Pearl パールのレビュー・感想・評価
全119件中、101~119件目を表示
予告編に期待しすぎたかも。
映画館の本編が始まる前の作品紹介で、予告編を見て気になったんで公開初日に見てきた。
しかし、予告編ではすごく面白そうに感じ期待してただけに、いざ本編を見たところ拍子抜けしてしまった。
ホラーだけど全く怖くないし、R15だけどそれを忘れるくらい過激な描写は特に何もないままストーリーは進んで行き、終盤あたりで思い出したかのように申し訳ない程度にライトなグロ描写があり、ストーリー全体としても何を訴えたいのかというのが分からないまま単調にラストを迎える。
見終わったあとポカン状態だった。
まぁ、ただ主演の女優は可愛いと感じた。ただ、それだけだったかも。
とんでもない100分間
「X エックス」の続編、その前日譚の本作。
前作とは作風をガラッと変えてきて、まるで別な作品のよう。
カントリーな色味にクラシックなクレジットの入れ方など、まるで昔のTV映画のよう。「メリーポピンズ」なども感じさせました。
そして兎に角ミアゴスが凄いに尽きます。
スターを夢見る少女から、怪物に変化する様が実に見応えがある。
ミア自身が脚本にもタッチしているように、その力の入れようが分かります。
特に夫へと向けた独白。あの長回しはとんでもない場を作り出していました。
そこからエンドロールのあの笑顔、正に怪演と言えるでしょう。
物語自体も前作とリンクする所が多く、次作も楽しみでありません。
とんでもない100分間でした。
ミアなゴスちゃんの顔演技炸裂!!!!!
ゴスちゃんは アカデミー主演女優賞ノミネートされる可能性かなりあると思います!!!(結局見事にノミネートすらされてなくて逆にビックリ!更にビックリなのが身長177センチ🗼)
ただ映画秘宝の人とかはアカデミー賞にノミネートは絶対されるくらい演技が凄かったけどアカデミー会員のジジババどもはホラー映画を下にみてる傾向あるからノミネートされない可能性あるって言ってましたがあれをノミネートしなかったら👹そういう事だと思うしかないですね!
それくらい微妙な感情の変化を顔で表現出来ていてバリエーションが多すぎて凄いぞこれってなってしまいました、というか字幕や音声なくても内容が分かるくらいでサイレント作品を見てる感覚でした。
中盤以降は相当カオスで狂った展開で飽きずに楽しめましたし母親が娘を束縛して厳しくしつけしてるように見せて実は育った環境のせいでおかしくなってる訳では無くて元々サイコパス気質で危険だという事を分かっていて外に出さないように守っていた訳ですよね、あと旦那が早く帰って来てたところで元々パールはサイコパス気質だからあの惨劇が回避されてたとしても普通の生活では無かった可能性が高いと思われます。
それと自分はあまり女優で極端に可愛いってそんなに思わないほうなんですがパール役のミアゴスはとにかく可愛い!可愛い!可愛い!それしかいいようが無いくらい可愛いんですよこれが!
全く関係ない話をしますがそもそもミアでゴスって 一発で名前覚えてしまうパンチの効いた名前がまずナイスだとおもいませんか🥹
更に言うとミアゴスどこかで見たような顔だなあ?誰だっけ?って考えてたら瞬間瞬間で若い頃の土屋アンナに似てるのね!
結局顔演技の凄さと可愛さでずっと魅了されているうちに映画が終わっていた!って感じでしたよ。
最後の笑顔のまま泣く長回しのラスト(5分くらいあるでしょ!しかももっと早く帰ってきて欲しかったとか今までの事とか色々考えてるのがわかるようになっててこれも凄いし そもそもこの時旦那はずーっとフリーズしながら向かい合ってる訳でしょ!それとパーフェクトデイズと全く同じラストってオイ🥹)中々強烈でした!しかし制作にも携わってこんな作品で自分の武器をフルに出せるゴスちゃんマジ凄いです!!!!
でこれを見るとXをまた観たくなるんですねー
最後に来年Xの続編になる3作目が公開予定でケビンベーコンなども出演するみたいでめちゃくちゃ楽しみです
前作を観ていなくても問題なし?
