ウィッシュのレビュー・感想・評価
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国王いい奴じゃん…国民がわがまま過ぎて国王がキレてぶっ壊れただけ(閲覧注意で…すみません)
先ず始めに、歌は最高に良かった!!
歌は全て素晴らしい!
あと、多くの方も言ってますが本編前のショートムービーがグッとくる!
自分はキツネのロビンフットのお話が大好きでビデオテープが傷むくらい何度も何度も見た。彼らが出てきた時には最高にテンションが上がった!
【※ここから↓はかなり否定的内容です。この作品が好きな方は不快になるかもしれないので見ないで下さいm(_ _)m】
そして本編。
いや…国王が不憫過ぎるでしょ。
過去に家族や仲間を盗賊に殺された酷い過去があって、そんな苦しみを人々に味あわせない為に世界中の魔術を独学で研究し魔法を編み出した。
そしてその力を多くの人の役に立てようと王様の理解者である奥様と共に王国を作った…。
最強の努力の人やんけ(・・;)
『他人を巻き込みそうな願い・内容は素晴らしいが将来王国にとって悪か善かどちらに転ぶか分からない願い』を出る杭として早いうちに打つというのがこの国王の平和の維持の仕方だった。
確かに極端だがこの国はそれで平和が保ててるんだな。
王様が繊細な風呂の火加減を調節して、国民がいい湯に浸かってる状態。
そんな中、平和ボケした国民が国王の努力を知ってか知らずかいっちゃもん付ける…
国王:「何だよこいつら人の作った国で安穏と暮らしといて、礼や敬意を払うどころか文句ばっか言ってきやがって」
で、王様ブチ切れて怒り狂う、更にわがままな国民の事を恨みだす。
そりゃそうなるわ!
なんなんこの国民。
主人公もあまりに情緒不安定過ぎ。若さによる勢いだけで突っ走り過ぎる。
最後に皆んなが「願い」で王様倒すって事は、願いを預けてもその後また新しい願いを持つ事はできるって事でしょ。
この国で願いを叶えるの無理なら他の国に行けばいいじゃん。
冒頭に外からこの国に来てた人達だっていたし基本的に誰でも出入り自由な国なんでしょ。
国民は努力せず願いを人任せにし過ぎ。
頭の中で願ってばっかりで行動しな過ぎ。
少なくともこの国王は理想を叶えるために過去に相当な努力してる。
いくらファンタジーとは言え、この王様を「邪悪」とするのには理解できない。
それにこの国民と主人公の思想行動は危険だと思う。
まあ、兎に角ディズニー創立100年はおめでとうございます!
スター可愛い! 思ったより歌多め!
まずスターが可愛いのと、歌が良き!
みんな本当に声がいいね!歌ってるのを聞いてテンション上がってくる!まぁ、予想以上に歌うところ多いな、、、とかは思ったけどそこまでは気にならない。
ストーリーも、真実を知った主人公が仲間と協力し巨悪に立ち向かうのは熱い!ただ、敵が強すぎるのと味方(主人公含め)あまり強くないのが難点。負けて当然。ディズニーらしく、悪がしっかり悪でオチもよく、力技な気もするけれどハッピーに終わったので自分としては満足!
期待しすぎた感はあったけれど、普通に良かったし面白かった!
最後王から呪いを取り除く展開ならまだ良かった
18歳です。
18年間生きてきた中で最も不快でつまらない映画でした。不愉快すぎてレビューで不満を綴ろうと思っています。不快になるかもしれないのでこの映画が良かったと思う人は見ない方がいいです。共感してくれる人いたらコメント下さい。
私は映画で泣かないことがないぐらいすぐ涙目になる方ですが、ストーリーに1ミリも泣けませんでしたし感動しませんでした。(初めの国の案内の歌については、リズムが良くて感動しました)
☆1にした理由は、本編前のディズニー100周年ムービーに感動したからです。ミッキーがそろそろ行かないと、と言ってたところで泣きそうになりました。本編だけなら☆0でした。
いきなりネタバレに入りますが、まず王は自身が大切なものを失ったことで同じことが起きないように国を作り、困った人々を差別することなく歓迎し、主人公が邪魔をするまでは圧政を敷くこともなく平和に国を統治してました。願いの内容をみて、自分が守ってきた国の平和を乱す可能性のあるものを叶えないことの何が悪いのか。
主人公は王はみんなの願いを叶えようとしない!叶える気がないなら返せ!と言ってたが、平和の為に選んだだけだし、今まで平和に暮らせていたのならば現在維持でいいやん、別にその願いを危険に晒すことは無いし。王も願いを一生守ると言ってたやん。とツッコミを入れたくなった。
たしかに祖父の願いは明らかに危ないものではないし、祖父はいい人だ!と言う気持ちは分かる。しかし、面接に来たばっかで知り合いでもない主人公の、家族贔屓している発言を素直に信じるわけが無い。王の言うとおり、会ってすぐ祖父の願いを叶えてくれない?と言うところにも厚かましさを感じる。
あと願いのことをペラペラと家族や友だちに話すのもどうかと思う。自分勝手に祖父の願いは叶わないと伝えて怒られて泣いて…
