「機内でのバイオテロ、最悪ですね」非常宣言 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
機内でのバイオテロ、最悪ですね
ほぼ全編、緊張感を持って楽しめた。面白かった。
犯人、カプセルを脇の下に入れ込むの、家でやってくればいいのにね。それに、傷口に貼るの、個室でやればいいのに、洗面所でやってたらそりゃ誰かに観られるよ。
イノ刑事の奥さんが偶然同じ飛行機に乗ったのだけど、お母さんと言っていたので、てっきり母親かと思っていた。そしたら奥さんでした。
早い段階で乗客が死に始め、感染が拡大、どんどん死んでいく。あんな密閉されて空の上、逃げ場はなく、想像するだけで地獄です。人間性が出ます。
どこにも着陸できない。アメリカにも拒否され、成田に向かう。やはり拒否される。これは想像できますね。韓国映画、日本を良く描くはずはなく、やはり悪者にしている。しかし、実際でも難しいだろうけど。しかし、自国でも着陸に反対するデモが起きている。これには驚き。地上では着陸反対デモと、乗客の家族を含めた着陸させてと願う人達の小競り合い。人間って恐ろしい。確かに迎え入れれば陸上にウィルスが拡散することもありうるだろうが、お前たちはそのまま死ね、とは思えないよね。
乗客の1人、イノ刑事の奥さんが言った言葉、大切な人達を巻き込みたくない。着陸するのはやめよう。みんなが同意する。なかなかできる決断ではない。悲しい場面。
ジェヒョクが着陸しないことを報告したけれど、どうするつもりだったんだろう。海に落ちるつもりだったのか?海にしても、墜落したにしても、みんな死んでしまってもウィルスは拡散してしまうのでは?なんて観ながらアレコレ考えてしまったが、とにかく着陸できて何よりでした。
まず、元パイロットが乗っていたことが幸運だったし、医者が乗っていたことも幸運。
この映画の犯人の目的は?あまりそこは強調していなかったけれど、交通省の大臣が言っていた、普通の常識を持たない人間もいる、確かに常人では思いもしないことを考える人は居るだろうから、いつ、どこで何があるかわからないご時世。人として、どう対処出来るかが問題と感じた今作。大変面白い映画でした。
平日の昼間なので,10人足らずの少ない観客。最後尾のほぼ大将席での鑑賞で大満足の一本でした。