「史実なんだろうが盛り上がりに欠けた」SHE SAID シー・セッド その名を暴け りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
史実なんだろうが盛り上がりに欠けた
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガンとジョディは、大物映画プロデューサーのワインスティーンが数十年にわたって続けてきた性的暴行について取材を始めるが、ワインスティーンは圧力をかけ、これまで何度も記事になる前にもみ消してきたことを知った。被害女性の多くは示談に応じており、証言すれば訴えられるという契約や暴行された時のトラウマによって声を上げられずにいた。記者たちは取材対象の女性から拒否され、ワインスティーン側からの妨害を受けながらも、真実を追い求めて・・・という事実に基づく話。
セクハラ、レイプなどをした権力者が金で口封じをするところは何かに似てるな、って思って調べたら、約2年前に観た「スキャンダル」だった。昔ながらの権力者は、女性を自らの性のはけ口ににし横暴だった様子がよくわかるし、示談金を会社の経費で払ってたなんて、公私混同も甚だしい。
ただし、今作はスキャンダルの時の様なエロいシーンがほとんどなく、作品として意義あるものなんだろうけど、退屈だった。
ジョディ役のゾーイ・カザンの活躍は光ってた。
コメントする