王妃も、呪いの本に支配されてしまった王を助けることなくあの人は変わってしまったとは何だと思う。国民も王妃も今までしてきた王の功績を考慮せずやっつけるぞ!!はあまりにも酷すぎる。
王が暴走→呪いから王を救え→救う→王が改心→願いを返す→みんなハッピー
の展開ならニコニコしたまま映画館を出れました。
ウィッシュ届かず
今度こそ、と期待していたのですが、面白くなかったです。キャラクター達の背景や心情やテーマである「願い」も曖昧で、感情移入が全くできませんでした。主人公ですらキャラが薄く、応援する気持ちが湧いてきません。
王がなぜ人々から願いを奪うに至ったのか?冒頭に焼けこげたタペストリーの説明がほんのちょっとあっただけ、どんなに願ってもかなわない辛さを味わうくらいなら、初めから願わない方が楽に生きられる、という考えに至ったのだろうと推測しましたが、王の生い立ちと、その考えに至った不幸をもっとしっかり描けば、立ち向かう主人公の気持ちにもっと共感して応援できると思います。王様は単純バカなガストンみたいな悪役ではないのに、あの結末でよかったの?良い人だった頃の王と寄り添ってきた慈悲深い王妃の願いを、王様の立ち直りと繋げれば、もっとハッピーエンドになるのに。
ディズニー映画としてはかなりガッカリでした。
ディズニー100周年にふさわしい物語
100周年を記念して作られた短編、『ワンス・アポン・ア・スタジオ』額縁からディズニーアニメキャラが出てきて集まっていく様子が、ずっとワクワクさせてくれる、最高!キャラごとの個性を殺すことなく魅せて行くのはさすがディズニー。
『ウィッシュ』本編、100周年記念映画くらいしか情報もなく見たけど、最高の映画だった!スター(星のキャラ)めちゃめちゃ可愛かった(*´꒳`*)♡
王様の暴走に屈することなく、アーシャが唄い、親友や王女が唄って、王国民全員で歌うところ、涙が出た😢
物語や伝えたいことはシンプルだけど、複雑にしなくて正解。
100周年にふさわしい物語だった。
なんかモヤモヤが残ってしまったな。。
100周年ということで、冒頭に全部のキャラが出てくるショートフィルムがあります
ディズニーファンならテンションがあがってワクワクするんだけど、字幕で見に来たのに何故かここは吹替。
ちょっとがっかり、そして吹替なのに字幕もあります。まあ、聴覚障害の方がいる場合の配慮でしょうか?自分はオリジナルの声が好きなので吹替じゃ無い方が良かったなぁ
さて本編ですが、願いを叶える為国民から願いを国王が預かって年に何回か選ばれた願いを叶えていくという仕組みがあり、国民からも慕われてた王様なんですが、何故か人々の願いを叶えるのを内容を見て決めているという話から、人々の願いの力を取り込んで魔女化みたいな感じでダークサイドに落ちちゃうんですが、最後星の力を借りてみんなの願いを返していくという事になります。
自分の力で夢を叶えていくことが幸せなんだよって事なのだと思うんですが。
ピノキオの頃は「星に願いを」かけて叶えてもらうって感じだったんだと思うんですが、今は自分で叶えていこうっていう時代の流れなのかなぁ
それ自体はよいですけれども
一瞬の迷いというか民の願いを取り込んでしまった国王の扱いが酷い。。。彼に改心のタイミングを与えて欲しかったです。今まで色々頑張って国を治めて発展させてきたのに、この扱いはひどく無いか?
何かあんな急に気の迷いとか慢心をしたからって奥さんとも愛し合ってる風だったのにあんなに完全否定するってのはモヤモヤした
勧善懲悪だとは思うが、この人そんな悪?!ってところで、経営者というか支配者に対する庶民みたいな不要なバイアスがかかってるんじゃ無いかなって感じを覚えてモヤモヤしてしまい、ディズニー作品を見た後のハッピーな感じにならなかったのが残念でした。
100周年記念作品だというにはもう少しいい脚本なかったんだろうか。。。と
ヒロインのビジュアルが気にはなるが芯の強さがあってよい。王妃の人柄もとても良い。
こんなことを言っては元も子もないが、やはりアリエルの時といい、ヒロインがドレッドヘアーの黒人なのでなんだかビジュアルが単純に好きではない。
今までのディズニーヒロインのような品のある美しさ、麗しさが全くない。
(アップの顔がちょっと可愛くないなぁ…)(シャンプーが大変そうだ)などといった余計な思考が邪魔をして肝心のストーリーがなかなか頭に入ってこない。
アーシャの見た目はさておき、決してブレない芯をもって強さがある部分はちょっと今までのディズニーのヒロインよりも目立っていて、現代といった感じでよかった。
特に王妃が最初から最後まで良識ある人格で、善悪の分別が分かっていて本来は悪者の味方しそうな立ち位置なのに、主人公側に立って反抗しているところが非常に良かった。
やはり頼れるのは“女性“である。
あととにかくスターが可愛い。カービィのキャラにいそうだ。
カービィというかUSJのスペースファンタジーザライドのサンフェアリーか?
