銀河鉄道の父のレビュー・感想・評価
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宮沢賢治って
賢治はこの人が父だから宮沢賢治になった
手のかかる子ほど可愛いと言うけど、本当に賢治が手がかかる!!
いくつになってもドリーマーで人のために生きたいと思ってて超絶良い人だけど頼りない。
対してお父さんはこの時代にはかなり珍しいタイプだろうなと思うけど、現代にも通じる理想のパパ。子どもたちを深ーく深く愛していて、信じてサポートする。何が凄いってそれを妻にやらせるのではなく、自分自身で動いてやること!
自分で世話して自分で叱って自分で確認してくれる。とても素敵だ。かっこいい。こんなかっこいいお父さん、久々にみたよ。(映画の中でも)
泣く予定はなかったのに、ハンドタオル握りしめて泣き続けてしまった。(波は何度もきた。まんまと何度も泣くハメに。)
私はとても正直にいうと賢治があまり好きではなくて、その理由が良い人すぎることと、暗いことだったのだけど、なぜそのようになったかがこの映画でよくわかったわ。
でもお父さんの愛情がものすごく深いから、子ども達はとても良い子たちに育ってて、やはり愛情は子どものその後に大きく影響するなと思ってみた。賢治も妹も人のために生きたいというのがすごい。お父さんの教えがちゃんと心で育ってた。
娘にもみせたい。
宮沢家はいい家族ですね
久し振りの映画館🎦
とてちてけんじゃ
予告の段階では割と期待していたんだけど、なかなか良作を出せない成島出監督とKino Filmの組み合わせだったからか、なんとも微妙な仕上がり。役所広司と菅田将暉以外に面白味がない。セットも雰囲気もすごくいいのに、なんだろうこの消化不良な感じは。
主人公である宮沢賢治の父も、宮沢賢治本人も、そしてその周りの人物も、全然描けていない。俳優の演技でウルっと来るが、感情移入は出来ないし、演出もいまいち。iPhoneで撮ったかのようなカメラワークにはあ然。せっかくこんだけ素晴らしい美術が用意できているのに。何度もウトウトとしてしまいました。
かなり駆け足で、宮沢賢治の半生を指でなぞった程度のストーリー展開。教科書レベルの内容しか描かれておらず、この映画を見て新たに得たことは特段無かった。音楽もすっごく安っぽいし、主題歌のいきものがかりなんて以ての外。作品の色に合っていないもいいところ。
間違いなく、役所広司と菅田将暉の演技力は素晴らしかったし、おかげで心も温まってグッとくる場面もあった。美しい描写もあり、実在の小説家を描いた物語であるからか、小説の中の世界のようであった。が、脚本があまりにお粗末。原作は直木賞を受賞しているようだから、もっと面白いはずなのに。とても勿体ない。
面白くないわけでは全然無いのだが、勿体ないという気持ちで胸いっぱいであるため、少し厳しいかもしれないがこの評価で。別の監督が撮り、別の脚本になったらどんな映画になるんだろうか。ドラマ化して別パターンも見たいな。
親バカ子バカ
2023年映画館鑑賞27作品目
5月21日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
原作未読
監督は『ラブファイト』『八日目の蟬』『聯合艦隊司令長官 山本五十六』『草原の椅子』『ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判』『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』『いのちの停車場』の成島出
脚本は『かぐや姫の物語』『メアリと魔女の花』『恋は雨上がりのように』『この道』『フォルトゥナの瞳』の坂口理子
宮沢賢治の一生を父政次郎視点で描いた伝記モノ
ほぼノンフィクションなため話はしっかりとしてるが逆になかなか自由はきかないジャンル
なんでもそうだが特にこういう実在の人物をクローズアップして映画にする場合好みが分かれる
戦国時代とか幕末なら大衆受けするが
蜷川実花監督が太宰治の映画を撮ったが制約があるため彼女らしくないなと感じることもあった
でも北原白秋の映画はわりと面白かったが
退屈に感じ眠くなる人もいるだろうしあるいは感動し鼻を啜る人もいるだろう
多少ジーンときたかもしれないが僕はあまり感動しなかった
号泣なんてしなかった
残念な人だと自分でも思うが仕方がない
世界中が感動しても自分は感動できるタイプではなかった
役所広司の大きな声と菅田将暉の演技力と意外とうまかった森七菜など俳優陣の芝居が生命線の作品だった
星の数は2.5か3で迷ったが3にした
海外の文学者を並べたてる賢治と父の言い争いの場面が面白かった
賢治が宗教にハマり「だいじょうぶだあー」系の太鼓を叩きながら何度もお経を唱える狂気な一面は知らなかった
トシが祖父に「綺麗に死ね」と言い放つ場面にドキッとした
ラストシーンはほっこりしたが父も亡くなったのかな
ロケ地は花巻ではなく岩手ですらなく岐阜県恵那市
当時の花巻の街並みが現在の花巻には残っておらず逆に恵那にそれに似た風景が残っていたのかもしれない
地元の人には申し訳ないが自分は恵那という地名を初めて知った
それゆえに恵那の知名度アップに繋がることで地元の人にとって有意義な作品といえる
舞台が当時の花巻だからこそ味のあるオール方言
ロケ場所が岐阜という事実を知るとそのやりとりは多少滑稽だけど
花巻ではないが岩手と宮城の境目あたりで長年生活してる者としては方言に抵抗感はなかった
関西人がいちいち東日本の人間に敵意を剥き出しするような感情は全く湧かなかった
僕にはそんな無駄なプライドはない
「ありがとがんした」
あとエンドロールは作品内容にあまりにもあっていなかった
かつてB'zがTVドラマ『beautiful life』に提供した最初の曲がボツになっているくらいだから『銀河鉄道の父』制作スタッフもいきものかがりにダメ出ししても良かったのではないか
多少ムッとするかもしれないが激怒はしないと思うよ大人だしビジネスだし吉岡聖恵ちゃん
「ありがとがんSTAR」
配役
宮沢賢治の父の宮沢政次郎に役所広司
宮沢賢治に菅田将暉
宮沢賢治の妹の宮沢トシに森七菜
宮沢賢治の弟の宮沢清六に豊田裕
医者に益岡徹
宮沢賢治の母の宮沢イチに坂井真紀
宮沢賢治の弟の宮沢喜助に田中喜助
そのほかに
池谷のぶえ
水澤紳吾
感涙です。
シニア向け御涙頂戴映画で泣いて何が悪い
いい話。感動する話。だけど…。
綺麗に死ね!
もうひとつの宮沢賢治物語
今までとは描き方が違い父親の目線なので賢治パートは途切れ途切れで原作もかなりカットされています。あと自然な明かりを重視しているのか基本昼間でも暗く見えてしまいます。演技力は皆さん凄くて泣かされました。エンディングは賛否両論ありますが僕は良かったです。敢えて言うならラストは満天の星空がみたかったのとエンディング映像を工夫してほしかったくらいです。
ラストは好き。
こういう作品として見るのであればいいのかもしれない
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