草原に抱かれてのレビュー・感想・評価
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内モンゴル自治区の美しい大地
内モンゴル自治区を舞台にした中国映画。中国映画といっても言語は北京語でも広東語でもないし、文化圏としてはモンゴルに属する作品だ。映画を国別に分けるのは解像度が低いなと最近考えることが多いのだが、この作品を見た時もそれを思った。
認知症を患った母のために故郷に帰るミュージシャンが、母の思い出の場所を探すために荒涼とした内モンゴルの大地を2人で旅をする。ランドスケイプが大変美しいので、それだけで観る価値あるものと言えるが、音楽もセンスがいいし、見どころがたくさんある。
「へその緒」というタイトルは、認知症の母が勝手にどこかに行かないように、ロープで自分と結びつける様に重ねているのだが、そのロープを切り離す時、それは子どもの親離れだけではなく、死という新たな旅立ちの瞬間を示しているのかなと感じた。この世界に赤ん坊として生まれてくる時にもへその緒を切り離すが、死の世界へと旅立つことも、新たな世界への生まれ直しと捉えているので「へその緒」なのかなと。アジアのカルチャーは広くて深い。こういう映画が一般劇場でももっと上映されると嬉しい。
モンゴルの美しさ
内モンゴル自治区が舞台の映画です。
内モンゴル自治区って、中国の内側にあるモンゴルみたいです。
複雑ですね…
映画の内容は、
内モンゴルの美しくて雄大なロケーションを、素晴らしい美的センスで切り取り、非常に美しい映像を観せてくれます。
あたたかい感じのヒューマン系ロードムービーです。
静かめで、割りと淡々としてて、眠くなりました(笑)
でも、よく出来てると思います。
ヒューマン系が好きな方は、好きなんじゃないでしょうか。
見ている時も見終わった時も、気分が良い、爽やか 結んじゃうのってな...
見ている時も見終わった時も、気分が良い、爽やか
結んじゃうのってなんかすごいけど、
でもとても大事にしてる感じがして良かった
あの子いい子だし、
生活に疲れたお兄ちゃん夫婦もちゃんと気持ちはあったし、
あの世でも来世でも、お幸せに
気になる木
都会で暮らすミュージシャンの青年が、兄夫婦と共に暮らす認知症の母親と共に故郷の家に帰り暮らす話。
兄夫婦の暮らすアパートを訪ねたら、部屋には檻があったり、やりたいことをさせて貰えず怒られてばかりだったり。
そんな状況下家に帰りたいと言い出す母親を引き取り、以前暮らしていた草原の中のポツンと一軒家に戻り2人で暮らし始めるけれど…。
写真に写る木を捜す話したり面倒をみる様はは、確かに母親への愛情が見てとれるけれど、徘徊する母親を紐で繋いでいる描写は、結局兄貴と同じということを言いたいのか?まあ兄夫婦だって全然悪い印象なかったけどね。
色々ありつつも母親に寄り添う息子をみせるっていうところでは良かったけれど、最後はどういうことと解釈すれば良いのかわからず。
さようなら?
何だかモヤ〜っとした感じ。
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