「父の偉大さ、愛の深さ、そして宮沢家」銀河鉄道の父 よっしぃさんの映画レビュー(感想・評価)
父の偉大さ、愛の深さ、そして宮沢家
宮沢賢治・・・名前は知っているが、詳しい生い立ちは知らず。
それを、父親目線から描いた本作。
質屋の長男、後継ぎとして生まれ、期待されるも、
童話書いたり、人口宝石の製造や、日蓮宗への傾倒、と
何がしたいのか目的も見つけられず、右往左往、自暴自棄な日々。
そんな賢治を引き戻したのが、妹トシ、そして家族。
代表作のタイトルやフレーズがところどこに散りばめられ、
「雨ニモマケズ」や「銀河鉄道の夜」のところでは涙うるうるでした。
父親政次郎を演じた役所広司、演技がすごすぎ、うますぎ。
親ばか、甘すぎ、ともとれるが、とにかく賢治をはじめ、家族への愛の深さ、
受け止める度量、器の大きさを存分に描いていた。
そして、賢治役の菅田将暉もすばらしかった。
親との衝突、いろいろな悩み、葛藤の表現。
意外と言ったら叱られそうだが、妹トシ役の森七菜の度胸のよさ、
芯の強い女性を見事に演じており、よかった。
娘二人がこの春社会人となった私も父として、どうだったのか、
また、80歳になった私の父は元気にしているのか、と
ふと思い浮かべてしまった。
家族とはこうありたいものだ。
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