春に散るのレビュー・感想・評価
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すごく感動しました。座席からも応援したくなってしまいました。一緒に...
すごく感動しました。座席からも応援したくなってしまいました。一緒に気合を入れて頑張りたくなってしまいました。また、最後にこのタイトルの「春に散る」という言葉もグッと
心に残りました。
心地よく
沢木耕太郎はいくつかノンフィクションを読んでいるが本作の原作は未読。2時間強、喜んだり悲しんだり訝しんだり納得したり、心地よく物語と登場人物の感情の流れに浸ることができた。前日に見たリボルバーなんちゃらの食あたりを解消して月曜を迎えられる。
映像も美しく役者も真剣さが伝わり良い印象。横浜流星はいつも良いが今回も身体づくりから顔つきから素晴らしかった。橋本環奈も化粧も薄く顔芸も抑制されて良かった。哀川翔と山口智子がちょっと濃かったが。佐藤浩市と窪田正孝も期待通り。
ストイックさに圧倒される
特に横浜流星と窪田正孝の身体作りとその動きは、半端ではない。おそらく常人では考えられない程の凄まじい努力の賜物だろう。
遥か遥か高いレベルにある。
本当に自分の拳で戦っているし、むしろ本物を超越しかけているようにもみえる。途中からボクシングの試合ドキュメンタリーかと脳がバグりだすレベル。スローモーションが多くなりそうか映画だと我にかえる。
横浜流星のプロボクシングC級ライセンス取得というニュースも先日みたが、本当に作品に対してここまで向き合う出演者達の志と意思の強さには感服する。
その他の出演者からもこの映画を良い物にしようという、熱い想いが伝わる暖かい作品だった。
命の結晶をきらめかせながら散る
完全燃焼ができるなら、片目がなくなってもいい、片腕がなくなってもいい、命が尽きてもいい。
側から見れば、自分勝手とも言える美学かもしれない。それでも、彼らが体をボロボロにしながら、光り輝く瞬間を目の当たりにすると、えも言えぬ感情が湧き上がってくるし、それを究極の美学として感じてしまう。
チャンピオン防衛戦にちょうどいいかませ犬が2人いる。かませ犬同士の勝者とチャンピオンが戦うというストーリーは、ありきたりでもあるが、体を徹底的に仕上げた俳優同士が、実戦としか思えないファイトを繰り広げる。
肉を打つ音、ボディブローを食らって歪む顔。ものすごい熱量がスクリーンから伝わってくるために、フィクションということは、すっかり忘れてしまう。
クライマックスの防衛戦は、まさに死闘。輝く代償に、何かが失われる。それがわかっていても、決着を見届けたい。どちらが勝っても物語としては成立するし、ドローであっても成立する。
命の結晶をきらめかせながら散る。男のロマンそのものでございました。
あしたのジョーの実写版的な
全体的に暗い感じの内容でしたが、どこか懐かしく良い映画でした。
キャスト1人1人が良い味を出してた。
橋本環奈ちゃんは幸薄そうな役でしたが、見事に演じてました。こんな役もこなせるんだと思いました。
失礼かもしれませんが、元々ノーメイクだと幸薄そうなお顔と思ってましたが、個人的にはこっちの方が好き。
窪田正孝さんのライバルボクサーも最高!
鶴太郎さんの入浴シーンで引き締まった身体を見てびっくりしました。
この年であの身体!思わずヨガしようかと思ってしまった。
横浜流星君の身体も引き締まってて、ファンにはたまらんやろうな〜
久しぶりに、昔ながらの邦画を見た感じです。
おじさんには、たまらなく良い映画だと思います。
特に、あしたのジョーやロッキー世代には!
