「高評価のレビューが多いが、私には不思議でならない。」フェイブルマンズ いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
高評価のレビューが多いが、私には不思議でならない。
スピルバーグ監督が映画界に入る前までの自伝的映画である。メインは両親との関係を描く家族映画である。私には微温的で物足りない。母の不倫が中心となるが、食い込みが足りないと感ずる。
不倫相手と肉体関係は無いように匂わせているが、嘘っぽい。自分の母親だから、綺麗に描きたい気持ちはわかるけれどもね。妻の不倫を薄々感じている父親の苦悩も伝わってこない。
それと肝心な映画にのめり込んていく監督自身が十分に描かれているだろうか。足りないと私は思う。
ジョン・フォード監督とのエピソードは、本当だろう。幸運としか言えない。地平線の目線の話は面白かった。
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