「あえての酷評」フェイブルマンズ Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
あえての酷評
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映画鑑賞にハマったきっかけは小学生の頃に観た「E.T.」でした。
「ジュラシックパーク」と「シンドラーのリスト」を同年に観せられたときには、本当のエンターテナーとはこういう人のことを言うのかと衝撃を受けました。
「バビロン」「エンパイアオブライト」と映画愛3作品と勝手にグルーピングして、締めくくりに期待を寄せていました。
それだけに、スピルバーグの生い立ちを観られたこと以外は、全体の流れが単調で、少し残念でした。
「これをつくっておかないと」と予告で発言されていたのに対し、家族のあれこれ、映画製作への歩み、ユダヤ人への偏見と、焦点がどこにあったのか不明確な感じだったせいでしょうか。
どんなに優れた才能をもってしても、自分語りは難しいということでしょうか。
「衝突」の原点、「E.T.」を思い出させるクローゼット内の景色等を楽しみながら、どんな「THE END」になるのかと思いながら観るなかで、最後にジョン•フォードを登場させたことで、爽やかな気持で劇場を出ることができました。
この先も楽しませてくれると信じています。
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Eijiさんのコメント
2023年4月13日
つくっておかないとっていう使命感みたいなものより、つくっておきたいっていう自身の願望が強かったんでしょうか。たしかに、一青年の青春ドラマとしては面白かったです。