理想郷のレビュー・感想・評価
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ユートピアちゃうやん…
どこが理想郷やねん…恐ろしい。
やけど、生まれてから死ぬまでずーっと同じ人たちと暮らしているようなところって、よそものを排他する雰囲気はあるのかもしれない…ましてや主人公たちは風力発電に反対してたわけやしね。
狭い世界の中でしか生きていない村人たちにとっては、主人公夫婦という存在は異分子やったに違いない。他者に耳を傾けようとしない村人たちが恐ろしい。同じような考えの人たちとずーっと閉鎖的な空間で暮らすことのリスクを感じた。中にはきちんと受け入れようとしていた人もとても少ないけれどいたわけやしね。
妻があそこに居続けてたのはもう意地やよね。絶対に負けてたまるかっていう。警察に強く言わなかったのも、言っても無駄やという気持ちと、強めに言うと話すら聞いてもらえなくなるんじゃないかという恐怖心もあったんやろうな。夫も見つかってなかったし、気持ちはわかるけどとてもしんどい決断やなあ。娘の帰ってきてほしいという気持ちがとても理解できた。
スペイン・ガリシア地方の寒村に移住してきたアントワーヌ(ドゥニ・メ...
スペイン・ガリシア地方の寒村に移住してきたアントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)とオルガ(マリナ・フォイス)のフランス人夫婦。
無農薬野菜などを栽培して生活をしている。
産業の乏しいこの村を、ゆくゆくはスローライフを売りにして自分たちと同じく都会から来た人々をもてなしたい、と考えている。
ふたりはインテリなのだ。
しかし、村は貧しい。
風力発電設備の誘致をして補助金で生活したい、そう考える住民も多かった。
そのための住民投票をしたが、アントワーヌとオルガは反対に投じた。
賛成派の隣人、シャンとロレンソの兄弟は、ことあるごとにアントワーヌへ嫌がらせをした。
最悪だったのは、アントワーヌの畑に通じる水源の井戸にバッテリーを投擲して、水を汚染したことだ。
アントワーヌとジャンの対立は激化し、遂には・・・
といった物語で、このあたりが中盤。
実話に基づいているらしいが、「寒村の地元民vs.都会からの移住者」は、どこの国にもあるね。
映画は、この中盤の出来事を境にして、主役が入れ替わる。
というか、アントワーヌが死んでしまうため、交替せざるを得ないのだが。
残されたオルガは、都会で暮らす娘の説得も聞き入れず、村に留まる。
殺されたであろうアントワーヌの死体が発見されず、彼女がしらみつぶしに捜索せざるを得ないこともあるが、オルガにとって、村はアントワーヌの理想であり、彼がどうしてもこだわったこの村こそが、彼が遺した遺品だと感じているからだ。
このあたりの心理描写は、日本映画ではあまりみることができないパターンで新鮮な思いがしました。
この心情を結果として吐露することになる、娘との口論のシーンが印象的です。
映画は、観る前の予想と異なり、この後半が秀逸。
ロドリゴ・ソロゴイェン監督の前作『おもかげ』も遅ればせながら、鑑賞してみようと思いました。
現に日本でも起こっている問題
隣国スペインの寒村でスローライフを実現させた元教員の夫婦が、風力発電の賛否をきっかけに野卑で粗暴な地元民の独身兄弟と深刻な対立関係になる。それを移住してきたフランス人の側から描いた作品。
風力発電が村民に一時的にしか利益をもたらさないのは同意するしどう客観的に見ても地元の兄弟の性根の悪さには憎悪しか感じないが、しかし彼らの言い分も分からなくはない。単に外国人、移民と地元民の立場の違いというだけではなくて、移住を実現できるほどだから貧富の差は言うに及ばず、かたや各地を旅した知識階級、かたやこの田舎から出たことがなく、弟の方は美少年だったにも関わらず村の匂いのせいで売春婦にさえ拒否されたという経験を持つ。今のパッと見こそ似たような服装だが、いくら「ここが私の故郷だ」と言われても二言三言話せば通じ合えないことが明白な訳だ。この作品ではSNSが絡んでいないが、コロナで在宅勤務が一般化して、日本でも実際に土佐市で起きている移住者カフェの問題はSNSにより更にややこしくなっている。
この映画は、移住の夫婦のうち兄弟と真正面から対立する夫が主人公となって話が進むが、後半の3分の1くらい?は妻に軸が移って、父親を喪って訪ねてきた娘と母が描かれる。娘から見たら夫に依存してきた母親を理解できないし、荒んだ田舎、信用できない警察のこんな生活は何としても辞めさせたいのだった。しかし色んな経験を経て妻もかなり強くなっていて、性悪兄弟の脅しにも負けない母親を見直す。そしてその粘り強さによって、夫の死の真実に自力で近づく。
