Pearl パールのレビュー・感想・評価
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Pearl見ると怖さが増すX
Xの前日譚。殺人鬼パールおばさんはどうやって誕生したのか!
新婚なのに夫が出征、なのになぜ実家の農場で両親と暮らしてるのかというと、夫がぼんぼんなのに農場に婿入りしてるんですね。Xではハワード爺さん、パールに一目惚れしたからと言ってました。
前半はあひるを池のワニの餌にするくらいでそこまで残虐な性格には見えないパール。とはいえ、殺すことにはためらいも何もなさそうなところは垣間見えます。
体が不自由で口もきけない車椅子の父、ドイツ語でいつも怒ってる母。映画スターを夢見て飼ってる家畜の前で踊るパール。
夫の妹(同い年くらい)からダンサーのオーディションの話を聞いて俄然盛り上がるパール。
後半は、キレて殺す。イケイケどんどん。気に入らなきゃやっちまえ。殺人で困るのは死体の処理らしいけど、池には大食らいのワニがいるし!
一線越えちゃったパールの元に愛する夫が帰還。しかし彼が見たものは、死体の義両親が腐った料理を囲む食卓。一生懸命笑う愛妻パール。この生活が、Xまであと50年以上続いたんですね、と思い至るとぞわーっときます。
3作目はマキシンのカルトのパパをやっつけろな話になる…?ならないだろうなあ
ミッツィー役のエマ・ジェンキンス・プーロとケイトリン・デヴァー(ブックスマート卒業前夜の)似てない?
1950年代頃の昔の映画に寄せたタイトルバックのデザインで、1918年ごろの第一次世界大戦中が舞台でした。まだみていない(見逃した)映画 X(エックス)の前日譚。
先に観ちゃいました。
ミア・ゴス 顔芸すごいです。
案山子に乗っかってました。
てっきりお嬢さん役かと思ってたら、なんとミセスなのでした。
親切で風来坊のイケメン映写技師さんかわいそうでした。
昔のアダルト映画は本物?
ワニのなまえはゼオでしたっけ?
ミッツィー役のエマ・ジェンキンス・プーロはケイトリン・デヴァー(ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー)だと思って最後まで見ていました。
ちょっと目がキャメロン・ディアスっぽいオデコちゃんで、ブロンドヘアー。
ホラー映画にでる新人さんをいちいち覚えてられませんけど、これからもちょくちょく見るようになるかもね。
心に闇をかかえ、衝動を全然抑えないパールは妬み嫉みの塊で、気持ちがいいほど気持ち悪かったです。
私の後ろには高校生の女子四人組がわさわさしながら、ポップコーンポリポリしながら観始めたのですが、最後シーンとなって、大人しくお帰りになったのが、ちょっと愉快でした。
ガンガン人殺すアメリ
夢見る夢子のパールが夢を見てるだけなら可愛いのに承認欲求モンスターな上に殺す快感を覚えてしまってもうほんまにタチが悪いとしか言いようがない。
作品として記憶に残りやすいとは思ったけど、面白いかというと微妙であらゆる映画の女性を切り取ってきてツギハギしたような本当に俳優さんの演技が素晴らしいとしかいえない。
本作だけでなく、女の殺人鬼を描く時にヒステリーに感情的に描く描写が多いなと思う。
女性の虎視眈々系殺人鬼はよ
シリアルキラー老婆の若く激しい生き様と前作から見た原点
ついに前作Xの続編、時系列的には過去のお話ですが、パールおばあちゃんの若き物語。パールおばあちゃんの10代若かりし時はXの住居と変わらず田舎の家で、母親は現実主義の保守的、父親は病でほぼ動けなく恋人は戦争へ出向き、日々はつらつとしていない日々。そんなパールの楽しみは買い物ついでに映画館で映画を観ること。そこでダンスをする映像に心動かされ、いつしかダンサーとしての人生を夢見る。将来の彼がいながらも、映画館の映写技師と関係を結び、友人から共にダンサーオーディションの誘いを受け、パールの辛い両親の田舎生活から脱出し、ヨーロッパに行く一世一代の夢へのチャレンジが始まる。
パールは元から少しモラルがずれており、とても衝動的。なので殺人を犯すのも基本躊躇なく、成功している自分である姿しか認められない。パールにとって人生の障害になりうるものであればそれは排除対象、なぜなら自分の人生は成功している状態でなければならないのだから。
終盤10分ぐらい友人に今までの過ちを告白するシーン。画角はパールのみを捉えておりかなりの長台詞、見入ってしまいました。ラスト戦争から恋人が帰るも食卓に死んだ父、母を椅子座らせ、パールが笑顔でで迎える。その後エンドロールになりますが、なんとパールの笑顔映像がバック。人間あそこまで笑顔だとやっぱり恐怖ですね。
今年ホラー映画ベスト10には入ると思います。
2022年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️✨
いやぁ、なかなか震えるストーリーでした!
