「ストップモーションの神、ではあったが・・・」マッドゴッド みのぴょんさんの映画レビュー(感想・評価)
ストップモーションの神、ではあったが・・・
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トークイベント付き試写会にて観賞。
トークゲストの一人も正直に「初見では30分で寝た」と。
チラシで散々煽る巨匠(スピルバーグ、デル・トロ、ヴァーホーベン)の言葉も、
F. ティペットご本人への称賛であり、この映画への称賛ではないことに注意。
ディストピアのビジュアルや、様々なストップモーションアニメ(の技法)ファンなら、
それをのみ観賞するために観るべきではあるのだが、広く一般向けではない。
最初こそ、そのビジュアル・イメージに圧倒されるが、ずっとその世界なので慣れる。
セリフがないのは良い試みではあるのだが、その為に難解になり集中力が途切れる。
「広く観てもらう映画」にする、という気概がそもそも感じられないので、既にマニア向け。
肝心なところで実写ショットになるのも、何か「完成させるため」の方便と感じてしまう。
全編、フルでストップモーションアニメであったなら、また少し感想が変わったかも。
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