兄弟の侵入に反応せず寝ていた犬を役立たず呼ばわりするシーンがあったが、兄弟の弟に懐いているし犬は鼻が効く筈なのに本当に役立たずの番犬だった。
現実の方が恐ろしい
常にどんよりとして湿り気を帯び不穏な
空気感を漂わせ観ている側もヒリヒリさせられます。
多勢に無勢という訳ではなく、
ある一家のみが嫌がらせしてくるから
「田舎vs都会」とはちょっと違う。
どちらの言い分もわからなくもない。
もし移住者側が1組でさえなければ
きちんと話し合いの場が設けられたりしただろうか。
警察のぽんこつっぷりが目立ちます。
なんのために相談に行ってると思うんだ。
実話が基になっている本作
少々背景が実話のものとは異なるようです。
忠実な再現映画だったら・・・
アントワーヌ夫妻への同情心は
もしかしたらわかなかったかもしれません。
現在その村は被害者家族と
その支援者たちだけが住んでいるのだそうです。
なんだかそれはそれで気持ちの悪いオチだなと
思いました。
物語の展開が良かった
オープニングの馬を倒す映像が印象的に残っている。
「理想郷」を求めていことする人言の話かと思いきや、後半の展開がとても物語的に面白かった。
主人公夫婦が少し逸脱した人間として描かれていたり、村人を見ていてもこういう人間達ってって確かにヨーロッパの地方にいるよなぁ・・・と考えたり。(国にもよるけど)
娘の視点から「子羊を運ぶ母親の姿」が映像的に多くを物語り、観客との母親に架け橋にるショットがよかった。最後に近隣の母親に伝えにいく展開なども物語として面白い。森の中のシーンも、単純な映像演出だがとても緊張感を高めていた。
ロケーションの空気感を捉えている映像はとても良かった。
ただ、「理想郷」を実感できるぐらいの、もう少しハッとする美しい風景や自然の営みの映像が見たかった。
自由な理想を求めた末路
ガリシア州にあるサントアージャという小さな集落で起きた事件が題材だが、実話ベースではなく、フィクションの要素が多数あるため、サントアージャ事件はあくまでも"事件があった事をテーマにオリジナルで展開してみた"だけに過ぎないと思う。
理想郷を求め、フランス人夫妻が移住した地はスペインのガリシア州にある片田舎に農業を営みながら悠々自適な生活を過ごすのだが、近隣の住民とのほんの些細なトラブルが解決できない事態にまで陥り執拗なまでの嫌がらせへと発展するのだが、証拠が必要だと警察からのアドバイスを受け隠しカメラで撮影するようになるのだが、これがまた嫌がらせがエスカレートしてしまう要因になり、最終的には殺されてしまう。
スペインの内陸地で外部との接触が無い地域ほど住民は内向的で保守派が多い傾向にある。古くから住む、理想郷の場合なら嫌がらせをした兄弟側だが、その地域ならではの風習や尊重しなければいけないことに理解を示さないと、外様のくせに何様?という事態になりやすく、移住した地域に対し我の主張をするだけでなく、地域がいかに発展していくにはどうすべきかを考える柔軟性やリスペクトがないといけないだろう。
住めば地獄
物語開始時点から、状況は既に深刻だ。
「フランス野郎」呼びのシャンをはじめとする村人に対し、アントワーヌも常に胡乱な目を向ける。
(娘や孫へのそれとの落差が見事)
移住直後や発電施設誘致の際の描写がないので、重心の置き方に困る。
もちろん兄弟はやりすぎだが、夫婦側のやり方に非はなかったのか。
また、そうまでしてあの土地に留まる理由に説得力を感じない。
こういったところから、あくまで他人事としか見れなかった。
必要性を感じない細かなカットが多く、母娘喧嘩は重要なシーンとはいえ冗長。
オルガの内面は描写されたものの、マリーが来たことによる本筋の進展もなかったし。
もし事実なら何も言えないが、遺体を探していてカメラを見つけるのは難しいと思う。
オルガには一切危害が及ばないのは、文化風習の違いなのだろうか。
冒頭で他の村人がシャンに“言わされている”描写もあり、味方もゼロではなさそうだった。
警察はアテにならないにしても、もう少しやりようはなかったのだろうか。
どこまで事実かも分からないし、実際に被害者がいたようなので軽率なことが出来ないのは理解する。
でも、せめてあの兄弟の顛末だけでも描いてほしかった。
的確に今起こっていることがわかる演出
めちゃくちゃ面白かった。
何処にでも起き得る、田舎とそこへの移住者の摩擦がほんとにスリリング。
全員正しいこと言ってる面白さ、的確に今起こっていることがわかる演出の繊細さと役者の演技と物語の着地、全てが素晴らしくて、なんてクオリティの高い作品なんだろう。映画として全てが行きとどいてる。
ホスピタリティめちゃくちゃ高い映画!
