非常宣言のレビュー・感想・評価
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政府に突きつけられるトロッコ問題
バイオテロが航空機内で起こった時に、各国の政府はどういう対応をとるのか。国益と人命を天秤にかけた政治リアリズムが描かれる。
アメリカの塩対応は当然ですよね。アメリカファーストは伝統です。我が日本の描き方には、ちょっと悪意があるかな。とはいえ、「ダイヤモンド・プリンセス号」乗員の上陸を許可しなかった前歴がある。ただ、この作品で日本官邸が下した決断を今の政権が実行できるかというと、それは無理だよね。そこまでの胆力がない。
この作品は、141分と長いんだけど、全然ダレない。ウイルスを機内に持ち込む方法は、これならあり得るという現実的な手段だし、機内に乗り込むまでのエピソードもテンポよく進んでいく。
ウイルスがばら撒かれてからの機内の混乱と人間模様が一段落すると、航空機が錐揉み状態に陥るんだけど、機内の様子がめちゃくちゃリアル。人が天井方向に向かって何度も落下して、叩きつけられる。撮影中にケガ人が出てもおかしくないくらいの激しい衝撃をスクリーンから感じる。
終盤は韓国映画お得意の長〜いクライマックスだけど、感情を2段階で揺さぶってくるからやっぱり泣いちゃいます。感動の後のエピローグがこれまたよくて、いい余韻のままエンドロールを迎えることができます。
人間の誇りを失わない‼️❓命よりは‼️❓いや、命の次に‼️❓
想像してたより、遥か上なので高得点です。
自衛隊は、いや、日本はそんな無慈悲なことは、古今東西しないけど。
ただのパニックものと侮ると、自分を見失うかも。
乗客にしても刑事にしても、理想すぎるけど、それを映画にした心意気は買いたい、そう思うのです、日本なら、欧米なら、高感度狙いのバカと思われるだけだから。
死に直面しても尊厳は失いたくない、それを映画で観れただけで観た価値ありでした。
みんなの演技で最後まで手に汗🫱💦握りました。
理屈や現実で変なところを引きちぎる力技で、最後まで飽きずに観れました。
映画館では、佳作です、是非。
スケールの大きなアクションパニック映画ですが・・・
スケールの大きなアクションパニック映画です。邦画じゃ作れないだろうなあ。
でも色々筋書におかしなことあるなあ。
映画の中で観客にバレない嘘をつくのは全然かまわないんだけど、すぐにバレる嘘は止めてほしいなあ。
あと、韓国の映画なので韓国人を美化していますね。日本人から見たら違和感アリありですが、韓国の人から見たらウケるんでしょうね。
作品自体は、まあ、面白かったです。
韓国パニックムービーは凄い!
新感染シリーズよりも現実的で切実感がありました。直ぐにでも模倣犯が出そうで心配。360度撮影が迫力です。イ・ビョンホンさんが良い!
なかなか際どい内容で…
なんか…よくこの内容で作りきったなー、と。さすが韓国産。犯人との緊迫戦になるかと思ったら意外にあっさり解決。あとはアメリカ、日本、自国も巻き込んでウィルスだらけの飛行機をどうするか。燃料ネタとか感染具合とかちょっと不明瞭な点は多々あるけれど迫力ある展開で面白かった。
パニック映画が今、韓国!
句読点が付くように物語が進んで行くのが少々出来過ぎ感が拭えないのだが。この手のパニック映画の作り方は本当に韓国映画は群を抜いていると思う。
ソ・ガンホとイ・ビョンホンの共演にもこれは絶対見なくてはと心躍らせる。皆さんの感想にあるように途中日本が
悪者的に描かれているのでどうしても引っかかってしまうのだが私が日本人でなく他国の人であればこういう国もあるんだろうなあ・・くらいにしか見ないのかも。
ソガンホとイ・ビョンホン・・2人のバチバチを期待したのだけど・・しかし、この2人がいたおかげで映画がかなりのクオリティになっている。
ただこれだけは言える・・しばらく飛行機乗りたくない
体力いるので元気な時に観て欲しい。
メッチャ泣けるスカイパニック系の韓国映画! 本年度ベスト!!
予告編が面白そうだったけど、期待を大きく上回る作品だった。
そしてこんなにも泣ける映画とは思ってもいなかった。
ある理由でハワイに娘と飛行機で向かうジェヒョクがメイン。
その飛行機がウィルステロで乗員、乗客が感染。
人工的に作られたウィルスで潜伏期間が短く感染後、直ぐに発症する展開。
妻とのハワイ旅行をキャンセルし妻だけがその飛行機に搭乗した刑事のチーム長イノ。
妻が搭乗した飛行機を救おうと翻弄されるシーンが熱い。
登場人物達の人間ドラマがかなり濃い作品。
前半は終始低音の鳴り響くBGMが緊張感を倍増。
テロ犯の行動が恐ろしい。
中盤から機内で感染者が増えパニック状態。
コロナ禍の今だから他人事では無い感じ。
正体不明の感染者が搭乗しているので米国は飛行機の着陸を拒否。
まさかの我が国も拒否。
そして韓国も....
