「村社会」山女 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
村社会
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祖先の犯した罪のために田畑を減らされ、村の汚れ仕事をする凛の家族。死体の埋葬や、口減しのために生まれたばかりの赤子を川に流したり。そんな嫌な仕事をする家族を村人が感謝するわけでもなく、軽蔑し、ろくに口も聞いてくれない。冒頭から、赤ちゃんを川に流すシーン、衝撃的。生まれたばかりの赤ちゃんを殺すのはそこの家族だが、死んでいるとはいえ、生まれたばかりの小さな赤ちゃんを受け取り、川に流しに行く凛。こんなこと、昔は少なからずあったのかも。辛い。
お米を盗んだのは凛?父親を庇ったと観たが。罪を被って殴られて、、、山に逃げ込む凛。山には不思議な山男が居たが、村での生活よりも楽しい様子。なのに探し出されて連れ戻され、生贄に。もう気の毒としか言いようがない。火炙りなんて、魔女狩りじゃあるまいし。村の人たちもこんな習慣やめようとは誰も言い出さない。自分の娘じゃなかったらそれでいいのか?でも人柱とかは実際にあったようだし、怖い時代だ。
それにしても山田杏奈、こういう役が似合うね。嫌な父親役がピッタリな永瀬正敏になんといっても森山未來の山男、独特な雰囲気がなんともピッタリ。
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