と言うか…これ、…
ここ十数年来の、どころか歴代ホラー作品の中でも、間違いなくベストの1つと言っても良いぐらいのホラー名作でしょう!笑
『悪魔のいけにえ』にかなりインスパイアされているとはいえ、正に『悪魔のいけにえ』を初めて観た時のような"狂気"を、スクリーンを通して感じることが出来ました…大袈裟でなく笑
*殺人がいくつか繰り返されますが、ラストの斧を持って追っかける場面の、なんと名場面なことよ!この監督のセンス最高です!
*ミア・ゴスの演技が素晴らしかった…個人的にはアカデミー賞もんでしたね!笑
*今回は本編終了後に、三部作最終作の予告編がありませんでしたが、映画パンフレットにタイトルだけ記載されていますね。
*次作がもう楽しみ過ぎ!ですわ…笑
【”オズの魔法使、血塗れヴァージョン。”常人の殻を破って、狂気に侵されて行くサイコキラーのヒロイン。エンドロールでのミア・ゴスの笑いから引き攣った泣き笑いに変化していく表情は忘れ難き作品。】
ー 舞台は1918年のアメリカの農場。ミュージカル映画を見たパール(ミア・ゴス)は毎日の鬱屈とした気持ちを紛らわせていた。-
◆感想
・パールも怖いが、パールの厳格なドイツ系の母のパールに対する態度が怖い。父は全身麻痺だし・・。パール一家自体がおかしいのである。
・オープニングロールは、完全にミュージカル映画調である。
ー そして、映画を愛する彼女は映写技師と恋に落ちるが、家まで送ってくれた技師を刺し殺す。”私の苦しみを味わわせてやる!”サイコキラーと常人が入れ替わり出現する多重人格者であろう。楽しそうに映写技師を沼に沈める。-
・パールはその前、鵞鳥を串刺しにし、池に住むワニに楽しそうに餌として与えている。
序でに、口うるさい母とオーディションの事で争い、母は火だるまに。父も序でに窒息死させる。
・パールは念願のオーディションに不合格。義理の妹、ミッツィーは隠していたが合格していた・・。
ー その後、彼女が第一次世界大戦に出征している夫の妹ミッツィーにパールが超長廻し台詞で喋っている時に、彼女が小さな生き物から殺していた事が分かる。
因みに、この長台詞のシーンのミア・ゴスの演技は鳥肌モノである。-
・そして、パールは逃げるミッツィーを斧で追いかけ頭を叩き割って殺害。
ー だから、サイコキラーになっているパールに背を向けては駄目だって!で、又楽しそうに沼にバラバラにしたミッツィーを投げ込む-
■一番怖かった所
・戦場から無事戻って来た夫が、家の中で見たモノ。それは焼けただれ腐乱した母と、父が腐った蛆が這いまわる豚の丸焼きが乗ったテーブルに向かって座って居る姿である。
そして、現れたパールの満面の笑顔から、エンドロールが流れる中、引き攣った泣き笑いになる表情の変化が物凄く怖いし、ここもミア・ゴスの演技炸裂シーンである。
<今作は、ミア・ゴスの演技の凄さ、気持ち悪さ、怖さに引き込まれる作品である。
いやあ、日曜日の朝から凄いの観ちゃったなあ・・。全然、腹が減りません・・。>
