劇場公開日 2022年12月23日

ほの蒼き瞳のレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

3.5ハリポタ”ダドリー”役のメリング演じるポーがとてもいい

2023年1月24日
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クーパーとベイルが組んだ過去2作はどれも少なからず西部劇的な香りが漂っていたが、本作は従来とやや異なる風味のノワール・サスペンス。1830年代、夜闇と霧とが溶け合う幻想的なほの蒼さの中、首をつり心臓を抜き取られた死体をめぐって怪しげな相関図が浮かび上がっていく。事件の謎に挑むのは都市を離れ隠遁生活を送る元刑事ランドーと、陸軍士官学校の生徒で不思議な観察眼を持つポー。つまりランドーを主軸にした推理物ながら、いずれ作家になるエドガー・アラン・ポーの「エピソード0」でもあるというわけだ。40歳で死んだポーの最晩年の小説の題名が「Landor's Cottage(ランドーのコッテージ)」だったり、本作には他にもポー作品にまつわる小ネタが散りばめられているのかもしれない。クライマックスには賛否が分かれそうだが、一枚、また一枚と襞をめくるように丹念に織りなされたディテールと作品世界は非常に見応えあり。

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牛津厚信

3.0結末に評価が分かれる作品

2024年11月24日
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Nijntje

4.0ダークで重厚な雰囲気とは裏腹に、捜査がサクサク進んでテンポよい

2024年10月7日
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知的

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かちかち映画速報

5.0ハリー・メリングが良かった

2024年6月14日
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終始暗い雰囲気で、集中できるか不安だったけど、気付いたらストーリーに引き込まれてた。
何よりハリーメリングの演技がとても良かった。
ハリポタのダドリーのイメージが強いから、こんな繊細で気難しい役ができるなんて知らなかった!
彼の演技が素晴らしくて、クリスチャンベールと2人っきりのシーンでも見劣りしないし、かなり満足。
今後さらなる活躍を期待。

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nyamnyam

4.0もう一つの結末

2023年10月23日
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ロマンス

3.5画面が暗い

2023年10月11日
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シャーロックホームズのバスカヴィルとか好きだと好きな雰囲気だと思います。
それにしても、本来はテレビで見るためだからなのかともかく映像が暗くて見づらかった。

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mikyo

3.5若き日のエドガーアランポー

2023年7月2日
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りう

2.0ポー?実話なの?

2023年5月15日
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何も知らずに見始めてしまったので、わざわざエドガー・アラン・ポーという名前を出してきて、え?実話?と思ったけどまあこんなとんでもない経験してるわけ無いわよねと落ち着くと同時に何でこんな面倒くさい名前つけるわけ!と腹も立ちまして、まあ原作がそうらしいので仕方ないですが、原作に思い入れのない人にとってはただの雑音ですね。あと画面終始暗い。何やってるのか分からないところ多々あり。ネットフリックスが作るなら映画館前提じゃない画作りを考えておくれよ。家は明るいんだよ。昼間見ることもあるしさ。でそもそもストーリー、今風ね、ギュウギュウに詰め込んでハイどんでん返し!いかがですか?って。要素少なくていいからもっと丁寧に作られたものを見たいんだな。クリスチャン・ベールの無駄遣い。

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三毛猫泣太郎

3.0わりと拍子抜け

2023年3月28日
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前作Antlersは好きでした。が、スコットクーパーは手堅いけれど生真面目すぎます。概して“優等生で食い足りない”という印象があります。この映画The Pale Blue Eyeもまさにそうでした。
興味深い原作で、お金をかけ役者もそろえロバートデュバルまで引っ張り出して撮影は高柳正信。悪い点は見あたりません。なのに、な~んか満足度が低いのです。(性的という意味ではなく)色っぽさに欠けるのです。

ただしポー役Harry Mellingは出色でした。
来歴を見たらハリポタが並んでいるのでハリポタファンにはなじみ深い人なのかもしれませんが、個人的に忘れ得ないのはコーエン兄弟のバスターのバラード (2018)の挿話「食事券」です。Harry Mellingは四肢なしの弁士でした。じぶんはそのレビューをこう書いています。