マグニフィコ王はやたらイケメンだとか自画自賛していたり市民からも言われてたが、見るからに初老のおじさんがなんでイケメン設定?今までのディズニー作のイケメン王子様たちに謝ってほしい。これもなんか年齢などとらわれずといったポリコレが関係してるのか?あほらしい。
スターは願いを叶えてくれるのではなく、願いを叶える手助けをしてくれる、ところが受動的ではなく能動的に行動しろ、ということだな。
勇気づけてくれそうなので売店でスターのシールと可愛いキーホルダーを買いました。自分ももっと勇気を持って願いを叶えるために頑張ろうと思う。
ストーリーは子どもだけでなく、大人に向けても背中を押してくれる内容で単純すぎる部分はあったがまぁまぁよかった。
しかしなんといってもヒロインのビジュアルがお姫様のようにもっと可愛かったら、、と思ってしまうのは自分だけだろうか。
ディズニーよ、100周年記念だかなんだか知らんが、もうこれ以上ポリコレ配慮するのはやめてくれ。
てかそんなにポリコレ意識したいのならなぜアジア系(むしろ日本人にしてくれ)の主人公の映画がなかなかないのだ??
LGBTでもビーガンでも環境活動家でもなんでも行き過ぎると逆に中途半端で矛盾が発生していることに気づいてほしい。
ディズニー100周年に相応しくない駄作
正直ディズニー映画で一番がっかりだったかもしれない。
ストーリーとしては単純で、『私に願いを預ければそれを叶えよう』と言って国民の願いを吸い上げ、それを自らの力に変えることで魔力を増幅させる魔法使いの王様。
そして、王様に国民の願いを叶えるつもりがないことを知り、国民の願いを王様から取り戻すべく勇敢に戦いを挑む主人公。そんな勧善懲悪の物語。
『人にとって願いは大切なもの』『願いは自分で叶えるもの』そんなメッセージは確かに伝わる。ディズニー100周年に『星に願いを』をやりたかった意図も理解はできる。
しかし、いかんせんストーリーがあまりに単純でチープ。アメリカでコケたと聞くし、これを100周年に持ってきて大丈夫?と心配になるレベル。
映像も綺麗ではあるが、100周年のわりに特筆すべきものはなかった。3Dで鑑賞すればまた違う印象になるのだろうが、自分は2Dで観て面白かったら3Dで観るつもりだったので、それも立ち消えになった。
あと主人公の顔がそばかすだらけで、ドレッドヘアの有色人種ってポリコレなのか、ルッキズムなのか知らないけど、なんか極端だなって思う。主人公を白人の美女にするのは政治的に間違いなの?それはそれでおかしな話では?
また今回は字幕版を鑑賞したのだが、映画館のロビーで流れていた吹替版予告編の生田さんの歌声が本当に素晴らしく、何度も聞いてるうちに好きになってしまい、吹替版で鑑賞すればよかったと後悔している。
なにげに本編ではなく、本編前に上映された短編の『Once upon a studio』のほうがディズニーらしくて楽しめた。
若者よ!目覚めよ!
久々の王道のディズニー映画でした。CGすごい!特にオープニングのアンリ・ルソー感がとんでもなかった!
島の人もっと早く気づけよとか王妃もっと早く島の人のこと考えろとかそんな王妃に任せていいのかとかいろいろツッコミどころあるけど早く生田絵梨花さんの吹き替え版を観たいです。
ということで備忘録としての追加です。
(3.5から4にしましたスターだけに)
これってディズニーがこの世界を良い方向にシフトしたいと考えた末に、100周年という節目の年に放った作品なんじゃないかって。実は"WISH(願え)"ではなく"WAKE(目覚めよ)”っていうのがテーマなんじゃないかって。
夢をマグニフィコ王に預ける▶︎反抗心を削がれる
パンとサーカスでこの世界を愚民化してる悪い人たちがいるよ、でも何かおかしいと思ったり声を上げようとすると「陰謀論者」として世の中から弾かれるよ。
「日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。そういう特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるか知ってる? 今のままずーっと愚かでいてくれればいいの」って阿久津真矢先生も言ってたしね。
若者よ洗脳がバキバキに効いてしまった大人の意見など聞かずに革命を起こせ!大人の言うこと、権力者の言うことは全て嘘だ!革命を起こせ!世界は狂っちまってるぞ!君たちが革命を起こせ!っていうディズニーからの熱いメッセージを若者たちが受け取って行動に移してくれるといいね。
とはいえスター▶︎地球外生命体くらいのインパクトがないと革命は起こらないのかもしれないというアイロニーなのかもしれないけど。
でも諦めることは…ない!