ヒステリックなメンヘラ女
ミア・ゴスの顔芸がお見事👏
しかし、そこまで🤣
個人的には「X エックス」はそこそこに←
好きだっただけに、その前日譚となる本作は
とても楽しみにしていた分
全然怖くないホラー映画になっていて
致命的です😫
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🔻 🔻 ここからネタバレあり🔻 🔻
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夢見る少女が如何にしてシリアルキラーへと
変貌したかが本作のキーポイント🗝𓈒 𓏸
厳格な母親から抑圧され続けたからか?と
思わせといて
実のところ、母親はパールの中の邪悪な衝動を
見抜いていてそれを抑えていた。
なんなら母親関係なく初めからサイコパス💦
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女優になりたい。
有名になりたい。
みんなから愛されたい。
承認欲求の化け物。
自分の思うようにならないと
ぶちギレて大暴れの大発狂
ただのメンヘラ女子🤣
あ、でも「X」を見返すと
パールとマキシーンの
承認欲求の強さは同じだし
パールはマキシーンに自分を重ねてたね🤔
三部作「MaXXXine」
XXXは本格的なポルノ映画を
指すレベルらしいので
マキシーンはあの事件後も
ポルノ業界で花咲かせるのか🤔
んなわけないか💦
そのまんまヴィンテージ
ビジュアルだけじゃなくて映画のシナリオやスピード感もヴィンテージで個人的には好き。
家の壁紙や家具、衣装もおしゃれで色々楽しませて貰った。
でも、カカシの上に乗って〇〇〇するシーンは絶対いらないだろ?私の中ではこういう無駄な女性のエロシーンがあるとかなり映画の評価が下がる。
毒親に育てられたパールがシリアルキラーへと変貌を遂げて行くスピード感に迷いが無くて好きだしパールちゃん推せるんだけど、私はやっぱり最後ミッツィと付き合ってミッツィと一緒にハワードをやっつけるハッピーエンドが良かったな〜。
パールちゃん幸せになってよ〜😣
これはコメディ?!
思ったほどのゴア描写は少なかったかわりに、笑っちゃいそうなシーンが結構ありました。ミアの、あまりに捨て身の演技で圧倒されました。
音楽が非常に仰々しく、1918年風な曲で、また色彩も鮮やかな所が前作とは全く異なる作風でした。
お母さんは厳しいけど、間違ったことは言ってなかったし1番哀れに感じました。いくら虐げられても、人生思い通りにいかなくとも、殺したらまずいと思いますけど、。それとXに繋げるならもっと性欲過多に描かないと、と思いました。で、なんで腐った豚を食卓にもっていくかな?単にグロさ、狂気を見せるため?
にしてもオーディション後、泣いていて上げた顔や、ラストの悲喜交々の表情笑っていいのか複雑な気分になりました。正に怪演、すごい女優さんです!