『「あっけらかん」という日本語の意味を調べてみたら、次のように書かれていました。
『常識的、道徳的に考えれば当然あるはずの屈託、ためらい、恥じらいといった感情がなく、平然としているさまを表わす語。』
この映画にピッタリくる言葉です。
どの章も無情で即物的でアイロニカルです。でも、なんとなく空気感は陽気です。そしてあざやかです。
食事券の章で馬車が高架橋に寄ります。石を落とすので「ああ落とすんだなあ」とは判るのですが、それが「あっけらかん」と処理されます。
興行主がニヤニヤしながら近づいてきます→四肢のない弁士がごくりとつばを飲みます→鶏だけになった荷馬車→渋い表情の興行主。
愁嘆が回避され、倫理が浮いてしまいます。非道なのに、なんとも言えない余韻が残るのです。これはあざやかです。(後略)』
(わたしのバスターのバラードのレビューより)

まだ無名で士官学校にいたエドガーアランポーが猟奇殺人の謎解きに加わるという原作は心躍るものでした。
そして若きエドガーアランポーを誰が演じるか選ぶとしたら・・・Harry Mellingはうってつけでした。

病的で神経質で繊細で疑心暗鬼で、現存するダゲレオタイプのポーもまさにそういう風貌をしています。配役はさすがにスコットクーパーでした。

だけど映画はぜんぜん猟奇へ振られてなくてすっこぬけてしまいます。抽象的な言い方ですが色気と潤いがまるでありません。

この原作ならば仏映画のパフューム~(2006)やジェヴォーダン~(2001)のように、あるいはクーパー自身の前作Antlersのようにがっつりと猟奇や血なまぐささへ振ってクリスチャンベイルの痩けた頬を生かすべきだったと思います。

デュバル以外にもTimothy Spall、Toby Jones、Charlotte Gainsbourgなど名優を揃えていて、なんかもっとぜんぜんすごいのができる布陣だったし話だった(などと勝手なことを)と思ったのでした。

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津次郎

3.0陸軍士官学校

2023年3月26日
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ウエストポイントの陸軍士官学校で殺人事件が起きる。
学校側は内密に事を運ぶため、引退した元刑事(クリスチャン・ベール)に捜査を依頼する。
死体からは心臓が取り出されていた。
生徒の中に若きエドガー・アラン・ポー(ハリー・メリング)がいて、主人公と協力しながら捜査を進めるが・・・。
ロウソクの明かりだけみたいで、闇が深く雰囲気が出ている。

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いやよセブン

3.5残り20分

2023年3月26日
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ジャーニー

3.0骨太ミステリー

2023年3月21日
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1830年の冬に起きた陸軍士官学校での殺人事件をめぐり、クリスチャン・ベール演じる元刑事と、ハリー・メリング(ダドリーの面影が全くないくらいに細い!)演じる若き日のエドガー・アラン・ポーが事件解決に挑むミステリー。
ずーっと暗く重々しい空気感が続き、じっくりじっくり真相に近付いていくタイプの作品で、ストーリー自体は面白く雪に囲まれた士官学校というロケーションもミステリアスで良い感じですが、何度も睡魔が…。
謎解きも個人的に予想外でおぉっとなりましたが、集中できてなかったのも否めず。
クリスチャン・ベールは激渋で素敵でした。

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まだまだぼのぼの

3.5エドガーは主人公にあらず

2023年3月21日
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エドガー・アラン・ポーが主役の映画かと思いきや…
エドガーは冴えない士官候補生でで、主人公は元刑事のランドー。
二人が殺人事件を解決していく。
1830年の士官学校内の事件とか独特の雰囲気があるよね。
なにせ明かりが蝋燭だけ。とにかく薄暗い。

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キブン

4.0見応えありのミステリー

2023年2月8日
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クリスチャンベイルとエドガーアランポー役のハリーメリングの演技が光る、見応えあるミステリー。

