非常宣言のレビュー・感想・評価
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ソンガンホ、イ・ビョンホンもでてる緊迫感溢れるパニック映画
あるテロによって乗客が巻き込まれるパニック映画。
飛行機と地上によって描かれる緊迫感、凄いです。
飛行機は◯◯◯◯テロによって大変なことに。着地拠点をさがしますが◯◯◯◯の為拒否されます。テロリストの狂気にみちた表情は一見の価値あり。◯◯◯◯によって飛行機の乗客も危機におちいっていきます。もちろんパイロットも。
飛行機の乗客たちももがきます。
地上では、警察、役人たちもなんとかしようともがきます。
緊迫感溢れる本作品を是非とも劇場にてご覧ください。
現実感ある描きかたがひかる作品です。
(海外にてBlu-rayにて鑑賞、原題エマージェンシーデクラレーション)海外Blu-ray入手しました。メイキングも凄かった!
年明け早々凄い作品が
141分が良い意味で凄く長くて終わってくれと。二転三転と物語が展開されていく中で乗客と同じように息を呑む想像だにしない出来事の数々に叫びたくなりました。もちろんフィクションで、パニックスリラーで。でも今起き得る大惨事、壮絶な人間模様が。
密室空間、極限状態だからこそみえる人の哀れさ、強さ。それは表裏一体で。皆、生きることに必死で。地上の家族を想って。こんな時、自分には何ができるのかと。その無力さを痛感して。神経をエグられるほどの衝撃で。リアル過ぎる飛行機シーンはそれを尚更に。
スマホ、ネットに繋がれるからこそ抱く安心感、恐怖も印象的で。昔ならこの難事をどう打破するのかという興味を持つ一方で、今だからこそ知り過ぎる、繋がり過ぎるその便利さにゾッとしました。そっと機内モードにしたくなる自分がそこにいました。
一刻を争う事態でも当事者、第三者でその考えはあまりにもギャップがあって。映画では当事者側の自分。実際に起きたら…と。国民や政府、各国の想いを考えるとそれは当然で。だからこそそれに奮闘する刑事 ク・イノや大臣 スッキの姿が儚く、辛くて。
ク・イノの刑事、夫としてのその勇敢な行動には涙を超越して。自分の家族にはこんな愛を紡げるかと。日々のニュースで表面的に流した事件や出来事にもこうした家族の物語があって。とにかくそれぞれの登場人物がリアルで、飾る余地もなくて。
ジェンダーで一括りにする時代ではないけれど。機内、地上でもやはり女性は強いと。未知なるウイルスに怯えるのは皆同じだけどそれに腐らない姿、協調性が男性よりも圧倒的で。垣間見えてくるその強さ、包容力が私にはないと。頷く部分がそこに…。
パンデミック、紛争や事件が絶え間ない今の時代だからこそ"非常宣言"が放つメッセージ性。2023年の年初めにとんでもないお年玉がTake offします。この空に希望、絶望を抱くも自分次第。乱高下する気持ち。ぜひ心のシートベルトを外して体感して欲しいです。
ダイヤモンド・プリンセス号新型コロナウイルス感染症事例
感染するか墜落するか
韓国を代表する俳優ソン・ガンホとイ・ビョンホンが共演し、飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描くパニックスリラーは、空の密室での主人公たちの絶体絶命な状況をスリリングに描く。
飛行機恐怖症のパク・ジェヒョクは娘と共にハワイ行きの航空機に搭乗するが、離陸後まもなく乗客が相次いで謎の死を遂げて機内はパニックに陥る。
一方、地上では飛行機を標的にしたウイルステロの犯行予告動画がネット上にアップロードされ、捜査に乗り出したベテラン刑事ク・イノは、テロの標的が妻の搭乗したハワイ行きの旅客機だと知る。
機長がテロに倒れてしまい、副操縦士ヒョンスは乗客の命を守るべく奮闘するが、機体は遂に操縦不能となり急降下していく。
テロの知らせを受けた国土交通省大臣スッキは、緊急着陸のため国内外に交渉を開始するが、未知のウイルスの感染拡大を恐れて着陸を拒否されてしまう。
タイトルの「非常宣言」とは、飛行機が危機に直面して通常の飛行が困難になった時にパイロットが不時着を要請することを意味する。
宣言が布告された航空機には優先権が与えられて他のどの航空機より先に着陸出来て、如何なる命令を排除出来る為に航空運行における戒厳令の布告に値すると言われる。
本作のキャッチフレーズ「感染するか墜落するか」にあるように、果たして極限のフライトはどのような結末を迎えるのか?
結末は、それぞれの立場で考えさせられるものでした。
さすがの韓国映画!
非常宣言って……
ハラハラドキドキもし、家族愛で泣ける。
イ・ビョンホンとソン・ガンホ
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