アシュカル
解説
2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品。
2022年製作/94分/チュニジア・フランス合作
原題または英題:Ashkal
2022年・第35回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品。
2022年製作/94分/チュニジア・フランス合作
原題または英題:Ashkal
チュニジアの鬼才監督、長編デビュー作は黒沢清監督作「CURE」に接点を感じる
2022年10月29日橋本愛、2年連続で東京国際映画祭アンバサダーに就任「背筋が伸びる思い」
2022年9月21日チュニスの郊外の新興住宅地域“カルタゴの庭”。民主化運動の最中に工事が中断されていたが、少しずつ工事が再開していた矢先にとある建設現場で作業員の焼死体が発見される。死体にはもがき苦しんだ痕跡が一切ないことから二人の刑事ファトマとバタルは他殺の疑いが濃厚であると判断し捜査を始めるが、彼らを妨害する者達が現れ、そしてまた別の焼死体が発見される。
という冒頭の展開にかなり本格的なスリラーを期待していましたが捜査は遅々として進まない一方で焼死体が次から次に出てくる展開にイライラし始めた頃にチラッとウソみたいなカットがあり、これは期待していた話じゃないと気付くも既に遅し。伏線っぽいエピソードも全部なぎ倒すデタラメ極まりないクライマックスに呆然・・・一体何を観せられてんねん!?
チュニジア映画は生まれて初めて観ましたがこっちが勝手に当たり前だと思ってる予定調和が全く通用しない世界があることに激しいショックを受けました。世界は広過ぎる!
ミステリアスでファンタジックな映像にベタな音楽や音響でもって、かなりそれなりの雰囲気を醸しだしていたけれど、謎があまりにも放置されっぱなしの上に、内容があまりにストレート過ぎて、もう少しひねりが欲しかったなぁと思ってしまいました。結構面白いとは思ったんですけど・・・