ディズニー0
ディズニー創立100周年とのことだが、とくに何の思い入れもないというのが正直なところ。
他の方々のおっしゃるように、ストーリーやキャラクターに多少難ありだし、ここ最近目立つポリコレ感も確かに感じるのだが(主人公のドレッド、つい最近リトルマーメイドでやったよね?)、スターが可愛いのは間違いないし、何より、100周年のこのタイミングで「星に願いを」をやりたかった気持ちは十分理解した。
シンデレラ城にかかる虹等、この作品はこれまでの100年から次の100年に繋ぐ意味だけじゃなくて、ベタではあるが、ディズニーアニメがうまれるまえの物語、ディズニーZEROという意味合いでもあると見ると、妙に腑に落ちた。
とはいえ、エンドロールに別作品のキャラクターが次々にスクロールされるのは個人的にはやりすぎかなと思う。本作ウィッシュのキャラクターに制作陣は愛着ないのかと思ってしまう。
願い、夢は自分で叶えるもの、というテーマは、今の自分の状況にフィットして良かった。
年明けの初詣は、願いを叶えてください、ではなくて、頑張るので見守って、という、原点にかえって神様にお祈りしようと改めて思った。
追記
本編前のショートムービー、100周年記念ということでこれまでのキャラクターが総出で豪華であった。手書きアニメの時代のキャラクターとCGアニメになってからのキャラクターが混じっているのはなかなか面白かった(ただ最近、CGアニメばかりで、純粋ディズニーなのか、ピクサーなのかイルミネーションなのかキャラクター見てもわからなくなってる…ベイマックスとかシュガーラッシュってなんだかイルミネーションのキャラっぽくないかな?)
あと、何でミッキーってあんなに声が高いの?誰か教えてください。
字幕版を見に行ったのに何故かこれだけ吹き替え。
上戸彩さんや松たか子さんらも一言だけなのにアフレコに参加したのかと思うと頭が下がる。
一方で、アナにも一言セリフがあり、胸が締め付けられる思いがした(アナ雪3やるんだって?2でエルサの生き方固まったしもうそっとしてあげてほしいなあ)。とても残念です。合掌。
100周年記念作品 これが現状の実力
字幕版で鑑賞
序盤 凄く早口で話が進み、キャラクターや世界観が十分つかめないまま1曲目が始まった。
王様は後半にはヴィランへと変貌したが、前半 民衆は特に抑圧されている様に思えなかったし、禁断の書を一度は止めた。人は誰しも善と悪の部分を持っている。アーシャが王様の持っていた悪を増幅させてしまったと思った。また、民衆が王に願いを託すのは良いが他力に頼るなとも、さらにはアーシャは王様への要求を拒否された為の逆恨みとも。
アーシャが星に願いをし実体化する。でも待って!このフォルム。日本のアニメやゆるキャラに出てきそう。アメリカでは日本のゆるキャラには否定的らしい。子供っぽい、子供向けと思われているから。ディズニーアニメは確かに子供も対象だが、全世代に鑑賞が堪えられる作品だった(過去形)はず。なら このキャラクターはあまり適切ではない。
私が勝手に思い違いをして低評価をしても、「あんたが悪い」で終わるが、実際はアメリカでは「腐ったトマト」。観客評価は まだマシだが客入りは悪い。理由は人それぞれだが、100周年記念作品としては残念な作品だった。
クレジットでは往年のキャラクター出演と"When You Wish upon a Star"(星に願いを)で無理やり100周年記念作品として終わりました。
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本編上映前の短編は、本編を字幕で観るのに何故か吹替版。しかも字幕付き。字幕版を観るのは字幕を見たいからじゃない。原語で観たいから。こんなうま鹿な担当者がいるのなら、これからは字幕版を「原語版日本語字幕付き」と書いてくれ。
ほとんどが2Dセルアニメの中、アナ雪の3DCGの異様さは際立っていた。
絵本童話として見ましょう
子供たちと一緒に鑑賞。
つゆ払いの短編「ワンス・アポン・ア・スタジオ」はオールスター同窓会そのものでトキメキ感たっぷり。キャラクター名を脳内で追いかけてるだけで大忙しで、ドタバタ進行はミッキーを始めとするクラシックディズニーのそれなので、楽しく進むに決まってる感じだ。ひと言ずつだけどセリフがちゃんとあるのも嬉しく、何気なくアナも喋ってたのも(吹替版を鑑賞)ちょっぴり(泣)でも良かった。
開始10分でディズニーリゾートに来た錯覚に。これがディズニーの魔法だなっ!