開始10分でこれは、めっちゃ面白い作品の予感!
って感じで、一気に見てしまいました。

まず、前編通して映像が美しい。
古い建物に、とても使い込まれた革張りの本。
湿った黒い森の木に真っ白な一面の雪。
なんとも言えない雰囲気のあるシーンが随所に見られる。
この美しい映像だけで、見たかいがあったなと思う。
私好みの作品でした。

この作品には、悲しそうな顔で生きている人がたくさん出てくる。

人は、ほっとくと悲しい方に引っ張られてしまうものだけども。

幼い頃に母を亡くしたアラン・ポーは人の悲しみに深く寄り添える優しさと、そして何より強さがあると思う。

心が疲れている時って、激しい映画よりも、こういう少し物悲しい作品の方が、心を軽くして、癒してくれる効果が
ある気がする。

ミステリーとしても、大変面白かった。

結末を見た後、もう一度見たくなるいい作品でした。

あと、オールドガードのときも思ったけど、やっぱダドリーいい役者!

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ジジ

2.52023 16本目

2023年1月25日
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知的

クリスチャン ベールやっぱり演技上手い
サスペンスだが前編通してスリルは少ないかなぁ
悪魔崇拝、結局は、、と思ってたけど最後は見事に裏切られました

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しゅん13

4.0クリスチャン・ベイルの含みのある演技が流石でした…

2023年1月22日
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泣ける

悲しい

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m@yu-chan

3.0脚本は難しいね

2023年1月13日
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あさちゃん

3.5陸軍士官学校の殺人

2023年1月13日
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興奮

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近大

4.5最後に

2023年1月12日
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WELOVEMOVIES

3.5意外な真相

2023年1月12日
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この映画はラストのラストまで目を離せない展開です。
真相を上手に上手に隠してますので、犯人が分かった、
解決した・・・と思ったその後に、実は・・・
「ほの蒼き瞳」の意味ががやっと分かるのです。

前半部分はちょっと長いです。
静かでスローな展開、
悪魔崇拝
遺体損壊
(首括り吊り下げられた死体からは、心臓が抉り出されていた)
1830年。ニューヨーク州ウェストポイントにある陸軍士官学校。
その生徒の一人フライが死んだ。
事件解決のために呼ばれたのは元刑事のランドー
(クリスチャン・ベイル)
妻は病死して、娘は駆け落ちして行方不明・・・
そんな不遇な酒浸りの男だ。
そんな彼に事件解決の白羽の矢が当たる。

はじめのフライ殺害事件が解決せぬまま、
1ヶ月後、2番目の殺人事件が起こる。
やはり士官候補生のバリンジャー。
こちらの死体は心臓が抉られ更に去勢がなされていた。

稀に見る猟奇殺人事件です。
続いてランドーの捜査の手伝いに呼ばれるのは、
なんと推理小説の始祖とも呼ばれる若き日のE・A・ポー。
彼も士官候補生の一人なのです。
ポーを演じるのはハリー・メリンダ(ポーの肖像画に生き写し)
そして驚いたことに実際のE・A・ポーも陸軍士官学校に学んでいる。

なんとも贅沢な配役。
祈祷師のペペ役で、
ロバート・デュバルが長台詞を滔滔と話す。
撮影時は91歳超えの筈(驚きでした)
(そんな高齢には見えないお元気な姿に感動)

原作者は有名作家のルイス・ベイヤード(1963年生まれ)
この映画の原作「陸軍士官学校の死」が代表作。
ゴシック・ホラー風のミステリー。
雪深き冬枯れの木々の森。
校舎の屋根に鴉。
ポーの小説の雰囲気を踏襲するオドロオドロしさ!

ランドーの娘マッティの不幸な事件。
そして死体に取り憑かれた兄と妹。
2つの要因が複雑に絡んで、
単純な殺人事件が猟奇的な色彩を帯びる。

E•A・ポーの参戦もありドンデン返しも面白い。

ラストには驚愕するか?
唖然とするかは?
あなた次第!!

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琥珀糖