ねかはくは はなのもとにて 春しなん
「ボクシング映画に不出来なし」の約定は
今回も守られた。
何を置いても、
選手は当然のこと、ジムの構成員、会場に集う観客、
それらのボクシングを愛する全ての人々の熱い思いが画面から溢れ出す。
単に金儲けの手段として安直に、
または策を弄して楽に頂点を目指そうとする者は
本作を観て眼を洗った方が良かろう。
勿論、頂点に立つには、
才能、努力は当然のこと、
周囲のバックアップ、運や時代も味方に付けねば。
ほんの一握りはが君臨するその場に立てても、
当人が本当に偉大であったかの評価は
後世が決めること。
一時は寵児ともてはやされても、
既にその名声が地に堕ちているなんと多いことか。
他方、一瞬であっても、
忘れ得ぬ輝きを放つ選手も間違いなく存在する。
過去と現在でそうした記憶に残る二人の
素晴らしいストーリー。
日本のボクシング界に辟易し
アメリカに乗り込んだものの自身の限界を悟り引退、
その後ビジネスで成功した『広岡仁一(佐藤浩市)』が
数十年振りに帰国する。
一方で、やはり不可解な判定に自棄になり
一度はボクサーの道を諦めた『黒木翔吾(横浜流星)』が居る。
二人が交わることで物語が動き出すのは、
古典である〔あしたのジョー〕を引き継ぐ流れ。
また、ここでも
「クロスカウンター」がそのきっかけとなるのは、
ある意味、リスペクトからか。
もっとも、そこからの流れは少々ありがち。
『広岡』には『広岡』の
『黒木』には『黒木』の過去があり、
それがボクシングの場面と同等に描かれる。
初期のライバルと後期のライバル、
主人公を襲う引退の危機となる疾病。
どれもがお決まりとも言え、
見慣れたエピソードの数々。
独自の味付けがありはするものの。
ただそうしたドラマが無く
拳闘の場面ばかりでは
物語りが薄っぺらいものになってしまうだろうが。
それらが事前にすんなんりとインプットされているほど、
闘技の場面がより盛り上がるというもの。
最初はボクサーのお話と思っていたが、
どうやら本作は伯楽の生き方に重点が置かれているよう。
将来を嘱望される若者でなくとも、
先短い老人でも、
十分に心を打つ物語りにできるとの。
ボクシング愛
かなりがっつりボクシング映画。
ボクシング映画ってワンパターンになりがちだし、この映画もそうではあるんだけど、とにかくボクシング部分が丁寧でボクシング愛にあふれている。
試合が終わるまでは挑発したり、叫んだりするけど、終わったら相手陣営に礼を言って、お互いを称えあうところまで描いているのが素晴らしかった。
佐藤浩市、横浜流星をはじめ、演者もよい。
よく役者だけであれだけの練習シーンや試合のシーンができたなと思う。
ラストはタイトルバックで終わった方が好みかな。
流星ボクサー❗
佐藤浩市さん、流星君うまいですね。鶴太郎さん、哀川さん今ひとつ。窪田君、チャンピオンらしくないけど良かった。場面々々の、どこか素人っぽい演出❓みたいなものがキャスティングの良さで補われた感アリでしたね。この作品を観てボクシング習いたくなる人、増えるかも。そして高校演劇のよぅな環奈ちゃんも可愛かったです。それにしてもさすが浩市さんでしたね。
凄んげぇなぁー…佐藤浩市…!!
まず、俳優さんに対し、このタイプの映画は技術的(体技的)に要求が高いので、制作スタッフ・出演者は非常に苦労したのだろうなと思いました。(松山ケンイチ主演「blue」のような落ち目のボクサーであれば、まだ良い意味で手は抜けるのですが。)
ストーリーは聞いた事あるような展開です。
ですが、主演の二方が非常に良かった。(本当に!!!)
佐藤浩市の哀愁、横浜流星の情熱二つのぶつかり合いに、とても感情移入してしまいました。
脇を固める、片岡鶴太郎・坂井真紀、山口智子も好演で、とても楽しめました。(哀川翔は……必要?&演技が非常に疑問。橋本環奈は疲労感があり可哀想だなと…映画出過ぎじゃね⁈)
藤枝梅安でも言いましたが、佐藤浩市のあの演技は神です。私の中で、至高の“プライベートライアン:トム・ハンクス”以上です。
横浜流星vs窪田正孝のボクシングシーンは迫力があり、是非映画館でご観賞下さい!!
(個人的妄想ですが、90分で短く太くだと、より楽しめたかなーと思いました笑)
自分の生き方に問いを与えてくれる作品
主人公の今この瞬間に努力しなきゃ、挑戦しなきゃだめなんだという想いが伝わり、鑑賞後は自分自身も今これほどまでに一生懸命になれているのか?どこかで限界を決めていないか?なんとなく生きていないか?と立ち止まって考える良いきっかけになりました。
立ち止まりそうになったらまた観てみたいです。
役者の力を信じたストイックさに心打たれる
ボクシングシーンはほとんど音楽が無く、パンチがカラダに当たる音だけで構成させるストイックさが印象的な作品であった。
横浜流星さんを中心に本格的なボクシング動作が出せる役者の力があったからこそ成せる演出であると感じた。
自分がやりたいことをやっていることこそが生きていると実感できることであるのだなと、それぞれの登場人物を通じて感じることが出来た。
どの役者も心をかけて演技していることが伝わってくる。役者の演技の力は作品に大きな影響を与えることなのだと改めて感じることができる作品だった。
願わくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ
西行法師
かっこいい話の筈だが?
