「ボウイはボウイのままで」デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム 1999_worldさんの映画レビュー(感想・評価)
ボウイはボウイのままで
ボウイを知ったのは、雑誌での女装姿。その美しさに惚れ込んだ。
だから宇宙から舞い降りた王子様も後から知ったもの。独特の世界観がはボウイの魅力の一つであり、逆にいえば、ただそこだけを追いかけて来たのだろう。
今回の作品は、人間ボウイが強調されていたような感じ。 観たことのない映像も多く、ボウイの一番美しい時を多いのも嬉しかった。
曲を作り歌うことだけではなく、ステージそのものが作品で、メッセージ性がかなりの濃さであったんだと今更ながらに感じた。
我々は、その時その時、こんなに自分と向かい合い、人生を語っているだろうか。「地に足がつかなかったら、そこがあなたの飛び立てる場所」とか、心を動かされる言葉がたくさんあった。覚えきれないのがなんとも悔しい。あの言葉を聞くためにもう一回観てもいいくらい。
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