「祈りで始まり、祈りで終わる。その祈りは次元を越える」次元を超える summerwarsさんの映画レビュー(感想・評価)
祈りで始まり、祈りで終わる。その祈りは次元を越える
世界をウバイ返す!!あのクズ共から。。
静かな雨はこの世界には存在できないものたちの声、、、
それが聞こえる狼介(オオカミ)はあの世界の案内人。
SE映画みたいな現実、、、AIと呪術、、、
この世界に生まれ落ちた時点で、
すでに何か魔術的な術にかかっているのかもしれない。
新野風(殺し屋)は、あの物語の中で自分の直感を信じているようだったが、最後は祈るしかなかったように思う。何かに生かされている。僕らはちっぽけはにも感じる。
二人の狼が、次元を超えて、ぼくら観客をあの次元へ連れていってくれた。
あいつらが作ったこのクソみたいな世界を僕らの青に還す輪廻転生してまたあの女性に出会うまで、、、
なぜあの女性(野々花)は、死なないといけなかったのか、、、
きっとこの世界にいたくなかったのかもしれない。
阿闍梨(千原ジュニア)の呪術にかかった狼介、、
こんな世界を作った阿闍梨を否定、死後の呪いとなってこの世界を否定する者(野々花)。
殺し屋は、この世界に生きる者を死に誘う者→この世界を否定する者
阿闍梨もまたこの世界に生きる者を否定する。→小指で次元を超えさせようとする。
鉄平(渋川清彦)は、阿闍梨を否定する。インチキキンパツクソロン毛呪術師?
狼介は、今を否定している、女性がいなくなった世界。だから過去の女性との思い出を回想する、
この世界に生まれ落ちた者たちへのメッセージ
生半可に生きるな・・・血を出す、命を削って生きろと、、、
甘い、お前たちは、、、指くらいやけど、、指は絶対に落としてはならない。
そんな指落とすくらいで済む人生ではないと、そんな簡単にしたいならヤス(東出)みたいなクソな人生をおくればいいと、、まさに現実の東出のような生き様に、この世界にのみこまれるな!!
奪い返せ、自分の人生を、、、自分の世界を、
次元を超えて生きてみろ
と痛感してThe Birthdayの「抱きしめたい」で洗い流され心の迷いが浄化されてゆく。
優しくもある、心地よく包んでくるようなエンディング曲だった。
まさに100人いると、10人が刺さってくる映画だと思いました。映画館で見れてよかったです!!
