ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実のレビュー・感想・評価
全4件を表示
そうなんだ!リバプール
イギリスとアイルランドの歴史を、ジョンの生い立ちとともに知る映画。
ジョンの知られざる残念な一面も浮き彫りにしながら、ビートルズが結成されるまでの物語。
スターは、生まれながらにしてスターなのかも?
ジョンの幼少期からデビューまで、教科書!
ビートルズ好きで基本の歴史が
分かっている事が基本ですが、
非常に良くまとまって分かり易い
と思います。
幼少期の友人達が語る知られざる
普段のエピソードを通して、
レノンの皮肉屋でジョーク好きだが
常に瞳に哀しみを湛えている理由が
納得いきます。
ラジオ放送全盛期、リバプール出身の
コメディアン達に、愛読書?ウィリアムシリーズ
(ズッコケ3人組とろくでなしブルースを
混ぜた感じか?)に不思議の国のアリスと
ストロベリーフィールズの秘密の城、
賢すぎて悪ふざけの過ぎるガキ大将で
ありながら、気難し屋のコメディアン体質。
漫画の才能に、自作の新聞に謎の詩作、
スキッフルにリトルリチャード、プレスリー
クオリーメンからポールとの出会い。
それと並行して、幼少期の父の不在、
オーストラリア行き、叔父叔母の愛情、
陽気な母の恋愛体質、不倫、周りの目、
叔父の早過ぎる死、そして母の事故死、
尊敬し好きだった友人、スチュアートの死、
そして女性への暴力歴。
陰陽を平等に取り扱う姿勢に
非常に好感を持てました。
同様に他のメンバーの幼少期からデビュー
そしてビートルズからソロに至るまで
同様の製作陣で作ってほしいものです。
40年代〜60年代までの
誰もが知ってる流行歌のチョイスも
ナイスでした。
「マザー」「ジュリア」「ヘルプ」の歌詞は
レノンにとっては本当にリアルだったんだな
と感じとれました。
しかし、ビートルズ映画なのに、
なぜかコメントが少な過ぎるのが謎です。
(??)という訳で久々に
コメント入れました。
見る人によって、いろいろ感じ方が
変わる製作方針になっているので、
もっといろいろな方の感想が見たいですね。
^ ^
幼年期の影響
最後のまとめで語られるように、幼年期に育った環境によってその後の人生が決定づけられる、という筋書きになっていた。昔のリバプールというのも、「人種の坩堝」と呼ばれるほどの移民社会だったために、世界的な音楽性を培い、当時の児童福祉法の改正が影響を与えるような複雑な家庭事情もまた深く関係しているという。いきなりビートルズの結成ではなく、助走段階の様子もよくわかった。
全4件を表示