ワクワクして開幕の本編「ウィッシュ」は、結論から言うとまったく難しさのない、大人にささるメッセージもそれほどない、100年のあいだ世界中の子供たちと歩んできたディズニーの、101年目の子供たちに贈り、これからも歩み続ける絵本のような一作だった。
子供たちの感想は「よかった!」「泣いたー(ん?どこ?)」というものでなかなかの高得点。私自身はところどころ寝落ちもありつつ、、の評点であった。
メインテーマである「星に願いを」は、人間の子供になりたいピノキオの夢であり希望の象徴。ラスト「フェアリーゴッドマザーにでもなったら?」というセリフ『えっ!?アーシャはフェアリーゴッドマザーの若い頃?シンデレラ前日譚??』とか。もしかしたらコレ「魔法の鏡」になるの??とか。ディズニーランドの隠れミッキーを探して見つけた時のあの気持ちが思い起こされた。
現代映画のストーリーとしては、あまり捻られたものではない事は確かだが、ディズニー童話は本来は子供たちのために、あるものだろう。言葉が通じなくても伝わるものでなければならない。とりあえず、これで良いのだ、と思った。
ちなみに悪い王様はクリス・ペプラー氏に見えて仕方なかったが、なぜイケメン??誰がモデルなんだろうか。福山雅治の歌声も甘すぎて笑。悪人になりそうもない感をブーストさせたのかなぁ
100周年
記念作品なのかな。
そのせいか、メッセージ性を強く意識し過ぎて、ディズニー映画で感じるワクワクやドキドキが全く感じられなかった。
感動要素も薄め。
これまでの作品でもなんだか微妙かも、と思っても最終的には満足感を得られるものが多かった。
今回は正直それが無いんだよなぁ。
映像と音楽は素晴らしい。同時上映も周年を感じられるもの。それに対して本編が薄く感じてしまう…
歌は凄く好きなんだけどねぇ。
なんかこう、冒険物が見たいなぁ…
同時上映が良くも悪くも強すぎ、あとキャラに感情移入できない
■総評
満足度:★2〜3
★2がウィッシュだけの評価。
残り★1点の加算は、たった10分足らずの同時上映のワンスアポンアスタジオによるものである。
高評価の人は、ウィッシュの評価にワンスアポンアスタジオを入れて混同している人が結構いる印象。
ただ、後述するオマージュなどにも関わるので、感想には入れつつも点数は分けて考えてみた。
総じて項目ごとに感想を述べると、脚本は良い部分も悪い部分もあり、絵作りは普通、声優、テーマ、曲は大満足という感じ。
ウィッシュ本編の感想の詳細に入る前に、前提が2つある。
前提①:自分の中でディズニーは特別なものである
自分はディズニーを子供の頃から触れてきており、ミッキーフレンズのアニメや、くまのプーさん、アラジンや美女と野獣の映画をみて育った世代。
プロポーズもディズニーランドでしているくらいなので、自分の中でディズニーは特別なものである。
そういった意味で、自分の鑑賞前の気持ちを客観視すると、主人公に感情移入をして夢を叶える過程をみて感動し、自分の夢を叶えさせてくれたディズニーの100周年を一緒に祝いたいという気持ちがあったように思う。
前提②:同時上映のワンスアポンアスタジオが強すぎる
また、もう一つ大事な要素が同時上映のワンスアポンアスタジオが良すぎるという点。
内容としては、今までのディズニー作品のキャラが集まり作品の垣根を超えて集合写真を撮るという、いわばそれだけの作品だが、これが文句のつけようのない出来栄えで同時上映でウィッシュの前に上映される。
自分はすでにディズニープラスで字幕版を見ていたが、吹き替えでみると昔の作品の思い出が蘇るせいで感動はひとしおで、ミッキーがウォルトを眺めるシーンで本編が始まる前にすでに泣いてた。
ディズニー作品に心を打たれたことがある人は、ウィッシュの評判に関わらず、ディズニープラスでも今回のウィッシュの同時上映で見るでもどっちでも良いから、ぜひ見てみてほしい。
前提が終わったところで、ウィッシュ本編の感想を述べていく。
多分よかった点については割と観た人の鑑賞は似通うと思うので、気になった点から書いていく。
■気になった点
①主人公アーシャに一切感情移入ができない
この作品の一番の気になった点は間違いなくここ。
まず、「願いを叶える」がテーマの作品なのに、アーシャの願いは他人のものである。
あらすじをみると、"少女アーシャの願いは、100歳になる祖父の願いが叶うこと"と書いてあり、本人の願いではない。
祖父の願いは「音楽で人の感情を動かしたい」という素朴で美しい願いで、どちらかといえばこちらに感情移入してしまって、もはや祖父が主人公で良かったのではと思う始末(ビジュアル的には微妙かもだけど)。
「他人の願いを叶えることが願い」と聞けば、一瞬聞こえが良いが、そこに対して自分自身の能力を高めるなどの努力をする過程がある訳ではなく、王様にゴマすりで祖父の願いを優先的に叶えてもらおうとするので、利己的に映ってしまう。
ラスト以外で、途中一回王様から願いを取り戻すことに成功するのだが、国民のためを思って憤っていた割には、祖父の願いだけを取り返してくるので、なんでみんなの願いは放置してきたんだと感じた。
また、スターが能力的に3回制限のないジーニーのようなものであるため、終始他力本願でなんか良い感じにスターが色んな問題を収めてしまう。
まぁ今までのディズニーもそうといえばそうかもしれないのだが、例えば妻が大好きなシンデレラとかだと、舞踏会に出たいという願いのために動物に手伝ってもらいながら自分でドレスを縫って、その後嫌がらせで破かれてしまうという、努力と挫折の跡がある。
そういった経緯があるからこそ、フェアリーゴッドマザーに願いを叶える手助けをしてもらったシーンに心を打たれるのだ。
アーシャには自分の印象ではそういった努力や挫折のシーンを見つけられず、自分の願いも希薄で、「なんか家族や国民が可哀想だからスターと一緒に国を救おう」みたいに感じてしまい、感情移入ができず応援したいと思えなかった。
