劇場公開日 2023年5月5日

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「なるほど、父親目線のストーリーだからか。」銀河鉄道の父 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0なるほど、父親目線のストーリーだからか。

2023年5月6日
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予告編を観て、タイトルに父がついているので、宮沢賢治が作家として頑張るのを父親が反対したり応援したり、色々揉める話かなと想像しながら着席。
岩手県花巻市で質屋を営む宮沢家に生まれた長男にお爺ちゃんが賢治と名付ける。それから始まる父親の政次郎と賢治の関係。あっという間に中学生卒業!?しかもそんな成績で?親としては家業を継いで欲しいよね、長男だし。でも嫌がる賢治はまったくちがう夢を語る。こりゃ長い対立になるなと思ってたら、そうでもない。娘トシの言葉に説得され賢治を農業高校に進学させる。なのに辞めちゃう。そして宗教家になろうとする?本当、ワガママというか自由奔放な人生だ。そして妹の言葉からやっと作家になる事にする賢治。やりたい事をこんなにバンバン変更する息子を応援し続ける父親。賢治がどうやって生活してるか一切分からなかったので、金持ちの父親が援助し続けていたと想像。いい意味で本当に親バカだ。少し物足りなかったのが、賢治にプロの作家感が全然ないのに突然自分の本を持ってきたり、本屋さんで売られていた事。あ、父親目線だからか!と納得。
とにかく役所広司さん、なりたての父親から爺さんになるまで、見事な演技、流石です。菅田君もヘンテコな奴、しっかりはまってたよ。
そこそこ楽しめました。

涼介