「名誉な死などない」西部戦線異状なし はるみさんの映画レビュー(感想・評価)
名誉な死などない
第一次世界大戦の西部戦線に赴いた17歳のパウルの物語。
戦地に送られる前、制服をもらってみんなではしゃぐ姿や
異性の香りに胸を踊らせる17歳の姿と
あまりに凄惨な戦地の光景と相手を殺すしかない状況の対比が、とても苦しかったです。
戦争は、誰かのくだらないプライドによって、人と人の殺し合いがなされるもので、名誉な死などなく、愛する人と日々を過ごすこと以上に大切なものは無いと強く思いました。
カメラワークや美術、メイクが綿密に作り込まれていてそのスケールに圧倒されました。
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