監督の過去作品今から全部観ます。
こんな映画観れるから、映画を観るのやめられない。
前半と後半パートで、
後半パートに入ったとたんこの映画はどこに行くのだろう。と思うのだけど、なんて深度の深い結末。
明確だけど、観る人それぞれに違った印象も与えそう。
私は表面的な対立をしてきたものと
物言わぬ対立ををしていたもの。
表面的な対立の奥に無言でその対立をコントロールしようとする戦いがずっとあったことにゾッとしたし、それを1つの会話だけで表現する切れ味の鋭い結末に鳥肌たった。
監督は男性的衝突、女性的衝突の違いを踏まえて
少し女性の方がポジティブな意味合いを込めているのだと思うけど、女性の私にとってはこちらの戦いの(物理的ではない)どろりとした嫌さもわかるので、この終わり方、恐怖が身近になった分怖かった。
オルガは、ずっと村で起こる事態を観察し
愛と信頼で夫のアントワーヌの手綱を握っていた。
夫婦の絆がすごい。
娘が滞在してることもよかったな。
パンフレットもドゥニ・メノーシェや監督のインタビューが読みごたえあって最高。
インタビューでも言っていたが、監督自身が村人サイドでもアントワーヌサイドどっちの味方でもない視点で映画を作っている誠実さが、作品の良さを支えているのを感じた。
悪なき殺人のときもドゥニ・メノーシェの演技素晴らしいなって印象あったんだけど
今回イングロリアスバスターズの冒頭の農夫の役の人って気がついた。どうりで最高な役者なわけだ…!
映画館で鑑賞
「故郷」
スペインガリシア州にある自然豊かな小さな村に移住してきたアントワーヌとオルガの夫婦。この地にほれ込んだ彼らは有機農業で生計を立てる傍ら、古民家を修復して過疎化に悩む村を盛り立てようとしていた。
そんな時、村への風力発電事業誘致の話が持ち上がりそれに反対した夫婦と村人との関係が険悪なムードに。
特に夫婦の隣に住むシャンとロレンソの兄弟は彼らを毛嫌いして何かと嫌がらせをしてくる。元教師のアントワーヌはそんな彼らと冷静に話し合おうとする。
だがシャンはたかだか移住してきて二年足らずのアントワーヌがこの村を故郷と言い放ったことに憤りを覚える。この地に生まれ長年暮らしてきた彼らにとってよそ者でしかないアントワーヌの発言が許せなかった。
しかし、人間にとって「故郷」とはその暮らした時間だけが重要なのだろうか。この地に根を下ろし、この地で生きてゆく覚悟を持った瞬間にその人にとってその地は故郷となるのではないだろうか。
ましてやアントワーヌはこの村を愛し、再生しようと日々努力していた。村の復興にはまず人を呼び込まなければならない。新しい住人が増えなければこのまま衰退するのみだ。シャンたちにとってよそ者である人間こそがこの村を救う唯一の手立てなのだ。
逆に電力会社の甘い誘惑に乗ってしまえば確かに一時的には住人は潤うだろう。だが、補償金の使い道について聞かれたシャンは弟と豪遊すると答える。村を盛り立てるための資金に使うなどという発想は微塵もないのだ。
財政が厳しい田舎町は電力会社にとってはいい鴨だ。補償金という麻薬で薬漬けにしてしまえば後は思うがまま。村は景観を失い電力事業に依存して自立再生はますます困難になる。教養のあるアントワーヌはそれがよくわかっているからこそ事業誘致に反対したのだ。しかし学のない兄弟たちにはそれが全く理解できない。
やがて兄弟たちの嫌がらせはエスカレートし、ついにはアントワーヌは殺されてしまう。夫がいなくなっても一人農業を続けながら、夫の行方を捜す妻のオルガ。そんな母を心配して娘は村を出て一緒に暮らそうと説得するが全く聞き入れようとしない。
父を殺したであろう犯人が住む村でこれからも暮らしたいという母の気持ちが娘には到底理解できなかった。
しかし犯人たちと鉢合わせしたとき、おびえる自分をかばって毅然とした態度を取った母の姿を見て娘は悟った。
父を愛していた母、その父が故郷と呼んだこの村がすでに母にとっても故郷となっていたことを。この地に根を下ろし、この地で生きてゆく覚悟を持った瞬間、母にとっても故郷となっていたことを。
けして犯人たちへの復讐心からこの地に固執していたわけではない、新たに羊を飼い始めたことから、そして息子たちを失うであろう哀れな母親への気遣いを見せたことからもわかる通りオルガにとってこの地は愛する夫と最後に暮らしたかけがえのない故郷になっていたのだった。
閉鎖的な村での近隣トラブルがやがて恐ろしい展開を迎える。スリリングな心理ホラー的様相をみせ始めてからは緊張感で一切目が離せなかった。サスペンスとしても秀逸だが、人間ドラマとしても重厚でとても見ごたえがある作品だった。