個人的には、アーシャは"願いを叶える魔法をずっと練習をしてきた見習い魔法使い"とかにしてくれたら、もう少し応援ができたかもしれない。
②必要のないオマージュがノイズになる、重要な描写が希薄になる
・オープニングで本を開く演出→昔のディズニー作品の定番のオープニング
・道中ミュージカル→ディズニー歴代声優が演じてる
・主人公の友達7人→白雪姫の7人の小人
・王様が握り潰す願い→過去のディズニー作品のキャラの願い
代表的なものだけでも上記にある通り、ウィッシュはオマージュが豊富にある。
100周年作品なので、確かにこれくらいやってもいいのかなと思いつつ、でもここで前提としてあげた「ワンスアポンアスタジオが強すぎる」問題が出てきてしまう。
本物の過去作品の輝きを見せられたあとだと、作品内でオマージュ程度で触れられても、かえってチープに見える。
また中には、「オマージュする必要があったのか?」みたいな疑問に思うオマージュもあり、主人公の友達は白雪姫の7人の小人のオマージュだが、7人もいる割に他にも登場人物が多いせいで、マジで7人の友達の名前と印象が残らない。
てか、なんなら公式HPのキャラ紹介にも7人の紹介が何故か載っていない。
ちゃんと記憶しているのは足が悪い女の子ダリア、奪われた夢を取り戻すために裏切った18歳の青年くらいなもんである。そのほかは、ちょっと怒りん坊がいたかなくらいで、あとはほとんどモブと同じ。
これだったら友達はダリアだけでも物語が成立した気はしていて、その分で王様の過去の掘り下げや、アーシャの願いについてもっと描写が欲しかった。
また、王様が途中で国民の願いを握りつぶして自分の力にするシーンがあるが、過去作品のキャラの願いのオマージュなので、そこで妻が苦い表情をしていたのがちょっと辛かった。
観客にも痛みを与えて臨場感を与えるための演出かもしれないが、個人的にはそんな思いをするくらいなら無くてもよかったと思う。
あと、ものすごい細かい点だけど、孫のアーシャが18歳で、おじいちゃんがディズニー100周年記念になぞったのか100歳なんだけどやたら元気だし、その年齢差はなかなか非現実的なんじゃ…とか視聴中に気になって、ノイズになってしまった。
③原点回帰するならラブロマンスがあってもよかった
最後はかなり個人的な意見だが、ラブロマンスがあった方が感動はできただろうなと思う。
100周年という節目ということと、「願い」をテーマにしているあたり、ディズニーは原点回帰を意識していたように思う。
女の子の主人公の割には本作品ではラブロマンスが一切なかったので、そういった意味でも過去作品と比べて登場人物の感情を感じづらい。
コンセプトアートでは、スターの人間姿も描かれていて、ラストシーンで人間姿で登場して切ない別れを演出されたら、スター側の気持ちももっと感じることが出来たように思う。
マスコットはバレンティノもいるので、十分そんなストーリーも考えられたと思うのだが、多分なんかしらの理由で没になってしまったのだろう。残念。
■よかった点
①「願い」というテーマが良い
上でぐだぐだ不満を述べても最終的にある程度の満足感を得られたのは、「願い」というテーマが良かったからだと思う。
僕はディズニーは夢を見せてくれる場所、夢を叶える場所、と捉えているため、まさにぴったりのテーマだった。
ラストシーンで、願いを込めてテーマ曲を合唱するシーンは感動したし、かなり印象に残った。
自分も挫けたときに、テーマ曲を思い出しそうだなと思ったし、自分の今後の人生でも糧の一つになりそうなテーマにしてくれたのは素直に嬉しい。
②テーマ曲はマジで最高
曲はわりかし全般的に好みだったが、とにかくテーマ曲は良い。
今この文章を書きながらも、Apple Musicでヘビロテしているくらいである。
吹き替えで歌ってくれている生田さんは今回の作品で初めて知ったが、情感のこもった歌唱がお見事。
ただ、僕は映画は吹き替え版でみたが、歌詞は字幕版の方が作品の内容に適切だと感じたので、曲だけでも字幕版も観てみることを推奨する。
③生田さん、福山雅治さんの演技と歌がよかった
歌唱力も良かった生田さんだが、アーシャの演技も感情がこもっていたし、声質も一切違和感がなく良かった。
ヴィランの国王マグニフィコを演じた福山雅治さんは、ミュージカル調の歌唱について「めちゃくちゃ難しかったですね」とコメントしてたらしいが、そんなことは感じさせずマジで器用にこなしていた(てか根本声が良すぎる)。
山ちゃんはいつも良いので割愛。
全般的にクオリティが高く、吹き替えで見て良かったと思ったし、良いキャストを選んでくれてありがとうという感じ。
ただ、吹き替えと字幕だと歌詞が一部意味が変わる部分があるので、別途ディズニープラスで字幕版を見てみてもいいかなと思う。
■終わりに
まとめると、ディズニー100周年おめでとう、ワンスアポンアスタジオを作ってくれてありがとう。
でも、今後の作品では、キャラクターに感情移入ができて感動できる作品を求めるよという感じ。
来年は東京ディズニーシーのファンタジースプリングスを全力で楽しもうと思っているので、多分これからもディズニーとの縁は全然続いていくと思う。
ディズニーのCEOのボブアイガーも「今後は楽しませる作品を作る」と言ってくれていることなので「ほんまか?」とちょっと疑いながらも今後も一応楽しみにはしてます。
「100周年記念作品」としては満足!映画としては、物足りない。
まずは吹替版で鑑賞。もともとディズニーオタクなので、映画ファンと言うよりはディズニーファン寄りの感想です。
まとめると、「ディズニー映画ファンにはおすすめできるが、作品単体で見たときには今ひとつ」です!!以下、乱文ですが細かい感想です。
<良かったところ>
①歴代作品のオマージュが盛りだくさん!!