エンドロールスマイル
「X」の前日譚にあたる作品で、前作のファイナルガールのマキシーンと、農場の婆さんパールの両役を演じたミア・ゴスが若かりしパールを演じています。予告では「X」よりもキャッチーな雰囲気がありましたが、今作はその期待を裏切ることなく楽しくヤベー作品に仕上がっていました。
パールという純真無垢なシリアルキラーが誕生したのが、母親からの圧、夢を遮られた苦しみやもがきが最終的に殺しを引き出してしまったというのがなんとも皮肉です。現実を見ろという親も正しいですし、夢を追いかけようと直走るパールも正しいです。間違いは無いけれど、互いを間違いだと認識してしまったが最後…という悲劇的にも取れるシーンのはずなんですが、パールが軽快に動き回るので、少しだけハッピーな絵面になるのが不思議なところです。
殺しの一歩目としてアヒルをぶっ刺すという中々に残虐な事をしでかしたのは、シリアルキラーの兆候としてよく例に挙げられるので再現してるなーと思いました。
パールの夢はダンサーで、実家の牧場の動物たちを目の前に披露しているのは夢見る少女な感じがしていてとても良かったです。街へ買い物に出かけた際に立ち寄った映画館で観たダンサーの映画に心を奪われ、パンフレットを持ってウキウキな気分のパールはとても可愛らしかったです。映画のフィルムを貰ってこれまたウキウキなのもとても良かったです。
パールがダンスで巡業するためにオーディションで踊った自前のダンス、とても朗らかな雰囲気に楽しげな振り付け、表情を見ると必死さがこれでもかと伝わってくるのも良かったです。
1人で踊っているのに、兵士のバックダンサーの幻覚と戦争の光景を背景に踊り狂うという目に焼きつきまくるベストタンスでした。
スプラッターのシーンはそこまで多くなく、死ぬだろうなという人物も最小限なので、予想の範疇で殺されていきます。草掻きレーキで突き刺したり、事故とは言え体に着火させたり、斧で背中をぶっ刺したのちに体をバラバラにしてクロコダイルのお食事提供したりと、少ないながらしっかりインパクトに残っていて良かったです。
「X」よりかは改善されてたんですが、物語のテンポがそこまで良くないのがこの2作で表面に出てきたかなと思います。
スプラッターが開幕するのかと思いきや、それが未遂で終わるのはしょうがないとして、ひたすらに愚痴を言いまくるシーンはとっても長くてもういいよという気持ちが強くなってしまいました。お気持ち表明の時間に監督やミア・ゴス含め伝えたかったことを全部詰め込んだ気がしますが、どうにもグダグダしててここはかなりのマイナス点になってしまいました。
今作の最高の見せ場というか、鳥肌ゾクゾクシーンはエンドロールでのパールの表情筋限界まで引きつった笑顔を長尺で演じたミア・ゴスの目から涙が飛び出すくらいの顔芸です。もうここが最高すぎて、テンポの悪さが一気に吹き飛んでいきました。今まで観た映画のエンドロールの中でも衝撃度はピカイチのものでした。この表情を保ち続けたミア・ゴスにはもう頭が上がりません。
次回作「MaXXXine」でシリーズは最後を迎えてしまいますが、ホラーアイコンとして強烈なインパクトを残しているので勿体な気もしますが、どのように物語を締めるのか、その面でも次回作が今から非常に楽しみです。
鑑賞日 7/7
鑑賞時間 13:50〜15:45
座席 G-3
後からじんわり何かを感じる
初日に鑑賞
前半は抑圧された狂気がまだあまり解放されていないので、ちょっと冗長気味。後半、ゴアシーンとなるのだが、被害者は4人で、決定的なとどめのシーンは見せてはいない。殺人という狂気性より、亡くなった両親とウジノワイタブタの食卓の異常性の方が怖かった。
動くことも話すことも出来ない父。そんな姿になった父だけには献身的なパール。パールの行為に対し、何かを訴えている父の眼差し。
前作「X エックス」の前日譚であるが、今作で戦争から帰還した夫は、この狂気の場面を目撃していても60年も共に生活したわけで、夫のその精神状態が知りたい。
「X エックス」の老婆パールは、寛容な若者の性に対して、自身は抑圧されていた為、敵視していたのだと思っていたが、今作ではそこまでの描写はなかった。自分の解釈違いか?
エンドクレジットになっても、ずっと映され続けるパール。もう直視出来ない。
帰りに誰ひとり声を出さず無言で劇場を後にする。観客が少なかった事とは関係ないと思う。
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