ちなみに補足として、調べたところによるとスペインは日本と同様エネルギーに関しては外国からの輸入に頼らざるを得ない国だったが、いち早く再生可能エネルギー事業に着手し、世界的にその導入率は5位以内に位置する。そしてこのガリシア地方はスペインの中でも風力による発電量はナンバーワンだという。もとは多くの電力を原発などに頼っていたが、世界的に次々と生じた原発事故を目の当たりにして再生エネルギー導入に舵を切ったのだという。なぜ事故を起こした日本がスペインと同じ道を歩めずむしろ時代に逆行する原発推進をしているのかは謎ではある。
どうしたいのか?を観る側にお任せし過ぎてモヤモヤ~
テレビの映画コーナーで紹介されてから気になっていた作品をやっと鑑賞しました。
で、感想はと言うと…モヤモヤ~w
煮え切らないしスカされるしとなかなか鬱憤が貯まる作品w
良い部分も多分にあるけど、何故こうなった?何故こうした?何故こうしなかった?と言うのがいろいろと出てくる作品です。
定年後に田舎に引っ越して念願の田舎暮らしと言うのは日本でもよく聞きますが、田舎暮らしが思ったよりもハードと理想と現実の違いに愕然としてあえなく都会に戻ると言うのはよくある話と聞きますが、実は田舎暮らしの独特のルールと近隣住民とのお付き合いによるトラブルで揉めるのが原因の3割らしい。
個人的には都会が大好きで綺麗な水洗トイレに慣れきった身の上では水洗でなく和式のトイレはすんごく嫌。それだけで多分なストレスになりますw
作中のアントワーヌとオルガは田舎暮らしにはなんの文句もないけど、アントワーヌを最初から小馬鹿にしている近隣住民とのトラブルでのストレスが100%の原因でそこに来たばかりの時に村に風力発電の話を反対したのが決定的なドドメとなってる。
最初はアントワーヌと粗暴なシャンとロレンソのお隣さん兄弟にアントワーヌ側の味方の心境だったけど、中盤での話し合いの中でなんとなくシャン兄弟の気持ちも分からなくないと言う感じになってきた。
産業もなく、貧乏が慢性的な村にゆりかごから墓場までを全うすることが当たり前のような住人にとっては、風力発電の建設の話は振って沸いたようなタナボタ話。
慢性ビンボーの身の上なら景観が壊れるなんて知ったこっちゃ無いと言うのもなんとなく分かります。
そこに引っ越してきたばかりのご新規さんが俺にも権利がある!とばかりに権利を主張して、反対となったとあればそりゃあ怒るわなと。
村の長年の状況を踏まえず、理想論を振りかざして、反対を唱える。それも自分達が理解出来ないような理論にインテリぶった感じになったら、そりゃあムカつきもしますわなとw
最初と最後はアントワーヌ側であっても、中盤の酒場の話し合いのシーンではシャン兄弟側の心境も理解出来る。このシーンって意外と作中でも重要かつ屈指のシーンだと思います。
あと、この作品って結構長回しのシーンが多いんですよね。長回しは役者泣かせかと思いますが、役の心境や気持ちの流れや空気感が際立つので、この作品でも空気感や緊迫感が秀逸に感じます。
ただ、正直…どうなの?と思うくらいの肩透かしが多数。
アントワーヌの煮え切らないし態度は観ていて“やっておしまい!”と思いつつも“やらんのかい!”とツッコミ大盛りw
元教師であったとしても、立派な体格は喧嘩でも負けそうにないのにハートはチキン野郎。結局アントワーヌの煮え切らないし態度が悲劇を生んだと言うのが1割くらいはありそう。
また、妻のオルガが最初は“村を出ましょう”とアントワーヌに諭すのに、アントワーヌが行方不明になってからの村への固執が心情描写が微妙なんですよね。それがどうも分かり難くて、オルガがなんか良からぬことを企んでいるのでは?もしくは黒幕だったのか?と勘繰ってしまう。
それに至るのに地元警察の煮え切らないし態度に“お前らもグルか?”と感じてしまうから余計にタチが悪いw
なんか無意味なセクシーショット(娘のマリーは良いがアントワーヌのはホントに意味が分からんヽ(`Д´)ノ)もあるし、飼い犬のティタンは人(犬)が良いのか、番犬感が薄い。でもティタンの性格って、アントワーヌとよく似ていると思ったら結構納得w
肝心なシーンが省かれていたりして、アントワーヌやシャン兄弟、オルガやマリーが何故そこに至ったのか?と言うのがバッサリ。
変にBGMが盛り上がって“何かあるのか?”とドキドキしても特に何にも起こらなかったり、ラストの締め方もなんか中途半端で“…えっ?これで終わり!?”とスカッと感が薄い。
まあ、ある意味フランス映画らしいとも言えますが、ちょっと丸投げ感が強い。
役を全うしたのはホント、終始小悪党のシャン一家といつまでも煮え切らない態度の地元警察官ぐらいでしょうかw
あと、二部構成とありますが、オルガ編はかなり付け足し感が強いです。
シャン兄弟とアントワーヌとの和解の糸口的なのはなんとなくちらほらあったようにも思えるけど、結局は双方の主張が互いに理解出来ないことに終着。
あと、一歩踏み込んで互いを理解出来たら?