これでもか、というほど歴代ディズニー作品のオマージュがたくさん。特に初の長編作品である「白雪姫」のオマージュが多い気がしました。歴代作品へのリスペクトを感じますし、これまでの作品を愛してくれたファンに向けたサービスなんだろうなと思います。CG作品ですが、セル画っぽい描き方もよかったですね。
「まだ気づけていないオマージュがあるんじゃないか…」と何度でも見たくなります。
②「星に願うこと」と「夢を見る力」
ディズニー映画において、大切にされてきた「星に願うこと」と「夢を見る力」。この二つを物語の軸に置いたことが自体がまずよかったです。
これまでのディズニー作品における「願い」や「夢」、そしてその映画を通じてみんなが感じた「願い」や「夢」。それを持って、この作品は完成するんだろうなと感じました。
③100年をたどるEDと、ED後の「星に願いを」
正直なところ、映画本編よりEDとED後のほうが泣けました。ディズニーファンとしては、これだけでも見る価値あったなというレベルです。
④音楽
特に代表曲の「ウィッシュ~この願い~」とヴィランソング「無礼者たちへ」が好きでした。吹き替えのお二人(生田さんと福山さん)の歌唱も素晴らしく、特にマグニフィコ王役の福山さんの歌を聞くために、もう一度吹替見に行こうかと迷うくらいです。
<いまいちだったところ>
①感情描写や動機づけの弱さ
主人公含め、それぞれの登場人物の感情描写が物足りなかったです。行動の動機づけも弱く、「なんで突然その行動をとることに…」とこちらが置いてけぼりに。そのため、特に主人公側の各キャラクターに感情移入しづらく、キャラクターとして好きになりきれないところがありました。せっかくの記念作品だけに、もったいなかったなと。
②オマージュを重視しすぎた
「良かったところ」の感想と反してしまいますが、あまりにもオマージュすることを優先しているように感じました。「ストーリ」より先に「このオマージュをする」が来てしまっているような…。たとえば、アーシャの友人は「白雪姫」の7人の小人をモチーフにしてますが、人数が多すぎてキャラクターを表現しきれていなかったように感じます。そうなるとストーリー的には、「あんなに人数必要だったかな…」と思ってしまいました。
以上です!
ご都合主義的なラストは、むしろ「ディズニー映画あるある」といった感じで好きでした(細かいところは気にしない)。
アリアナ・デボーズの歌唱を聴くために、字幕版も後々見に行く予定です。
現代をいきる人へのおとぎ話
この手の話に私は弱いなと感じます笑
普通に感動してしまいました。
抽象度の高い設定で細かくキャラクターの背景は描きませんがその分自己を投影する余白を残していると感じました。現代社会をいきる人へのおとぎ話だなと思います。
アーシャの友達のサイモンは願いを捧げることで「面白くなくなった」とも「大人になった」とも評価されます。私たちもそうではないでしょうか?
叶わない夢を見ることを忘れて大人として現実を生きる。18歳という願いを捧げる年齢の設定も多くの人が夢に区切りをつける境界という気がします。このシーンあたりからこれは私たちの話なんだなとぐっと映画に引き込まれました。
ただ、ラストには少し注文をつけたいです。王を打倒し願いを市民が取り戻すわけですが、人々がみんなイキイキとしているのはちょっと楽天的すぎないでしょうか?
叶わない願いを思い出し、ギャップに押し潰されそうな人を是非描写してほしかった。その苦しみと向き合うことこそ人が願うことの本質であり、この物語で市民が取り戻した人生の本質だと私は思いますので。
とにかく良いお話でした!CMで歌が流れる度に心が熱くなります。久しぶりにまたみたいと思わせる映画体験でした!
この映画~ 煌めくことは~ ”ない”! 権力と自由の表現が主で記念作としては仇に。
とても美しい日本語の吹替歌!(生田絵梨花さん)
これに釣られて今日は「ウィッシュ」吹替版を鑑賞した。
ディズニ-100周年記念の作品として、今作公開となっているのだけども、
皆さんがおっしゃる通り、これはそれに相応しい映画とは残念ですが感じられなかったです。
やはり主として深い愛をテーマに描いて欲しかったかな。
権力や自由を主軸に取ってしまうのは アメリカ作品らしいのだけども
今の世界には受けない気がします。
魔法の世界観も 昨今では非常に多すぎて在り来たり感が大きいです。
見ていて感じたのは、この記念すべき作品をスタジオ内で製作議論された時 きっと各スタッフの思いれのある良い意見が色々と有ったと思うのですよ。それをプロデュ-サ-観点か、上の重役経営者視点によって事のまとめが揉めたのでは無いでしょうかね。
その時の事の流れをヒントに、今作の話展開ベースにしたような感じが見受けられるのは私だけでしょうか。
経営責任ある重役の権力と 夢を描く自由な発想のスタッフていう構図が伺えます。
それを少し感じた点がとても残念でならないです。
(惜しい点)
・”スタ-”と言う表現がそのまま スタ-(星のカービィじゃん)のままで 想像力が緩い。
・やはり祖父(サビーノ)への愛をもっと主として捉えた内容の方が良いと思う。
・全体的にキャラ世界全体の色合いが暗めな点。もっと明るくしてほしいかな。
・お惚けサブキャラがバレンティノ(ヤギ)だけな点が寂しい。
・各キャラクタになんか魅力が感じられ無い。(馴染めない)
・出来る事なら昔に戻って手書作画で、またはそれらしく手書き風な味わいある作品にして欲しかった。
・記念作なんだし、内容深めで上映時間はやはり120分程度ある尺に仕上げて欲しいかな。
(良かった点)
・ミュ-ジカルとしては良かったです。主人公役の歌声は良く頑張ったと思う。
・アーシャの祖父(100歳)が最後に弾くマンドリンの音色がとても素敵でしたわ。
良い雰囲気が出てたと感じます。
次は、110周年?記念作では
ディズニ-の魅力をふんだんに取り入れた内容ある作品にして頂きたいですね。
次作に期待しております。
気になる方は 劇場へ!
