劇場公開日 2023年3月3日

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フェイブルマンズのレビュー・感想・評価

全389件中、81~100件目を表示

3.5人生をかけて情熱をそそげるものに出会ってしまった者たちの、喜びと葛藤の物語

2023年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

フェイブルマン一家の長男サムを中心に描かれますが、物語の核は父母でしょう。
サム視点で描かれたことで、どこかぼんやりとインパクトのない作品になっている印象です。

才あるピアニストだったけれど家庭に入った母ミッツィ。
社会背景や親の影響もあったでしょうけれど、夫を慕う心から家庭を優先させました。

優秀なエンジニアの父バート。
子だくさんの家庭を支える甲斐性があり、ピアニストであるミッツィの一番のファンです。

作中ではミッツィを芸術家代表のように、常識にとらわれない無茶苦茶な人物のように描写しますが、バートも相当なものです。
自身のアイデアを実現するためにキャリアアップを突き進み、ユダヤ人差別の強い地区へ家族を連れていくことも躊躇いません。

そんな父母の子サムは映画と出会い、映画づくりにのめり込んでいきます。
映画づくりに明け暮れるあまり、親族の死を悲しむこともないサムの言動に、家族もサム自身も動揺します。

ミッツィ、バート、サムは、それぞれが人生をかけて情熱をそそげるものに出会ってしまったがために、苦悩を抱えます。
人生をかけるものと大切な家族への愛情、どちらも生半可にはできないために、どちらかを選ばなければならないときがやってくるのです。

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moro

4.0ベーグルマン

2023年4月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

天才両親のもとに生まれた子サミーももれなく天才である。
映画の撮影にドはまりしその才能を開花させる。
天才ら特有の少し飛んだテンションはコミカルで見もの。
不遇と映画作りの交差も面白い。良センスの作品。

良い点
・登場人物の面々

悪い点
・母のウェイトがやや大きい

その他点
・日本人は仏教でもクリスマスだが
・類作「エンドロールのつづき」よりも面白いか

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猪古都

4.5家族愛

2023年4月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

映画づくりの話かと
思いきや…

家族や時代背景
差別など
自分との葛藤を表現してて

そして最後の面接のシーンで
「わかったら早くココから出て行け!」
で終わるセンス

たまんね〜(涙)
約3時間没入してしまった!

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H1DE!

5.0スティーブン•スピルバーグ if the horizon’s...⁉️

2023年4月2日
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CBSに呼ばれたサミーは、その後、出世作のテレビ映画『激突!』(1971)『続・激突!/カージャック』(1974)、大ヒット作『JAWS/ジョーズ』(1975)へ。

両親の離婚と言えば『E.T.』(1982)、
『未知との遭遇』(1977)では父の職業が電気技術者、鉄道模型が登場する。

戦争映画として、
『1941』(1979)、『太陽の帝国』(1987)、『プライベート・ライアン』(1998)、『ザ•パシフィック』(2010)へと続く。

とにかくスピルバーグの生い立ちがこれら数々の映画となっていく。

ジョン•フォード監督がサミーに告げたこの名言……
Now remember this!
If the horizon’s at the bottom, it’s interesting.
If the horizon’s at the top, it’s interesting.
If the horizon’s in the middle, it’s boring as shit. Now, good luck to you. And get the fuck out of my office.

It is the scene based on Spielberg’s real-life meeting with John Ford.

映画監督に限らず、
秀でた人は、平凡じゃなく非凡な発想と独創力を持ち合わせているということ、共感出来ます。

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YUKI

2.5fableじゃないFablemans

2023年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

151分という長さが気になった。
最初の1時間はサミーの可愛らしさを見るのが面白かったのだが、
そして、それは誰もが通ってきた道だと思えたのだが、
複数のFablemanを語るうちに、焦点がぼやけ、うんざりする2時間が過ぎていった。
ミッツィやバートの話になるにつれ、正直「これどーでもいいや」的な映画になってしまった。なんか、やたら力み、捏ねくり回し過ぎ。

しかし、解釈とは面白いもので、やたら上から目線で啓蒙してくれる人もいる。
最後に登場する名監督の映画を見ることは義務であるとか、
ある場面を解釈するのに、誰もがそんなことはわかりきっているような言葉で「映画論」を宣う。

こんな一般的な解釈に多くの「共感」が得られているというのは、やはりSpielbergという名前から入っているからなのだろうか。Spielberg信者には、何を言っても敵わない。

まさに、Spielbergという場でFablemansを演じきりたい彼らがいるのだろうね。

僕には、
Spielbergが「こんな映画だって、<地平線>を変えれば、作ることができるんだぞ」っていう荒い鼻息しか聞こえてこなかったんだけど・・・ネ。

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critique_0102

3.5ひとことReview!

2023年4月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

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極東新天地

5.0スピルバーグ監督が誕生するまでの物語

2023年3月31日
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HIDE Your Eyes

3.0ジョン・フォード監督

2023年3月31日
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SUN茄子

3.5地平線はどこだ!?