あと、一歩踏み込んで先を見通して行動出来てたら?
アントワーヌは態度では無く、話し合いで解決を試みるんやったら、もっと確りとそうせんかい!と思えるし、オルガも捜索するのならもっとちゃっちゃとやらんかい!とモヤモヤ~
理想郷はあくまでも理想とするからであって、その地は理想とは限らないのは分かる。
でもそんな哲学的解釈は置いといても、もうちょっと確りと描いて欲しかったなぁ~と個人的には感じます。
予想と違いました
日本でもよくありそうな、都会人が田舎に移住したが村八分され翻弄する話だが、かなりやり方は陰湿で何回か胸が悪くなりました。後のシーンで村の人の言い分もわかりましたが。実際の題名は邦題とは離れていてプロモーションが上手かったのか?平日なのに結構見に来てました。個人的には時間(長い)もコストも無くした感覚です。
Tenacity
田舎に移り住んだ都会の人が嫌がらせを受けて、村人たちとぶつかり合う、予告やフライヤーからはそんな感じの印象を持ったのでヘビーになるだろうなと思いながら鑑賞。仕事終わりだったので、140分いけるか?と身構えながらでしたが、全然余裕でした。もう目が冴えまくりでした。
都会から移住してきた元教師のアントワーヌと妻のオルガ。村八分とまではいかずとも、村人からは嫌がらせを受ける毎日。それには村人と余所者の物事の捉え方の違いがあって…みたいな感じのあらすじです。
夫婦と村人の揉め事の原因は、風力発電の設置での対立である事が序盤に明かされます。
確かに、後から移り住んできた人たちが反対して、他の多くの村人が賛成しているという状況で、風力発電の設置が遠のいているとなったら、嫌がらせの一つや二つ起こってしまうのは仕方ないのかもなとは思いました。
アントワーヌもどこか上から目線で会話をしてしまうところがあり、そのせいで村人たちを逆撫でしてしまっているのに、それに気づかないという余所者の残念なところが出ていたなと思いました。カメラでの隠し撮りも下手くそすぎてすぐバレてしまう始末ですし、兄弟側に落ち度があるとはいえ、ズカズカと民家に入ってしまうのもなんだかなぁって感じでした。
フランスとスペインでの過去の戦争間の話を持ちだすのは、完全に個人的な恨みだよなーと苦い顔で観ていました。
嫌がらせをする兄弟(弟の方はなぜかステイサムにしか見えなかった)の嫌がらせの仕方がまぁ露骨で、農作物をダメにしたり、酒瓶を放置したり、酒屋で侮蔑的な言葉を投げかけたりと、50そこらの大人がやる事じゃないよなとムカーっとしながら観ていました。
風力発電の設置で貰える補助金で何がしたいとアントワーヌに問われると、街のタクシーを兄弟で乗り回すというまぁなんとも贅沢な使い方。それほど、この村にいる事は他の地域から見るとよろしくない事のようで、知識を得ずに村に閉じ込められるように生活してきた2人だからこその事情は分からんでもないなと思いました。
ただ、それにしては嫌がらせの度が過ぎており、待ち伏せて銃で殺そうと脅してきたり、つけ回ってきたりと不快さ全開でした。
アントワーヌと同じく風力発電を反対していた友人が亡くなって、甥がやってきて風力発電を促進させようとしたところから、人の愚かさが徐々に増していったなと思いました。
序盤で村人が馬をとっ捕まえて締めるシーン、馬好きの自分としては観ているのがかなり辛かったのですが、絶対にこのシーンが人に置き換わったパターンが出てくるんだろうなと思って少し覚悟はしていましたが、兄弟がピッタリとアントワーヌをマークし、近づいて首や体を締め上げて、そのまま窒息死させるという残忍な事をしてしまいました。もう絶望です。
余談ですが、前売り券の特典のポストカードの不気味な口だけのシーン、これなんだろ?と思っていましたが、まさかここに直結するとは。このデザインを採用しようと言い出した担当の人、中々にクセが強いです。
アントワーヌが殺されてから、物語は少し角度を変えたものになっていきます。ここから復讐ものに変わってもおかしくない胸糞さでしたし、実際そうなるのかな?と思っていましたが、オルガはやり返さない、それどころかそのまま村に滞在して、農作物を育てて、その合間を縫ってアントワーヌの遺体を探すという執念がこれでもかと描かれます。