トークショー付先行上映前夜祭イベントにて観賞。
今作は3部作の2作目となる。前作の『X』は未観賞のため、今イベントの上映順の『パール』→『X』の時系列順で初観賞。
両作品を一気に観た感想としては、前作を観ていなくても特に問題ないように感じた。むしろ過去が分かった上で『X』を観たほうがしっくりくるなとさえ感じた。
夢見がちで世間知らずな少女パール。誰よりも欲望に忠実な彼女だがドイツ系移民(?)ということで抑圧された生活を強いられていた。そんな彼女の元に夢に見たダンサーのオーディションの知らせが届く…
このオーディションを引き金にして彼女の狂気は暴走していく。彼女が潜在的にもっていた狂気。お母様はさぞ苦労されたことでしょう…
そして何よりこの狂気を演じきったミア•ゴスの迫真の演技!世間では顔芸と言われているようですが、引きつった笑顔と流れる涙はこの作品のまさに象徴!
次回作の『マキシーン』が楽しみになるできでした。
今作は前作よりもカラフルでポップ。エロは控えめでスプラッターシーンはB級感があるので全体的には一般向けになったのかなぁとは感じだが、ラストシーンで若干吐きそうになったので苦手な人は注意!!
完全なるミア・ゴス・ショー怪幕…!!
Pardon?
…もう行かなくちゃ。印象的な壁紙やビビッドな世界観よりも強烈に記憶に刻まれる彼女から、その場をあとにできない!逃れられない主演ミア・ゴスの忘れがたき怪演・熱演、監督タイ・ウェストの演出、そして2人による共同脚本。主演の放つ熱量を決して損なわないで、またショッキング描写を際立たせる随所の長回しなど効果的。幸福な組み合わせと化学反応、共作・共犯関係。おかげで、大まかなあらすじや展開それ自体には大きな驚きもなく、ある程度予想した通りなのだけど、正直思っていたより楽しめたかも。メインタイトルが出るカット笑った!
"I'm a star!!" 彼女の夢は農場を出て、映画スターになること。厳格で抑圧的な母親と、第一次世界大戦に出征している夫側の金持ち家族。無垢といっても彼女にも性欲がある。前作『X』でもあったように。今回もポルノというものへの言及・描写があったから、やはり本シリーズとそれは切っても切れない根幹の部分になっているのだろう。
持ってるものを大切にしなくちゃ…。新型コロナウイルスをどうしても重ねてしまうスペイン風邪によるパンデミック、名もなき市井の人たちに"未知なる要素"Xファクターを求めるオーディション番組のようなもの、と今日とも重なる時事性。また、落ちたときにはウジ虫も落ちる。新スーパーマン俳優もやられる。いや、逆に一度死ぬことで、復活・生き返ることで救世主になるキリスト教的精神とも。そんな余談はさておき衝撃のラストカットまで退屈しなかった。最後、なんちゅう最恐の"笑顔"!!!!
↑↑↑↑↑↑↑
例えばNetflixオリジナル映画『フィアー・ストリート』3部作よろしく、時を遡る入れ子構造的作りで、タイ・ウェストがどのような物語を作品単位で描き、あるいはシリーズ通して世界を紡ぐのか、一映画ファンとして素直に気になるところ。
"A24初の3部作"という触れ込みに、謎めいてスタイリッシュなタイトル(ポルノのことではあるが)とポスタービジュアルから、恐らく映画ファンの間では高い期待値を持って迎えられた前作『X』。そういう自分もまたその一人だった。蓋を開けてみれば、当初期待していたような観客を誰彼構わず引きつけるキラーチューン的ポップさはなかったけど、名作『悪魔のいけにえ』などを彷彿とさせるプロット --- アメリカの田舎には物騒な家族がいて怖いあるある(?)というお約束のやつ --- を、マナーに則りながらも単なる真似でなく、一本の作品としては勿論しっかりと種をまく導入部としてもやり切ってくれたので好感を持てた。印象的な選曲も手伝って監督の確固とした語り口に魅了されもした。
そんな前作『X』で共演しているジェナ・オルテガと並び、新時代のホラークイーンなミア・ゴスの顔が印象的な予告編から楽しみにしていた続編『パール』!新生ホラーアイコン登場なるか?『X』本編終わりの予告パートを見たときから「これは見るしかない!」と決めていた。若さに取り憑かれた老婆の若い頃、夢見る少女に何があったのか?しかもここに来て、マーティン・スコセッシ御大の絶賛コメントも。
是非、『X エックス』とセットで。
今回も前情報入れずに映画館へ。