もう助かる道は無いと思わせてからのチーム長イノの行動が凄かった。
機内では機長が感染して死亡。
副議長も感染する中、ジョヒョクの過去が明かされる展開も良かった。
どの国も着陸を受け入れない時の乗客の行動に泣ける。
もうマスクがビショビショ(笑)
運輸大臣の行動がカッコ良かった。
ラストも素敵なシーンだけどエンドロールがあっさりして余韻に浸れませんでした( ´∀`)
結果… 韓国映画の嫌なとこばかり
オープニングから1時間は文句なしの面白さ。 緊張感ありワクワク感も増すばかり。
ところが中盤を超えた辺りから怪しくなり ただただクドく安いヒューマニズムとも言えない雑な脚本としつこい演出が続く。
うんざりしたな。
ジェットコースタームービー
作品の中での山と谷の切り分けがうまく出来てるなと思いました。
しかし韓国映画は身体を張りますね、車が事故ってひっくり返ったり、飛行機が逆さまになったり、日本映画はそこまでやらないから映画の持つ魅せる(エンタメ度)ということにおいては敵わないなと感じます。
話的には後半になればなるほど出来過ぎ君が気になりますがね。
色々と考えさせられた映画
初めて劇場で観る韓国映画でスケールの大きさに驚きました。
バイオテロで汚染された旅客機をアメリカに追随して日本も着陸拒否したまでは分かりますが、自衛隊機で迎撃させようというのにはちょっと…
韓国は日本を敵国視してるという噂なのでこのようなシーンが現れたのかも。
致死率40%で初見のウィルスが蔓延した旅客機を撃ち落とす判断が我が国の首脳にできるのか。
人の話を聞いてるだけではどんどん時がひっ迫してきます。
アメリカはこのようなテロがらみや犯罪の映画やドラマをチェックしてデータベース化してると聞きました。
我が国もいざという時のためにこのようないい映画を参考にして万が一の際に素早い対応をしていただきたいと思いました。
ラスト。。
雑すぎないかい??
ラスト予算がなくなったのかと😅思ったよ。
まあ、面白かったけどね。
キャストが豪華。
悪魔を見たのイ・ビョンホン
殺人の追憶のソン・ガンホ
モガディシュ脱出までの14日間の
キム・ソジン
ミセンの、イム・シワン
等など😊
まあ、良しとしよう!(何様😅な私😊)だけどね。
本当に怖いのはウイルスではなくネット社会
ソン・ガンホの安定的な演技力が光る
『飛行機の中でウイルスが蔓延したら
機内、地上ではどうなるのか?』
という映画です
まさに
コロナ禍を経てきたからこそのストーリー
となってました
上映中
劇場内にすすり泣く音が聞こえましたが
残念ながら私の琴線にはそこまでは触れてこなかった…
映画自体が少し長すぎで
パニック映画として焦点が
ぼやけてしまったこともありますが
ソウル〜ホノルル約8時間半×往復の間に
こんなにもがコトが進むか?
というぐらいに出来事が起こりすぎて
時間軸がおかしさを感じたことが
イマイチ感情移入できなかったことの
一因にあります
それ以上に
この映画で痛感したのは
時のリーダーは
人類が未経験の前例のないパンデミック状態に対して
どういう方向に導こうとも
どういう結果が導かれようとも
結局は批判の的になる
ということです
ネット全盛の社会において
最も強いのは
政治家でも軍隊でもなく
紛れもなく世論であり
SNSに乗っかった世論が動いてしまうと
政治さえ動いてしまう
その速度に対して後手に回ると
リーダーがどう動こうとも批判の的になる
ネット全盛の時代のリーダーは
決断力とカリスマ性が
ますます求められる
そう感じさせられました
今回登場した女性大臣も
人間味を持って対応はしてましたが
やはりスピードが速い
SNSに対して後手に回ってしまい
完全にその波に飲み込まれてしまいました
最後の女性大臣の
諦めとも取れる答弁が
全てを物語っているように感じます
一方、機内で
いわゆる自粛警察といわれるような
おじさんが登場しましたが
彼が本作品でワーストな人物であることは
間違いないでしょう
様々なことを学んだ映画ですが
あのようなおじさんにはなりたくないものです
総じて
映画の長さをもう少しコンパクトにすれば
パニックムービーとしての完成度が
もっと上がったのでは
そう感じさせられた映画です
緊迫感が伝わってくる
飛行機内で発生したバイオテロを描いたパニックスリラー。序盤は静かな展開でスタートしましたが飛行機が離陸してからは一変。機内での緊迫感がヒシヒシと伝わってきて自分も機内にいるかのような脅威を感じました。最後までハラハラする展開が続き、上映時間の長さも全く気になりませんでした。
2023-4
前半の映像と音
の緊迫感が半端なくずっとドキドキさせる場面が続く。うまいな韓国。泣ける場面もあり。狭い空間の飛行機で考えられる事を更に行く映画で怖くなる場面も数々。見せ方に驚く場面もあり、やっぱり凄い映画。
ただ残念ながら後半が少し無理がある。無理に無理を重ねていく印象。新感染の映画の方が評価は高くなるだろうね。
でも韓国映画はやはり凄いな、底力を感じた作品。
ガンホくんの自然な演技はいつもすごい。ヒーロー的でもなく、普通に真...