娘もやってきて、オルガをこの村から離れさせようとしますが、そこは意固地になって動かないオルガ。互いが互いを心配するあまり、エゴをぶつけ合ってしまう口論にもなってしまいますが、それをなんとか理解しようとする娘のシーンも描かれた上でも、オルガの感情はどこか不透明。その間にも弟の方は絡んできたりとするので、同情する余地はありませんでした。
最終的に、アントワーヌが持っていたカメラをオルガが見つけ、それをきっかけにアントワーヌの遺体が発見されるところまでいきます。ここで証拠を突き出して、兄弟を刑務所送り!といったところで終わりそうなんですが、今作はそうもいかず。
遺体発見前に何かを確信したオルガが、兄弟に刑務所行きを伝え、その上で母親に「私と同じように孤独になるのよ」と言い放った時は、スッキリとも言えず、かといって重い落とし所ではないという不思議な感覚に陥りました。
ラストカットも母親がすれ違い様にオルガを見つめる様子、発見された遺体を見にいく表情は無感情、何かモヤモヤを残したラストが個人的には人間関係は生きてる限り続いていく、映画が終わった後も延長線上で観ている自分たちにも関わってくるという余韻になっていて良かったです。
全力で人間の負の面を演じ切った役者陣は本当に凄かったです。
ロケーション抜群な村での1ショット1ショットが美しかったですし、撮影の仕方も背景の撮り方と人の撮り方が見やすくてとても良かったです。引きで撮るショットで不穏なものを感じさせるのもナイスな演出でした。
最後にワンコ。番犬としての機能は微塵もないですが、ペットとしては最高な子だと思います。口笛一つでどこか行ってしまうくらい純粋過ぎて心配になるレベルですが笑
鑑賞日 11/15
鑑賞時間 20:20〜22:45
座席 C-3
期待度◎鑑賞後の満足度◎ 「断絶」による悲劇は洋の東西を問わず此れまでも現代でも起こっているが本作で描かれている事件もその一つ。誰かの“理想”が誰かにとっては“邪魔物”でしかないという恐ろしさ。
①全体に漂う不穏感が半端ない。“理想郷”という題名から牧歌的な映画を予想していたらトンでもないしっぺ返しを受ける。
②母親と娘とのキッチンでの言い合いのシーンは粘り強い演出と演技が見事。
③本作は単によそ者と閉鎖的な村人との対立という単純なテーマの映画ではない。
お互いに歩み寄れないという難しさ。
対話が噛み合わないという難しさ。
今、世界のあちこちで起こっている紛争もスケールの差こそあれ根っ子は同じだ。
④殺人にまで発展するのは行き過ぎではあるが、村人の窮乏・境遇も分かるので何か上手い妥協点はなかったのか、と悔やまれる。
沸点顔
不機嫌 粘着質 威圧感 存在自体が暴力的 ドゥニメノーシェの十八番
“郷に入れば"などクソ喰らえな態度でお隣さんと
これでもかと揉めまくる前半(というか3/4)にはゲンナリ
(うちの田舎も海岸線に発電風車が立ち並んでいるので気持ちは分かるが)
シメられるシーンで顔面が口以外見えなくなり、以降スクリーンからほぼ消え去るので正直ホッとした
出来た奥さんが悲しみを乗り越える終盤が本筋
山間の限界集落、上達してゆく農作業など地味なシーンを丁寧に描写しリアリティを支えている
本当の理想郷
理想郷はあくまでも理想に過ぎない
「村」を言い訳して
「母」を言い訳して
結局、本質から逃げているだけだ
結婚しないのはお前の選択だろ
原因はお前なんだよ
この◯◯兄弟
オルガも真実から
逃げている感じがした
これは映画のストーリーだからなのか
カメラが見つかってから
捜索が本腰を入れて、すんなり見つかる
だから
オルガが真実から逃げているように感じた
最愛の夫の死を
受け入れるには力がいる
だから娘に説得されても
この場所を離れなかった
無法地帯。
スペインの小さな村へ移住したフランス人夫婦の話。
風力発電計画絡み(お金)で意見が対立する先住民とフランス人夫婦アントワーヌ(夫)とオルガ(妻)のストーリー。
新参者はとりあえず先住民の言う事聞いとけ!くらいの雰囲気とその小さな村を仕切るちょっとヤバメな兄弟…とりあえず弟役の彼の初見の感想は厳つさなし!カッコよくないジェイソン・ステイサムって感じに見えた(笑)
個人的ワガママ書くならもうちょっとスリリングさと、もうちょっと先住民の嫌がらせが甘かったから個人的にはもっと強めの嫌がらせが欲しかった。
ラストの旦那見つかった!からの後の描写が見たかったんだけど終わりかい!(笑)
ちょっと物足りなさを感じたものの面白かった!
