「まさに拳闘」春に散る ダルメシアン07さんの映画レビュー(感想・評価)
まさに拳闘
ボクシング映画はどうしても試合シーンの成否が左右するが、しっかり仕上げてきて感服。
個人的イメージだとボクシングだとスマートさを感じるが、この映画はまさに拳闘。
冒頭でのクロスカウンターなんかはあしたのジョーを彷彿させ、そこから横浜さんが何故か矢吹ジョーとシンクロしてきた。
ダブル主演の佐藤さんは、ダンディーで、丹下のおっさんとは全くシンクロしないが、この作品のキーになる演技は流石。
見ているこちらも熱くなってきました。
華やかさの橋本環奈さんも新鮮。
行間を読みつつ飽きさせない脚本で、非常に見やすかった。
強いていったらボクシングシーンのスロー。
ちょっと長いし、パンチの迫力や痛さを減らしたと思う。
大作が多いこの時期の公開だが、色褪せない良作。
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