ガンホくんの自然な演技はいつもすごい。ヒーロー的でもなく、普通に真っ当さを演じる。しかし、彼にラストに与えた試練は厳しい。
イ・ビョンホンは、年取ってから、ガンホみたいにむしろ肩の力を抜いたオシバイガできるようになったのかも。
バイオテロ(しかもコロナを思わせる)と飛行機事故という、難しい場合テーマを重ね合わせた。
アメリカと日本の過酷な反応はリアリティがある。
コロナの横浜船を思い出す。着陸拒否ということがあるのだと知る。しかも自衛隊攻撃とか。
人間だから選択する、として、着陸しない決心をする、という物語はそう簡単には受け入れにくいけど、妻を見殺しにするよりは、抗ウィルス剤を自分で確かめるという、これも人間としての選択、行為が、今起きていることへのこの映画のメッセージだろう。
しかも韓国の政治家のダメさもよく描かれている。ケータイでの別れはセウォル号も彷彿とさせるだろう。
冒頭、見てる側はそのリスクを感じているのに、何も知らない乗客が和やかで自然な感じのカメラでどんどん飛行機に入っていき、重いドアが閉められる過程の緊張感がうまい。ガンホがどんどん犯人に近づいていくプロセスと交互にカメラが回って、上手い導入。
一旦、抗ウィルス剤が見つかったかと思ったら、日本の拒否で皆落ち込み、韓国でも拒否されるみたいな、アップダウンの展開も上手い。
ラストの静かな展開と音楽。ただのパニックSFではなく、作り手たちの祈りが込められていると感じる。
怒涛の展開
面白かった。
大きな難(瑕疵)は4つあるが、それを感じさせない俳優陣たちの頑張りと、怒涛の展開に拍手。
飛行機内のパニック状態については、リアリティ方向に振って素晴らしい表現でした。
おそらく輪切りにした実物大飛行機内のセットを作って回転させていると思う。
映画が配信全盛へと向かう中、劇場で観る作品には「体験」「体感」が重要かなと。
細かい辻褄合わせの失敗や、現実との違いを指摘するより、勢いがあってアトラクション感が出ればある意味OKなんすよ。
むしろ、4DXやスクリーンXで観たかった。
とはいえ、その4つ。
1.各国の着陸拒否は即座に推測できることなので、韓国政府が無能に描かれすぎ。
2.密閉状態の飛行機ゆえ、軍事基地のような限定的空間なら給油だけの対応はする可能性はあったのでは?ってか、成田へ辿り着くのも無理なくらいハワイから引き返しての燃料は少ない設定じゃなかった?
3.自衛隊機は威嚇の接近や照準合わせはしても、発砲まではしない気が。ましてや、海上で処置するはずで、住宅地の上で射撃する表現はおかしすぎる。
4.ワクチンや治療薬の治験対象は1人でなく、数100、数千人単位で行い、血中のウイルス残量や後遺症の確認をしてからではないと、使用は認められないのでは?
他にも細々あるが、まぁドラマだし。
私のように昭和の特撮映画で鍛えられた驚異の「スルー力」が発揮されれば大丈夫!
非情かな
6本目。
これもまた長いけど、韓国映画は割とその辺しっかりしてると期待。
女の子じゃなきゃダメなのかなあ、から始まってしまう。
疑問から入ってしまったから、全てが?な訳で。
非常ではなく、非情とも言える。
これって、アルマゲドンな終わり方とは思ったけど、どっちに転んでもヒーローで終われるしな。
それにしてもエンディングが、あっさり。
酔う
機内の映像は酔うほど凄まじかった。弱い人は注意。
パニックパートと(地上での)解明・政治パートの組み合わせ方が、サスペンスの盛り上げにとってあまりマッチしていない印象。長尺もあり、肝心の終盤でダレを感じた。
米国や日本で制作されたらそうはならないだろう、という意味で韓国らしい作品と感じる。
「カサンドラ・クロス」をまた観たいと思った。
全210件中、161~180件目を表示