「中学生レベルの正義と優しさ」パラダイス 半島 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
中学生レベルの正義と優しさ
無実の罪で拘留中だったが逃走してしまった男と彼を匿った休業中の俳優とその姪の話。
祖父から受け継いだ伊豆の家で休養して1年、そろそろ復帰を考える有名俳優のもとに、逃走中の友人が助けを求めてやってきて巻き起こるストーリーだけど、…そもそも匿ったところで単なる先延ばし、助けるってそういうことか?それを求めるのは、そしてそれを受け入れるのは友人のすることか?と、なんの罪かは見えないけれど序盤から倫理観が無くて素直に入ってこない。
いくら無実の罪だって、認めてしまって起訴されたのなら助けるということは無実を立証する手助けをすることでしょうが。
そして現れた姪っ子の発言も中学生ですか?
そんな状況をうだうだ過ごし、ニュースで事件のあらましを知って、なおさら何だそれ?なリアクション。
無実か事実かなんてここではどうでも良いことだしね。
そして更にうだうだからの自分のことしか考えていない友人の発言に説教をする訳でもないし、姪っ子はこの経験をしての成長らしきものも無し。
なんすかこれ?ちょっといくら何でも浅過ぎ、というか超上っ面じゃないっすか?
甘やかし馴れ合うのが優しさとか勘違いも甚だしくて、もっと上手く書けなかったのかね。
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