田舎暮らしの愚かしさの詰まった作品
のんびりと田舎暮し、子供をのびのび育てよう。そんなキャッチフレーズに、だまされてませんか。あこがれと現実は、当たり前ですが違います。戦後民主主義は、人間皆平等だと説きます、まずそこを疑ってみましょう、そうでないとこの映画のような悲劇が。
のんびりと田舎暮らしの落とし穴
テレビでは、相変わらずこの手の番組が多いですよね。
はて、田舎暮らしがそんなにいいものか不思議です。
都市部への人口の集中により過疎化の進む、農村部。
自治体もやっきになって、移住者を募集したり。
しかし、いざ移住となると、その後のあらゆる諸問題に、自治体のバックアップは、期待できません。
そう、自分たちで解決しないと。
そこなんですが、あくまでも移住者は、よそ者です。
そして、移住した地方は、農村部であれば、まちがいなく閉鎖的です。
さあ、そこで、どんな苦労が待っているでしょう。
そうまでして、田舎暮らしがしたい。
そんな実例をこの作品は、実話に基づいて、教えてくれます。
フランスで、教師を退職した初老の夫婦。
第二の人生を、若い時訪れ忘れられぬスペインの片田舎で、有機農法による野菜栽培を始めます。
ここで、この夫婦というより教師をしていたご主人が、田舎暮らしではやってはいけないことを次から次から繰り出してきます。
見ている方が、ハラハラしてくるのですが、彼の言うことと行動は、全て正論なのですが、彼自身よそ者であることが、わかっていない。
さてそれは、どんな点でしょうか。
村民と、打ち解け合おうとすること。
映画では、酒場の場面がよく出てきます。
そこで、必ずフランス人の教師は、嫌われ役に。
当然でしょう、フランス人教師とスペインの田舎者で、打ち解け合うはずがない。
田舎者にとっては、都会風のインテリは、最も嫌いな人種。
だって、自分たちの無学さを嫌というほど感じてしまうから。
この場合、フランス人元教師が、スペインの田舎者レベルまで自分を下げなければいけない。
しかし、世間知らずの教師にそんな芸当が、できるはずもなく。
普通の人でも、相当な演技力が要求されるのに。
おまけにお酒がはいってしまっては、無理でしょう。
まず、1つ目に言えることは。
あまりレベルの違う人とは、距離を置くこと。
ただ、職場などで、どうしても交わらないとならない時は、彼らを刺激しない演技力が求められるということ。
風力発電誘致に反対してしまったこと。
村に持ち上がった、風力発電誘致の話。
賛成派は、貧しい村で、これといった収入がない中で、ある程度まとまった保証金がもらえること。
反対派は、風力発電は、外国企業の発電施設売り込みの目的で、環境破壊につながること。
ここで、例のフランス人元教師は、反対派となります。
それも、旗振り役として、賛成派住民を説得して、反対の議決を通してしまいます。
これも、フランス人元教師が、嫌われる原因となります。
そう、何代もこの地に住み続ける人たちの問題なのに。
都会から来たよそ者が、その意を汲み取らず、正論で押し通そうとする愚。
まあ、この映画は実話に基づくらしいですから、なおさらそう思います。
あくまでも、主導権は、その地に長く住んでいた人なのに。
当然、貧しい農民から恨まれます。
人間、皆平等の愚かな考え。
特に、戦後日本では、この考えが当たり前のように、言われてますが。
何か、勘違いしてませんか。
そう、ひとそれぞれに権利は、あくまでも平等に与えられなければならないという事で。
人間が、皆平等であるはずがないのです。
生まれた環境や、所属する階層もバラバラで、何が平等なんでしょう。
そこを取り間違えると、この映画のような悲劇が生まれるのです。
このフランス人元教師は、対立する村民と打ち解け合い、話し合い理解し合おうとします。
いや、無理でしょ、これだけレベルの違う人間が。
それがわからない、元教師の悲劇。
そう、レベルの違う人間は、ある程度棲み分けが必要なんです。
みな、それらを感じ取って、お互い刺激し合わない距離感で生活しているのに。
この元教師のように場違いところで、自らを主張する愚かしさ。
逆に、村民の立場になると迷惑この上ないと。
さあ、皆さんそれでも田舎暮らしがしたいですか。
憧れの田舎ぐらしが、悲劇にならないようにこの映画から勉強しましょう。
生粋の江戸っ子
表題ならば優越感に浸ることができるのだろうが、田舎に於いては逆に劣等感、取り残され感、勿論生活の困窮、何よりも閉塞感とルーチンワーク そんな毎日の死んでいるような生活に突然として金がもたらされる運が巡ってきたとしたら・・・
スコセッシ監督『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でも序章は同じだが、今作はあそこまでの潤沢な金は舞い降りない そんなさもしい話だが相手も待ってくれずボヤボヤしていると余所の村にチャンスが逃げて行ってしまう