2023年3月30日
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単純

幸せ

かの名監督、スティーブン・スピルバーグ氏の映画監督になるまでの体験を描いた自伝作品。

映画好きのワタクシですが、ほとんど監督や役者で観る作品を選ぶことは無く…それでもスピルバーグ監督と言えば!と思い、遅ればせながら本作も鑑賞。

鑑賞前は、往年の名作たち誕生の物語や逸話などが描かれるのかと思いきや、映画監督になるまでの、いわば誰も知らない頃の日々が描かれたドラマ作品といった感じでしたね。

なので特段、スピルバーグの物語ッ‼…って印象も無く、本当に一人の少年が夢に向かう普通の(?)話といった所でしょうか。

それ故、特にこれといった波や見せ場といったものはなく、テンションがぶちあがるような描写も無いが、それでも2時間半の長尺を飽きずに観ていられるのは名監督のマジックですね。

ラストシーンはちょっと感動。ここで終わるの!?とも思ったが、まさに新しい物語の始まりって感じ。

そして面白かったのは彼女さん。可愛いし積極的なのは良いが、降臨だとか口から魂云々とか言われたら…たとえ好きでもワタクシだったらダッシュで逃げちゃいますねw
そしてプロムの上映会はしてやったり(?)なのでしょうか。こどもたちの人間模様も複雑ですね。

そんなこんなで、コミカルなシーンもありつつ、身勝手な親や優しい妹たちとの家族物語でもあり、なかなか面白かった。

ちなみにワタクシ、今まで観た映画の中で一番好きなのが子供の頃に観たプライベートライアンなのです。未だにこれを超える作品が見つからず…とにかく名作ですよね。

本作の中でも戦争映画を作りたがるサミーの姿が描かれていましたが、学生時代に戦争作品を作り…そのゴールが本当の監督になって作り上げたプライベートライアンなのかなぁ~なんて思ったりして、勝手に一人でアツくなってしまいました。

これからも名作の誕生に期待です‼

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MAR

3.5気になるが、結局なんなのか?

2023年3月28日
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最初天才の片鱗をみせつつ成長していくノスタルジー物かと思いきや、人種差別、不倫、家庭問題、学校色々ありすぎて焦点ぼやけ始め、しかも就職前終了。結局古きよきハリウッドよりも前のスピルバーグ創世記の話。
もっと成り上がっていく話期待。

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ムロン

4.0地平線が意図するもの

2023年3月27日
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SP_Hitoshi

5.0出来事には理由があり、人生の経験にムダはない

2023年3月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

初めて映画館で見た作品の迫力に心を奪われ、クラッシュシーンの再現に凝り始める、子供の感性の純粋さ。そこから想像通りのムービー製作にのめり込む様子がキラキラと描かれている。その過程で、カメラは思いもよらない真実を捉えていることを知る。その事実と現実、少年時代の繊細な心はどう理解し、どう乗り越えるのか。心の成長とともに、撮影する作品で描こうとするものが徐々に深くなって行く。卒業記念記録ムービーのエピソードも興味深い。学年のスターのようなイメージの嫌なヤツが、そのイメージが色濃く撮影されている自分を見て悔しがる。楽に何でも出来るのではなく、実はコンプレックスの塊で人一倍努力していた、という彼を知り、お互いを初めて理解する。
幾つもの発見や経験を重ね、苦しみながらやはり自分はフィルムメーカーになるしかない、と選択した人生。巨匠スピルバーグが撮る作品ジャンルの幅の広さが理解出来、涙と感動が溢れる。おまけとも言えるジョン•フォードのエピソードは映画小僧の背中を思いっきり押したと言える、胸が熱くなるシーンだった。想像を遥かに超えていた名作。

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まっちゃまる

3.0映画は光も影も映し出す

2023年3月26日
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ジョージ

3.5映画作り好きの子供がいる家族物語

2023年3月24日
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家族物語、好きな映画作り、までは丁寧に描かれてる。
出来ればスピルバーグの監督なりたての頃を何年か描いてくれてたら、☆1個増えたろうなあ。

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マシュー

4.0青年の映画への目覚め

2023年3月24日
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楽しい

幸せ

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Uさん

5.0彼は愛されていた

2023年3月24日
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創ることに取り憑かれた少年が、自らの作品で突きつけられた現実があまりに残酷で、それでも創造は止めれれない。もはや業だから。
傷つくけど、父にも、母にも、映画にも愛されていたし、彼も愛していたというのがよくわかる。
はー目が溶けそう。

スピルバーグが両親役の俳優がメイクしてきた途端に号泣したって話がめっちゃすき

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Peinyo

3.0日記

2023年3月23日
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U-3153

4.5映画は楽しいものなのか?

2023年3月23日
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hanataro2

4.5スピルバーグの妹さんたちは生きているわけで。 この映画、作っちゃって良いの?

2023年3月22日
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ダックスフント

3.5自伝映画のお手本

2023年3月22日
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76歳のスピルバーグが8mmフィルムカメラを手持ちで撮影しているカットがいくつかある
あの頃に戻って楽しんで制作したんだろうと感じる

フィルムに穴をあける発光エフェクト
カモメからアイスクリームが顔に垂れる画への振りカット
映像づくりにおける工夫や知恵、わざをしっかりと見せてくれる

家族のドラマを通して
スピルバーグの才能が生まれる背景を
セリフだけでなく
細かく映像で見せてくれる

本や小説、ドキュメンタリー、フィクションであっても
実存した人物をベースに描く際には
必ず参考にしたい映画

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