「アートの呪い」フェイブルマンズ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
アートの呪い
業が深く、呪いにも似た生き様の映画でした。
映画以外に生きる場所がない人間が、夢を追うことの孤独や葛藤、苦しみを延々と描いていました。
監督としてのいわゆるサクセスストーリーとは程遠く。
また、複数形が示すように、ばらばらにそれぞれの道を選んで歩いていく家族の姿でもあり。
そういう歩みが、スピルバーグを作ったという明示でもあり。
そして、その映画作りの撮影技術が見抜いてしまった、母の裏切り…
スピルバーグにとって、両親の離婚はショックだったんだなぁとか、子ども時代のユダヤ人差別は酷かったんだなとか、月並みな感想しか出てきませんでしたが……
まぁ、私はキリスト教ってやっぱカルトで、差別主義者の吹き溜まりだなって感想が一番強かったです。
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