そんな将来性も何も後先考えず金をせしめたい兄弟の家の隣に住んでいるフランスからの移住者とのご近所トラブルが取り返しのつかないところまで発展してしまった実話を元にした作品である
ジャンルとしては、ミステリーホラーになるであろう 章立てではないが前半と後半とに分れる構成になっている
アヴァンのシーンは馬1頭に3人の男が飛びかかり絞めるところから芝居は始まる 比較的ゆっくりとしたしかし荒々しい対決シーンからスクリーンに釘付けにさせるスペインガリシアにて開催される"ラパ ダス ベスタス"はこの後、後半に繋ぐ事件への伏線へと繋がる インタータイトルを全ては留められなかったが後半の「印を付けて再び野に放つ」というところがキモであり、今作品の用意周到さを伺わせるアイデアである
風力発電設置の是非を問う村民投票でNOを投じた移住者夫婦は、他の村民、とりわけ隣人の兄弟からイジメを受けている 初めは嫌がらせレベルだったが、生活を脅かされる器物損壊(井戸にバッテリーを投入され、自家製有機野菜を鉛汚染に晒される)を受けてからのギア変換は凄まじい 唯一のレクリエーションである小さな飲み屋でもそのドメスティックな環境(住環境が狭小故、不可避)に益々イライラを募らすのだが、警察に被害届を出してもなにも解決せず、その闘いは激化の一途を辿る
と、こんな詳細な粗筋を書き連ねると文字数が足りなくなるので端折るが、要は目の前の金を濡れ手に粟と知りつつしかし閉塞感から逃れたい兄弟と、逆に若い時分に旅行できたこの地の自然の雄大さに感激した主人公夫の、観光産業としての田舎ビジネスを村民に導いてあげたいとの想いとの、決して交わらない意地のぶつかり合いが産んだ悲劇をドラマは届ける 結局降参した夫婦は土地をでていくことを約束するがそれには移住資金が必要でその為には1,2年間は農業を続けさせて欲しいと申し出る しかし引っ込みがつかない兄弟は、ここでアヴァンの伏線回収で同じように巨漢の夫を絞め殺してしまう しかし、常に嫌がらせをVカメラで撮影していた夫はすんででカメラを木の幹に置きその一部始終を撮影する事に成功していた 此処で前半は終わり、後半はその妻の闘いがリスタートされる
夫の行方不明に対する、ある種敵討ち的な姿勢でそのまま村に残り、自身も捜索の幅を狭めて行く その中で夫がどれだけこの地と、そこで生まれた希少な友人とに幸福を得ていたのかを、あのVカメラで撮影されたささやかな誕生日会に於いて同じ柄のベストを着た姿に見出されるのである
それまでは兄弟に対する嫌がらせに対して夫に屈服を促した妻だが、娘の強烈且つ辛辣な引き揚げの説得もまるで耳に入らない 逆に放蕩だった若い頃の娘に対して何も説教をしなかった自分なのだから、今度は娘にそれを強いる反論である
その燃える信念、執念は雪解けの森に奇跡をもたらす Vカメラが見付かり、さすがにもう経年劣化に依り、記録媒体が復元不可能となっていたのだが、そこにVカメラが落ちていたという物的証拠が功を奏し、夫の遺体が発見される そこからの逆転劇を予感させる中で、兄弟にトドメを刺しに隣へ訪れる 相手は兄弟ではなくその母親だ 「息子達は近く収監される そうなったらあんたも1人きりになる 困ったことがあったら相談に来い」の捨て台詞を吐き、車中でのニヒルな笑顔で切れの良い作劇はクライマックスのラストを迎える
娘に対しての身体と人生を張った教えが見事で感動しきりである 今迄本物の恋愛をして来ず、単にその時の欲と損得だけで、子供迄設けてしまったシングルマザーの娘に、「いつかあなたも愛をみつけて」と諭すシークエンスは敬服する作劇である 勿論、入口は一寸前にネットニュース等で話題になった北海道に移住したyoutuberの若い女性に対するやっかみに満ちた嫌がらせと、実は女性側も村民を利用しようとした節との、どっちもどっちな話に始終してしまうレベル次元になるところを、真相を探ろうとする復讐劇に転換させたストーリーテリングの妙を強く感じた力作であった
敵に懐く飼い犬や、所々不気味な通奏低音のBGM、偶々前回観賞した"ドミノ"を酒場で催していた偶然のタイミング等々、未だ未だ解釈が試されるシーンや、連続してみる観賞での出会いがこうしてもたらされる可笑しみをヒシヒシ感じさせる時間を過ごした
え⁉️ここで終わる❓
面白かったが長く感じたなー。旦那さんが消えてから、カメラ早く見つけて!って何度願ったか。やっとあの家族をとっちめてやれる思ったら、、、
最後全くスッキリしないなー
消化不良だよ。
シネマート満席違い大入りでした。
パンフレットも売れてました。
この映画はそんなに人気?話題?有名なんですね。
ビックリでした。
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