「シニア向け御涙頂戴映画で泣いて何が悪い」銀河鉄道の父 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
シニア向け御涙頂戴映画で泣いて何が悪い
まぁ大体、こんなもんだろうとは思ってましたよ。予想通りの昭和の「泣けるでしょ?」のゴリ押し作品ですよ。良くも悪くもキノです。
ところがです。
役者さんが、すげーーー!
森七菜の臨終の演技に引き込まれ。無音の長回しですよ。森七菜の息づかいと表情だけです。コリャすげーわ。
坂井真紀なんざ、「ワタシは母親だから」のたった一台詞の破壊神ですよ。コレだけで泣かすって凄くないですか?
手にした宮沢賢治全集のページを巡る表情で語るのは、「宮沢賢治の一番の読者」であった事の誇り・喜びや、我が子を二人も見送らなければならなかった事への哀しさだったり。役所広司さん、流石です。
良かった。
フツーに。
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