「認知症を“自ら”周囲に SOSをだして、皆に共有してもらう 大切さを知りました。」オレンジ・ランプ YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
認知症を“自ら”周囲に SOSをだして、皆に共有してもらう 大切さを知りました。
2年前に他界した実父も、最後の4年間は認知症でした。
認知症になると、本人自身も、"自分の頭の中"と闘っているので、
怒りっぽくなり、周囲に怒りをぶつけ、そして"誰かに逢いに"出かけて行ってしまいます。
劇中には捻くれた(ひねくれた)人が登場せず、
家族も友人も、みんな心温まる人々の中で、主人公が力いっぱいに生きていく姿を観ていると、
僕は亡き父に、こんなに優しく接すことができたのだろうか?
映画を観ていて、何度も涙がこぼれてきました。
認知症とは日頃の食生活の中で、血液が鈍化して、脳内血液が詰まり、脳内ニューロンが壊死して起こるものだと思うが
僕も いつかは 痴呆に成るのかな? 。
痴呆にならない為にも、周囲に手間をかけさせない為にも、血液をサラサラにしていく努力をしていかないといけない と心に誓いました。
それでも認知症に成ったら、本作主人公の様に 現状を周囲に告白し、みんなに自分の状態を共有してもらう事の大切さを学びました。
本作を観て、何かを感じたら、映画が進行していく中で、目線が「怪物(2023 是枝裕和監督)」のように変化する事で、痴呆が理解できるようになる、
アンソニー・ホプキンスさん演じる「ファーザー」を観ることを勧めます。
コメントする