「叔母 VS 娘」ファイブ・デビルズ せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
叔母 VS 娘
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嗅覚が異常に鋭い少女がある日突然家に来た叔母が持っている謎の液体の匂いを嗅いだところ、母親がまだ若かった頃にタイムスリップする話。
母と叔母が結ばれてしまったら自分は生まれてこないことを危惧した娘vs叔母みたいな構図なのだけど、これ、女性の中の母としての自分vs女としての自分に置き換えられるんじゃないかなぁと思った。
だから、最終的に叔母が去るか、それとも娘を置いて出ていくという結末にもしてしまえた所を、母親からどちらも奪わせないし3人でくっ付き合うのが清々しい。家族への愛も恋愛としての愛も、両方同等に大事でも良いよね。『ファイブ・デビルズ』という物騒なタイトルだけど、意外と心あったまる結末だった。
母親と娘の時を超えた愛という題材で今年『秘密の森の、その向こう』って映画も見たけど、母と娘の間の絆には誰も割り込めないっていう雰囲気とはまた違って良かった。
余談だけど同級生4人と同時に意識とんだ時、他の4人も自分の親の過去見たんかなぁと気になった(笑)
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