本作観始めて「何か、見覚えあるような気がするけど…」と思いつつも思い出せず、帰宅してレビュー書こうと本作の解説を読めば何と『X エックス』の前日譚?あれ、『X エックス』観た気がするけどどんなんだっけ?とAmazon Prime Videoで観直しながらレビューを書いています。
実は『X エックス』は割と最近観ていてまあまあな評価をしているのにも関わらず、やはり配信で観ると集中力がないせいか記憶力も薄い。。。だからこそ、こういう作品こそ劇場で観ないとダメなんだな、と実感しましたね。
正直、楽しい映画ではありません。なんだか「変な雰囲気」で始まる本作は、観進めていくうちに「不穏」から誤魔化しきれない「不安」、そして最早隠すことをしなくなってからは転がるように悪夢が展開します。
いかにも何か起こりそうな雰囲気をこれ見よがしな劇伴で強烈に不安を煽り、パール(ミア・ゴス)のスイッチが入った瞬間のヤバ味が切れ味鋭すぎてクセになります。そして、その内容の凄惨さを超える「最高に恐ろしいシーン」は何と言っても、エンドクレジットの後ろで「引き攣った笑顔のパール」。これが実に凄まじく、それを観ながらふと「あの顔を洗面台の前でマネする自分」を想像して震えました(笑)。
それにしても『X エックス』はやはり良く出来てると思わせてくれるこの前日譚、順番は前後しても構わないので、両方観るとより深くその味わいを感じられます。逆に言えば、本作『Pearl パール』だけではちょっと作品の良さが伝わり切らないかな。そういった意味で『X エックス』を忘れてしまっていた私の正直な感想は星3つですが、セットで評価すれば3.5だと思います。でも、だから見逃せないA24。
ここで生きていくという決意
事が起こる前の助走が長すぎて途中で退屈に感じてしまったのと、浮気相手に対して態度の変化が唐突過ぎてついていけなかった。
戦後間もないアメリカの田舎って人が2、3人居なくなっても全然バレないくらい干渉がなく密度も低いのかな?
それともワニが全て証拠隠滅してくれた?
終盤パールの本音を独白するシーンは1ショット長回しで大変見応えがあり、プロデューサーも兼ねているミア・ゴスの一番見てもらいたかったところのようで、目の前で聞いている義理の妹が感じる恐怖(早くこの名を去りたい気持ちが激溢れ)が観ている側にもジワジワと伝わり、まるで死刑宣告されているような激ヤバなシーン。
ラストで瞬きせず無理に笑顔を作るシーンは逆に怖さと悲しさを狙っているのはわかるが、自分には絶妙に引かれていると思われるラインをゆうに超えてしまい、早々に笑ってしまった。
3作目どうしようかなー。
『X エックス』前日譚
シリーズとしての構想は崇高なのかもしれないが、1本の映画としては今一つ
前作の「X エックス」は、はっきり言ってつまらなかった。
そんな前作でも、本作を観れば、何か新しい発見があるかもしれないと期待したが、結局、1970年代を舞台にして「悪魔の沼」的なスプラッターを作り、1918年を舞台にして「オズの魔法使い」風のスプラッターを作りたかったということか?
時代に合わせて異なる作風で作った映画を、ひと続きのストーリーとして語るという制作手法は、確かに斬新ではあるのだろうが、それでも、一本一本の映画が面白くなければ、そうしたアイデアも活きてこない。
やはり、気になるのはテンポの悪さで、閉塞的な日常と抑圧的な母親に主人公かブチ切れるまでが、まずモタつく。
彼女がサイコパスなのは分かるのだが、それにしても、母親があんな事になっている家の中にわざわざ彼氏を誘い込み、その上、逆ギレして襲いかかるという支離滅裂さには呆れてしまう。
はたまた、ようやく連続殺人の阿鼻叫喚が始まるのかと思いきや、脳天気にオーディションを受けたり、義理の妹に自分の恵まれない境遇を延々と愚痴ったりと、なかなか畳み掛けるような展開にならないことにもフラストレーションがたまる。
何よりも、「恐怖」を微塵も感じることができないのは、ホラーとして致命的だろう。
シリーズとしての志は高いものの、中身がそれに追いついていないのは、残念としか言いようがない。
最後の表情で心をえぐられる
パールの心情と映像のシンクロが絶妙。
顔がとにかく怖い
脳裏に焼きついて離れない『THE END』をぜひ劇場で。
A24制作×タイ・ウエスト監督×ミア・ゴス主演によるホラー映画3部作の第2作目であり、前作『X エックス』の前日譚という位置付け。