小説をなぞったからか冗長なところがありストーリーは弛んでしまった感が否めない。
それに肝心なクロスカウンターを指導する場面もなく、ラッキーパンチとなってしまった帰来がのこる。
三羽烏の哀川翔さんの役回りが何とも不可解でスカッとしなくて目覚めが悪い。
その点、
大人しい顔して窪田正孝さんは、
身体も出来ていたし、
試合の目つきが獣眼化して、
パンチのスピードもキレていた。いい俳優だ。
リアルなのは試合会場ですね。
あれがタイトル戦でなければ普通だけれど、
テレビ中継しているならもっといい会場にライトも明るくラウンドガールもいないとね。
リメイクしたらいいと思う。
)^o^(
沢木耕太郎の同名小説を佐藤浩市と横浜流星のダブル主演で映画化し、
ボクシングに命をかける男たちの生き様を描いた人間ドラマ。
不公平な判定で負けたことをきっかけに渡米し40年ぶりに帰国した元ボクサーの広岡仁一と、
同じく不公平な判定負けで心が折れていたボクサーの黒木翔吾。
飲み屋で出会って路上で拳を交わしあい、仁一に人生初のダウンを奪われた翔吾は、彼にボクシングを教えてほしいと懇願する。
最初は断る仁一だったが、かつてのボクシング仲間である次郎と佐瀬に背中を押されて引き受けることに。
仁一は自信満々な翔吾に激しいトレーニングを課し、ボクシングを一から叩き込んでいく。
やがて世界チャンピオン・中西との世界戦が決まるが……。
共演にも山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、窪田正孝ら豪華キャストが集結。
「ラーゲリより愛を込めて」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督がメガホンをとった。
ボクシングは、魔物だ!
沢木耕太郎原作 朝日新聞夕刊に連載されてました。
彼の作品は、「一瞬の夏」で、カシアス内藤とエディタウンゼントの話が好きでした。僕も40前にアマチュアボクシングをはじめて取り憑かれた1人だ。橋本環奈な「なんでボクシングをはじめたの?」って同じ事家内にも言われた。なんで40にもなってボクシング?そう言わなかったけど、やり残したくなかったかもね。
それは、佐藤浩一、鶴太郎、流星にもあったんだろう。
流星の顔つきが、変わっていくのも良かったね。
出会った頃のチンピラ 世界戦での顔、そして引退後の顔。橋本環奈も幸少ない感じよかったね。
でも、流星は言います。わかったよ走るよって
そう僕もまだまだはしるよ。
一瞬を生きた二人の生き様
再起をかけた男二人の闘い、それに影響を受ける周りの存在。
とにかく横浜流星の無鉄砲な危なげさが良いし、ボクシングのキレも最高。流浪の月での愛に飢えているが故の歪みと心の弱さの演技に度肝を抜かれてそれ以来ファンだが、今作も良い。
どこか昭和臭くて、荒くれた男たちが渋くカッコ良いし、橋本環奈の不幸を一心に背負ったかのような幸の薄さも凄かった。
今しかねえんだよ!!
佐藤浩市と横浜流星のダブル主演、
さらには周りを窪田正孝、片岡鶴太郎、橋本環奈、坂井真紀、
哀川翔、そして山口智子・・・
なかなかの豪華キャスト
ストーリー的には、まあありがち、王道と言えば王道、
映画のタイトル通り、一瞬の輝き、そして散るのだろうな、
と思いながら観ていたが。。。
ボクシングの試合はもちろん練習シーンもすごかった。
横浜流星は空手チャンピオンということもあり期待通りだったが、
相手の窪田正孝がここまでやるとは。
二人とも体を鍛え上げ、アスリート。かなり、ガチ。
さらに驚いたのは佐藤浩市や片岡鶴太郎のトレーナーとしてのミット捌き。
映画冒頭のカウンターなど、ホントに驚き。
今しかねえんだよ!と今を、一瞬を生きると決めた二人。
試合の終盤は、胸にグッとくるものがあった。
ボクシングシーンが凄い
佐藤浩一×横浜流星(+片岡鶴太郎)でおくる、熱いボクシング映画。
ストーリー展開は王道で、演出もテレビドラマ的。うまくいきすぎだったり、冗長的だったり、肝心なところがぶつ切りでピンとこなかったり。
作品としてはあまり好みではなく粗も目立つし、横浜流星の演技も激しさ全振りで緩急がなく、なんだかなーと思ってしまいました。
近年のボクシング映画では傑作「BLUE」があるので、尚更比較してしまった…。
でも、そんな映画としてのイマイチな部分を帳消しにするくらい、ボクシングシーンは凄かったです。特にラストのベルトを掛けた決戦は、クールで飄々としていたチャンプが徐々に熱くなり、決死の打ち合いになっていく様をじっくり描くのは迫力があり見応えがありました。
だからこそ、最後がスローモーションになったのは個人的に残念だったなぁ。
不満もあるけど、やっぱり努力して何かを掴む姿は心を動かしますね。みんなカッコ良かった!
全250件中、161~180件目を表示