配信開始日 2023年6月16日

「撃たれても、刺されても、不死身のタイラー・レイク」タイラー・レイク 命の奪還2 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 撃たれても、刺されても、不死身のタイラー・レイク

2025年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

先週に引き続き、Netflixで配信されている『タイラーレイク 命の奪還』の1作目に続く、第2弾を鑑賞。前作でも、クリス・ヘムズワース扮する、不死身の傭兵タイラー・レイクが、無法地帯の過酷な環境下の中を、1人の少年奪還の為に、激しいサバイバル・アクションを繰り広げた。その続編となる本作だが、1作目以上に緊迫感ある激しいバトルが次々と繰り出され、かなりパワーアップした内容となっていた。

雨霰の様に降り注ぐ弾丸の中、軍仕込みの殺傷スキルを駆使して相手をなぎ倒し、銃で撃たれても、ナイフで斬られても不死身なタイラー・レイク。前作の時にも思ったが、やはり『タイラー・レイク』は、現代の『ランボー』と言っても過言ではない。長回しでワンショット風に映し出し、次々と襲い掛かる敵を、右に左に躱しながら倒していくバトル・シーンは、正に圧巻。冒頭での刑務所での乱闘、爆走する列車の上での激闘、高層ビルでの銃撃戦、そして、廃墟のチャペルでのタイマン・バトルと、見所も満載だ。

前作で少年の奪還には成功したものの、重傷を負って辛うじて命を繋ぎとめたタイラーは、傭兵を引退し、一人森の中で静かに生活をしていた。そこに再び、ある男からギャング団『ナガジ』に囚われているケトとその2人の子供達の奪還の依頼を受け、前作からの相棒であるニックやヤズと共に過酷なミッションに挑んでいくストーリー。

本作と前作の違いは、前作ではニック達の協力を得ながらも、その奪還の過程の殆どは、タイラー1人で切り抜けてきたのに対して、今回は、ニックやヤズとのチームとしての信頼が築かれていく中で、共に死闘を繰り広げる所。また、タイラー自身の元妻や病死した子供との絆や贖罪を纏わりつかせることで、冷徹で孤高の戦士だったタイラーが、温かな血の通う人間味あるキャラクターとして映し出されている。

本作は、これだけの大掛かりなアクション大作であるのに、Netflixの配信というのが本当に惜しい作品だ。命がけのミッションに立ち向かっていく姿は、アクション・スターのクリス・ヘムズワースの代名詞の作品になると思う。劇場公開し、幅広く浸透していけば、何度も言うようだが『ランボー』に並ぶシリーズとなること間違いなし。ラストシーン、シリーズ3へ続く余韻を残したので、次作は是非、劇場公開も期待したい。

bunmei21