モーションが綺麗
まず映画の前のショートムービーが素晴らしかったです。本編に入る前に数々のディズニーキャラクター達が画から出て来て集合写真を取るのですがヒーローもヴィランも皆、等しく仲良く写真に映る姿と昔から愛されているキャラクター達の懐かしい姿に感動しました。
そのショートムービーでかなり期待値が上がっていたところに本編が始まったのですが、結論から言うと私はとても素晴らしかったと思います。3Dで今まで作成されていたキャラクターや背景を原点の手書き風に寄せたアレンジにしている事が昔から愛されているディズニー作品やファンに対する愛情の様なものを感じました。昔の様に手書きアニメを書くという事が今のスタジオで難しいと何かで見かけた事があったので、その環境の中でファンに対し求められているものを返そうというスタッフの心意気が伝わりました。イラスト風のフィルターと3Dが上手く混ざり合っていたのでそこまで違和感には思う事は無かったですし、細かい部分(小川の水が落ちる部分は3Dだけど川の波紋はイラストなど)まで作り込まれ魔法薬の煙の動きなど3Dになりすぎないように拘っていると分かりました。始まりが本を開く形で始まるのもくまのプーさんのようでドキドキとするスタートだったのが良かったです。スターに関しては、ミッキーの動きをモチーフにしているとテレビで言ったので表情や仕草など本当にミッキーがそこにいるように思えて、とても考えられていると思いました。
王が集めている願いの玉に映る人と王に主張する人が同じ、願いが山登りや空を飛ぶ等といったものは映画を見に来てる子供達にも分かりやすくするための配慮かと私は受け取りました。そのため子供でもキャラクターが一致しやすかったと思います。子供だけの夢かと思いきやそうでも無く、最後は共に同じ夢を志す仲間と実現に向けて行動するというシーンがあり王が叶う訳が無いと一笑した夢を掴み取るために動こうという、大人にも響くように意味が込められているのかと感じました。
ディズニーといえばミュージカル調の音楽だと思いますがこちらもとても良かったです。特に鶏が歌うシーンや全員で団結し歌うシーン等はパークのアトラクションに乗っているかの様な錯覚を覚える程、映画を見ているだけなのに楽しい気持ちになりました。キャラクターに関してもかなり練り上げていると感じました。ヴィラン役の王様に関し、白雪姫の女王様だったりマレフィセントだったりアースラだったり恐らくそれぞれが昔見たことがあるような悪役のキャラの要素が少しずつ混ざったようなモーションと性格でした。主人公に関しても、途中フェアリーゴットマザーの様な格好になっていたりしたのでディズニー作品が好きなファンの方達にも刺さる部分かなと思いました。
王様が願いを集めていたのは、願いを叶えてもらえるということで民衆の人徳を集めていたのではないかと解釈しました。強くなるために魔法を猛勉強したり元々は悪い人間ではないことが王妃に1度止められて思い留まるあたりから伝わります。民衆が王様に願いを叶えてもらう体で頼り切りの姿と、見返りを求める姿に苛立ちを感じて独裁者のようになってしまうのを見ると歌にもあるように人に頼り切り、任せきりになるのではなく自分で行動を起こし努力をして夢に近付くという事が大事なんだなと改めて考えさせられる作品でした。3Dも気になるので3Dも見に行こうと思います。
4コマ漫画のような陳腐な展開と悪を懲らしめたいだけの映画
誰も傷つかない、誰も冒険しない、誰も傷つけようとしない、昼下がりの教育テレビの物語を見ているようだった。悪政しているマグニフィコ王と闘うストーリーだがマグニフィコ王がそこまで悪さをしているようにも思えないほどの優しい物語。主人公が主観的な違和感からマグニフィコ王を標的にして懲らしめてるような物語にしか思えない。まるでヒトラーがユダヤ人を悪の標的にしているようにも感じた。
最後に王妃が君主になるが独裁者になる可能性も感じたし、主人公が唯一の魔法使いになったことによって第二のマグニフィコが生まれたことを感じとれる。歴史は繰り返され、「願い」とは裏腹に現実を突きつけられたかなように思えた。
ディズニー100周年とは思えないほどの駄作
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