「魂と魂の命懸けの友情」春に散る 赤福餅さんの映画レビュー(感想・評価)
魂と魂の命懸けの友情
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佐藤浩市さん目当てで観に行きました。
当然の事ですが、出ずっぱりなので非常に満足しました。
オープニングで広岡(佐藤浩市)の肩に桜の花びらが舞い落ちるシーンと、エンディングで桜舞い散る中、息をひきとるシーンの対比がとても綺麗でした。
最初は噛み合わなかった広岡と黒木(横浜流星)が周囲の援助を借りて徐々に気持ちがシンクロしていく様は観ていて気持ちが良く最後まで中だるみせず、夢中で楽しませていただきました。
今作では、よくある「何故生きるのか」ではなく「何にかけて生きるのか」を問うものだったと思いました(奇しくもジブリと同じライン?) 。
それを桜でなぞらえたのが今作品の品の良いところなのでしょう。
桜は満開の時には誰もが立ち止まって見上げるものの、散り始めると儚さだけを感じてしまうのは昔も今も変わりません。ただ、今年観た桜を来年も見られるかは誰にも判りません。
一日一日を丁寧に生きて行かねばならないと思いました。
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