前作『X エックス』にて主役マキシーンを演じたミア・ゴスが、特殊メイクに身を包み一人二役で演じた殺人老婆パール。
老婆を演じた役者は公開まで隠されていたため(むしろそこにサプライズがあると私は思いもしなかった)、特殊メイク肌ならではの“違和感”や、若者特有のしっかりとした骨格、いや、むしろエンドクレジットを見るまで気が付かずに驚かされた方も多いだろう。
----------
本作では、精神的に追い詰められた若き日のパールが殺戮魔に化すまでの経緯や背景を、まるで『オズの魔法使い』や『メリー・ポピンズ』のような極彩色なタッチで描く。
----------
『X エックス』と『Pearl パール』はホラーという同じ骨格を持ちながら、全く異なった肉付けをされたシリーズ。予告編を観るだけでは、そのポスターやビジュアルからは両作に強い結び付きがあるかさえわからない。
舞台となる牧場と民家、小道具、随所に挟まれる小ネタ、そして前日譚ならではのテクニックで魅せる“伏線回収”。
タイ・ウエスト&ミア・ゴスという2人の天才が生み出た両作は、完全なる地続きなのだ。
あまりに異なる作風に、もしかしたら『X エックス』のファンには『Pearl パール』が刺さらないかもしれないし、その逆もありえる。
そう、これが何よりも堪らない。
前作『X エックス』は1970年代を謳歌するストリッパー、マキシーンの物語。
今作『Pearl パール』は1910年代に縛られた牧場の娘、パールの物語。
それぞれの主人公が抱える事情と時代背景に合わせて築き上げた、二つの世界観を持つ、演出も脚本も音楽も全く異なる映画を「シリーズ」として成立させるウェスト監督の手腕に惚れ込んでしまう方も多いはず。
----------
試写のトークショーで不吉霊二さんが仰った通り、時代が違えば彼女たちが夢を追い求める手段が無数にあり、仮に今この時代に生きていればTikTokや YouTubeで自分の未来を自らの意志で掴むことができただろう。
パールとマキシーンは常に対として描かれる。
そして、彼女たちが壊れゆく姿を銀幕を隔てた楽しむ私たちも、決して他人事ではない。
----------
本作最大の功績は、前作『X エックス』にて築き上げたタイ・ウェスト監督とミア・ゴスによる信頼関係によって成り立った凄まじい「アドリブ」、そしてミア・ゴスの脚本家としてのデビューともなった2人の「共同脚本」だろう。
『X エックス』は“あくまで男性視点から語られるスラッシャーホラー映画”だったが、『Pearl パール』では明らかにミア・ゴスにより書かれたと思われるセリフや描写が多数存在する。
現在はパートナーであるシャイア・ラブーフとの間に授かった一児の母としての面も持つが、若手時代は過激なヌードシーンも演じきる事で役を掴み、のし上がった個性派俳優ミア・ゴス。
パールが抱える複雑な家庭の事情や1918年という時代ならではの閉塞感やジレンマが一気に噴き出すクライマックス、そして脳裏に焼きついて離れない『THE END』をぜひ劇場で。
最強ヒロイン降臨!
顔演技スゴすぎなスプラッター版『オズの魔法使』
前作(というか本作の後日譚)『X エックス』でポルノ映画スタッフ達を惨殺していった老婆パールが、なぜシリアルキラーと化したかが描かれる。
スタンダップコメディアンを目指す『ジョーカー』のアーサーのように、映画スターを夢見る若きパールだが、理想と妄想と現実の狭間で常軌を逸していき、ついには憎悪の塊となっていく。後年、映画スタッフを殺す動機が、なりたい者になれなかった者の嫉妬が根本にあった事が伺える。『ジョーカー』に影響を与えた『キング・オブ・コメディ』のマーティン・スコセッシが賛辞を贈ったというのも納得。
ストーリーやザラついたフィルム画質などからも『悪魔のいけにえ』、『悪魔の沼』オマージュの前作に対し、本作は『オズの魔法使』。鮮やかな色彩に豪華なオーケストラ劇伴、そして何よりも抑圧された生活から脱却したいというパールはドロシーとダブる。案山子が出てくるあたりもご愛嬌。まぁその扱い方はとんでもないが…
とにかくミア・ゴスの演技、特に“顔演技”が圧巻。長回しで映される表情だけで銭が取れる。次作『MaXXXine』で完結との事だが、新たなホラーアイコンにもなりそうなパールをこのまま終わらすのはちょっと惜しい気が。どうせならジェイソンや貞子のようにどんどんシリーズ化してもいいんじゃ。
全119件中、101~119件目を表示