演出力と俳優の演技に脱帽した。それにしても中国、韓国はもちろん、フィリピンや台湾、そしてこのインドネシア。作品のクオリティは随分先を行っている。

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flushingmainst

3.5 権力は魔法

2023年10月2日
iPhoneアプリから投稿

終始薄暗くちょっと眠気との戦い。前半はふーんという感じだが、後半に入ると薄暗さが演出にさえなる。
ラストがいい。

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共感した! 2件)
Oyster Boy

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